後場コメント No.1 資生堂、島津製作所、シャープ、ミズホメディー、メディネットなど

2017/05/22(月) 15:00
★12:30  資生堂-みずほが「買い」へ引き上げ アジアにおけるブランド力が向上
 資生堂<4911.T>が続伸。みずほ証券では、アジアにおけるブランド力が向上し、継続的な収益拡大局面に入ったと判断。投資判断を「中立」→「買い」、目標株価を3250円→4300円と引き上げた。
 今17.12期以降の業績予想を上方修正。グローバル企業と同様、活発な中国人の需要をとらえることに成功し、アジア地域でプレステージ化粧品としてのブランド力が醸成されてきたことを評価。日本や中国、トラベルリテール事業の好調による収益力の上昇を1Q決算で確認したが、この動きはかつて中国事業の成長期以来、初めて見られる現象。高い増益率は来18.12期も続くと考えるとし、株価バリュエーションはグローバル企業に近づくと判断。

★12:30  リコー-ドイツ証が「Buy」へ2段階引き上げ 株価上昇への変曲点を迎える
 リコー<7752.T>が続伸。ドイツ証券では、構造改革により、株価上昇への変曲点を迎えると判断。レーティングを「Sell」→「Buy」、目標株価を800円→1300円と引き上げた。
 ドイツ証では同社の実行力を不安視して、構造改革発表後も「Sell」評価としてきたが、4Q実績で着実に構造改革の効果が出ていることを確認。足もとの事業環境は循環的に改善傾向にあり、構造改革の効果発現を考えれば、数量効果を保守的にみても、来19.3期に大きく利益が改善する見通し。引き続き同社の実行力は注視する必要があるが、リスクリワードの観点から、ここは一気に強気に転じるべきと判断したとしている。

★12:31  島津製-反発 エンジン内温度とCO2濃度を同時計測する新技術開発
 島津製作所<7701.T>が反発。22日付の日経産業新聞で、同社が自動車向けエンジンのシリンダー内部の温度と二酸化炭素(CO2)濃度を、1本のプローブ(深針)で同時に計測できる新技術を開発したと報じられた。
 従来は別々の深針が必要で、新型エンジンの開発で燃費性能などを検証する際には2つの穴を開けなければならなかったという。穴を減らすことで計測制度が高まるため、エンジン制御の最適化や改良設計の効率化、燃費性能の向上につながるとしている。今後の業績の伸びへの期待から、買いが入っている。

★12:32  シャープ-続伸 マイクロLEDディスプレイ関連事業の合弁化で米社と提携
 シャープ<6753.T>が続伸。同社は22日、次世代のディスプレイ技術であるマイクロLEDディスプレイの開発に関する事業化に向けて、シャープが保有する関連特許を同じく同ディスプレイ開発の米eLuxと業務提携契約を締結すると発表した。
 eLuxに対して現物出資することで、eLuxがCyberNet Venture Capital Corporation、Advanced Optoelectronic Technology、Innolux Corporationと共同で推進するマイクロLEDディスプレイの合弁事業に参画することを主旨としている。

★12:32  ミズホメディー-後場買い気配 1:2の株式分割を実施
 ミズホメディー<4595.T>が後場買い気配。同社は22日11時30分に、株式分割を行うと発表した。流動性の向上及び投資家層の拡大を図ることを目的としている。6月30日を基準日に、普通株式1株につき2株の割合で分割する。

★12:34  メディネット-後場上げ幅拡大 健康医学協会と特定細胞加工物製造に関する契約締結
 メディネット<2370.T>が後場上げ幅拡大。同社は22日11時30分に、医療法人社団大坪会の関連グループである健康医学協会と、特定細胞加工物の製造受託に関する契約を締結したと発表した。
 健康医学協会では、粒子線がん相談クリニックにおいて、がん患者に対する免疫細胞治療を実施するという。今回の契約締結により、粒子線がん相談クリニックが実施する免疫細胞治療に係る特定細胞加工物をメディネットの品川細胞培養加工施設で製造し、粒子線がん相談クリニックに提供することとなったとしている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。


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