前場コメント No.11 ＳＵＭＣＯ、凸版印刷、阪急阪神、信越化学、ペガサスミシンなど
★9:53 ＳＵＭＣＯ－みずほが目標株価引き上げ ウエハー単価上昇を考慮しても株価は割高
ＳＵＭＣＯ<3436.T>が続伸。みずほ証券では、ウエハー単価上昇を考慮しても株価は割高な水準との判断を再確認したとし、慎重なスタンスを維持。投資判断「アンダーパフォーム」を継続も、目標株価は1300円→1350円と引き上げた。
先端プロセスにより生産される3D-NANDやGPUなどの製造に使用される高品質のウエハーの単価上昇により、同社の販売総平均単価は16.12期から19.12期にかけて25％上昇と予想、19.12期営業利益は対16.12期比540億円（386％）増の680億円に達すると予想されるが、19.12期のEPSは146.6円程度にとどまると予想。
同社の想定自己資本コスト（COSE）を9.18％と試算、19.12期のEPS146.6円に1/COSEに相当するPER10.9倍を乗じた上で貨幣の時間価値を考慮し、年率9.18％で2年分ディスカウントした1342円を大きく上回る水準への株価上昇はオーバーシュートの公算大と判断。
ＳＵＭＣＯ<3436.T>が続伸。みずほ証券では、ウエハー単価上昇を考慮しても株価は割高な水準との判断を再確認したとし、慎重なスタンスを維持。投資判断「アンダーパフォーム」を継続も、目標株価は1300円→1350円と引き上げた。
先端プロセスにより生産される3D-NANDやGPUなどの製造に使用される高品質のウエハーの単価上昇により、同社の販売総平均単価は16.12期から19.12期にかけて25％上昇と予想、19.12期営業利益は対16.12期比540億円（386％）増の680億円に達すると予想されるが、19.12期のEPSは146.6円程度にとどまると予想。
同社の想定自己資本コスト（COSE）を9.18％と試算、19.12期のEPS146.6円に1/COSEに相当するPER10.9倍を乗じた上で貨幣の時間価値を考慮し、年率9.18％で2年分ディスカウントした1342円を大きく上回る水準への株価上昇はオーバーシュートの公算大と判断。
★9:57 凸版印刷－野村が目標株価引き上げ 投資と改革の成果が出る
凸版印刷<7911.T>が4日ぶり反発。野村証券では、投資と改革の成果が出るとコメント。レーティング「Buy」を継続、目標株価を1400円→1610円と引き上げた。
今18.3期営業利益予想を前期比37％増の705億円へ増額修正。中計目標の700億円は達成可能と判断。過去5年間に行ってきた投資の成果で、BPO（ビジネス・プロセス・アウトソース）やパッケージ（包装材料）の売り上げが伸びる見込み。エレクトロニクス事業も構造改革が一巡して、収益力が底上げされた。同社の事業に加え、保有するリクルートホールディングス（6098）株など金融資産の価値上昇も考慮し、DCFで目標株価を増額。
凸版印刷<7911.T>が4日ぶり反発。野村証券では、投資と改革の成果が出るとコメント。レーティング「Buy」を継続、目標株価を1400円→1610円と引き上げた。
今18.3期営業利益予想を前期比37％増の705億円へ増額修正。中計目標の700億円は達成可能と判断。過去5年間に行ってきた投資の成果で、BPO（ビジネス・プロセス・アウトソース）やパッケージ（包装材料）の売り上げが伸びる見込み。エレクトロニクス事業も構造改革が一巡して、収益力が底上げされた。同社の事業に加え、保有するリクルートホールディングス（6098）株など金融資産の価値上昇も考慮し、DCFで目標株価を増額。
★10:01 阪急阪神－野村が目標株価引き上げ 成長と還元を両立する新方針は高評価
阪急阪神ホールディングス<9042.T>が7日ぶり反落。野村証券では、成長と還元を両立する新方針は高評価。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は3700円→4200円と引き上げた。
同社は2025年までの長期ビジョンで24.3期営業利益1200億円、EBITDA2000億円を目指し、有利子負債EBITDA倍率5倍台を維持しながら、首都圏などで不動産の保有物件を増やしていく方針を示した。加えて、財務体質が健全化したことから、総還元性向を今18.3期から30％と従来の25％から引き上げることを示し、成長と株主還元の強化の双方を打ち出した。2022年に開業予定の大阪梅田1丁目の再開発の竣工まで大規模なプロジェクトはないが、梅田エリア、東京都心での開発案件や鉄道収入の増加により中期的に緩やかな増益が可能と判断。
