前場コメント No.14 PCI、日本賃貸住宅、三井化学、東京応化工業、サイバーAなど

2017/05/19(金) 11:30
★10:37  PCIHD-丸三が目標株価引き上げ 業績予想を見直し
 PCIホールディングス<3918.T>がもみ合い。丸三証券では、業績予想を見直し。投資判断「買い」を継続、目標株価は3200円→3300円と引き上げた。
 今17.9期の会社計画は据え置かれた。一方、丸三予想は2Q着地が想定より強かったこと(主にビジネスソリューション事業)により、若干増額修正。会社側によれば、都市ガス案件は下期以降も続く見通しとのこと。引き続きエンベデッドソリューション事業の緩やかな拡大に加えて、前年同期にあったV-Lowマルチメディア放送関連のソフトウェア開発はく落影響が出ていたIoT/IoEソリューション事業が、下期から増収に転じると想定。

★10:38  日本賃貸住宅-三菱UFJMSが目標株価引き上げ どこまで賃料引き上げを強化できるか
 日本賃貸住宅投資法人<8986.T>が4日ぶり反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、高稼働を維持しつつ、どこまで賃料引き上げを強化できるかに注目。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は95000円→97000円と引き上げた。
 17.3期中平均ポートフォリオ稼働率は98.3%と高水準で推移。同REITは賃料より稼働率の維持に軸を置いた戦略を採っており、テナント入れ替え時の賃料増減率は1.4%減(17.3期実績)とマイナス幅は縮小傾向にあるものの、依然マイナス圏で推移。高い賃料を支払っている長期入居テナントが依然存在すること、他の住宅系REITと比べて高い地方都市比率、経年劣化などに伴う物件競争力の低下が賃料減額継続の主因と推察。
 しかし、現状の高稼働を考えるともう少し賃料引き上げを重視するスタンスに傾いても良い。いかに稼働率を維持しつつ、賃料引き上げを最大化できるかが重要。ただし、入居者の賃金増加による懐事情の改善が見込まれない限り、賃貸住宅における本格的な賃料上昇は難しいと見ているとした。

★10:38  三井化学-3日続落 21年にも食品容器など向け汎用樹脂の新鋭設備を解説 150億円で
 三井化学<4183.T>が3日続落。19日付の日経新聞朝刊で、同社が2021年にも、食品容器や家電製品に使われる安価な汎用樹脂の新鋭設備を設けると報じられた。
 投資額は約150億円の見通しだという。製造設備を更新して生産効率を高め、コスト抑制につなげるとされる。中国や米国で化学プラント増設が相次ぎ、18年以降に割安な輸入品が増える見通しで、三井化学は新鋭設備でコスト競争力を高めることで、輸入品に対抗するもよう。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★10:45  東京応化工業-ジェフリーズが目標株価引き上げ 堅調なトップラインを評価
 東京応化工業<4186.T>が3日ぶり反発。ジェフリーズ証券では、投資判断「HOLD」を継続も、目標株価は3150円→3900円と引き上げた。
 堅調なトップラインを背景に、業績予想を引き上げ。同社は今年度から決算期を変更して今17.12期は9カ月分となるため、来18.12期を目標株価算出の基準年として算出。KrFレジストと高密度実装材料(パッケージング材料)の売り上げは拡大する見込み。データセンター向けの需要が堅調なことから、半導体生産数量も高水準が維持されると考えるとした。

★10:48  サイバーエージェント-ジェフリーズが目標株価引き上げ ゲーム事業中心に上方修正
 サイバーエージェント<4751.T>がもみ合い。ジェフリーズ証券では、ゲーム事業を中心に業績予想を上方修正。投資判断「HOLD」を継続も、目標株価は3200円→3700円と引き上げた。
 今17.9期予想の売上高を3765億円(前期比21.2%増、従来3598億円)、営業利益を327億円(同11.1%増、従来293億円)へ修正。3月に配信を開始した『バンドリ!ガールズバンドパーティ!(バンドリ!)』のヒットは予想外。ジェフリーズでは『バンドリ!』が新たなけん引役として同社ゲーム事業の売上成長を支えると想定し、新予想に本要因を反映。同社のポートフォリオにおけるヒットタイトルのラインナップが徐々に多様化するとともに、ゲーム事業の安定性が増していると指摘。


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