阪急阪神ホールディングス<9042.T>が7日ぶり反落。野村証券では、成長と還元を両立する新方針は高評価。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は3700円→4200円と引き上げた。
同社は2025年までの長期ビジョンで24.3期営業利益1200億円、EBITDA2000億円を目指し、有利子負債EBITDA倍率5倍台を維持しながら、首都圏などで不動産の保有物件を増やしていく方針を示した。加えて、財務体質が健全化したことから、総還元性向を今18.3期から30％と従来の25％から引き上げることを示し、成長と株主還元の強化の双方を打ち出した。2022年に開業予定の大阪梅田1丁目の再開発の竣工まで大規模なプロジェクトはないが、梅田エリア、東京都心での開発案件や鉄道収入の増加により中期的に緩やかな増益が可能と判断。
★10:04 信越化学－ＵＢＳが目標株価引き上げ 株価にはもう一段の上昇余地
信越化学工業<4063.T>が続伸。ＵＢＳ証券では、株価にはもう一段の上昇余地ありと判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価を10900円→11000円と引き上げた。
決算および会社訪問を経て業績予想を再考。半導体シリコン事業での大幅増益についてはすでに市場の期待も高まっているとみられるが、コンセンサス予想とのかい離を踏まえれば、シンテックの増益貢献が十分に織り込まれていないと考えるとした。
前17.3期にはシンテックでの投資の刈り取りが進み、同社のPVCの販売数量は前年比8％増加。塩ビ・化成品事業の営業利益は円高の向かい風を受けながらも同85億円増益となった。16年末には主原料VCMとのつなぎ込み工事が完了したため、今18.3期には増設効果がさらに発現する見込み。需給バランスの改善と相まって、同事業にて155億円の増益と予想。
信越化学工業<4063.T>が続伸。ＵＢＳ証券では、株価にはもう一段の上昇余地ありと判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価を10900円→11000円と引き上げた。
決算および会社訪問を経て業績予想を再考。半導体シリコン事業での大幅増益についてはすでに市場の期待も高まっているとみられるが、コンセンサス予想とのかい離を踏まえれば、シンテックの増益貢献が十分に織り込まれていないと考えるとした。
前17.3期にはシンテックでの投資の刈り取りが進み、同社のPVCの販売数量は前年比8％増加。塩ビ・化成品事業の営業利益は円高の向かい風を受けながらも同85億円増益となった。16年末には主原料VCMとのつなぎ込み工事が完了したため、今18.3期には増設効果がさらに発現する見込み。需給バランスの改善と相まって、同事業にて155億円の増益と予想。
★10:07 ペガサスミシン－岩井コスモが目標株価引き下げ 需要拡大が続く見通し
ペガサスミシン製造<6262.T>が反落。岩井コスモ証券では、需要拡大が続く見通しとして、投資判断「B+」を継続した。目標株価は900円→860円と引き下げた。
前17.3期は為替影響によって収益が押し下げられ、減収となったものの、2ケタ営業増益を達成。今18.3期はおおむね前期並みの業績を予想。ただし、米国の通商政策の不透明さから縫製業界に投資抑制の動きもあると注目。足もとの事業環境は厳しいが、工業用ミシンは好条件の縫製産地を求めて、需要拡大を続ける見通しとした。
ペガサスミシン製造<6262.T>が反落。岩井コスモ証券では、需要拡大が続く見通しとして、投資判断「B+」を継続した。目標株価は900円→860円と引き下げた。
前17.3期は為替影響によって収益が押し下げられ、減収となったものの、2ケタ営業増益を達成。今18.3期はおおむね前期並みの業績を予想。ただし、米国の通商政策の不透明さから縫製業界に投資抑制の動きもあると注目。足もとの事業環境は厳しいが、工業用ミシンは好条件の縫製産地を求めて、需要拡大を続ける見通しとした。
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