後場コメント No.7 ホットランド、ラック、第一精工、ACCESS、トプコンなど

2017/05/22(月) 15:00
★13:52  ホットランド-いちよしが「A」へ引き上げ 売上好調と機械導入による生産性向上を評価
 ホットランド<3196.T>が大幅に5日続伸。いちよし経済研究所では、足もとの売上高好調と機械導入による生産性向上を見込み、レーティングを「B」→「A」、フェアバリューは1200円→2000円と引き上げた。
 自社開発の自動たこ焼き機「たこ焼職人 匠」が完成。この機械を使用するとたこ焼きを焼く時間が25分から8分30秒に短縮される。実験店では、人件費比率が10%以上改善され、ロス率が3%低下している。「たこ焼職人 匠」は現在、月産50台程度であるが、夏ごろには月産80台体制にして、自社店舗やFC向けに順次導入していく予定。
 17年3月にTVコマーシャルを投入したこともあり、3月既存店売上高は前年同月比14.4%増。4月も6.8%増と好調を維持。夏以降もCMを投入予定であり、売り上げ増が期待できるとした。

★13:56  ラック-いちよしがフェアバリュー引き上げ 情報セキュリティ技術を軸に業績は拡大
 ラック<3857.T>が続伸。いちよし経済研究所では、情報セキュリティ技術を軸として、業績は拡大していくと判断。レーティング「A」を継続、フェアバリューは1500円→1600円と引き上げた。
 情報セキュリティ技術を軸として、成長戦略の加速が期待できるとみて、来19.3期以降の業績予想を上方修正。5月には日本貿易保険(非上場)より次期貿易保険システム業務システム開発を約50億円で落札するなど、複数年にわたる案件受注も獲得している。いちよしではこれらを踏まえ、来19.3期以降の利益予想を上方修正。また、SIS(システムインテグレーションサービス)事業においては、のれん償却完了における増益効果も見込んでいるとした。SSS(システムセキュリティソリューション)事業においては、コンサルティングなどのサービス価格改定や他社(KPMGやMicrosoft)との連携による事業拡大も期待。

★13:59  第一精工-いちよしがフェアバリュー引き上げ 収益性が想定以上に改善
 第一精工<6640.T>が大幅続伸。いちよし経済研究所では、フルシールドBoard to Boardの貢献で、収益性が想定以上に改善していると判断。レーティング「B」を継続も、フェアバリューは1500円→2000円と引き上げた。
 今17.12期1Q(1~3月)決算の内容を踏まえて、いちよしでは業績予想を上方修正。ノートPC向け高速伝送用コネクター(高周波ノイズ干渉を防ぐ新開発のフルシールドBoard to Board コネクター)の拡大により収益性が想定以上に改善していることを考慮したとしている。

★14:01  ACCESSとローム-高い ASUS子会社が「NetFront Agent」「Wi-SUNモジュール」採用
 ACCESS<4813.T>とローム<6963.T>が高い。ACCESSは22日、同社の世界最小クラスのエッジコンピューティングエンジン「NetFront Agent」とロームのWi-SUN対応無線通信モジュール「BP35C0」で構成される「スマートハウス向け電力マネージメントソリューション」が、ASUSTek Computerの子会社、Askey Computer Corp(台湾台北)の世界最小クラスのIoTゲートウェイ「AP5000W(RoHS)」に採用されたと発表した。
 「NetFront Agent」は汎用ゲートウェイにインテリジェント機能を拡張し、電力消費量などのデータ収集・可視化・制御を可能とするエッジコンピューティングエンジン。ACCESSの「スマートハウス向け電力マネージメントソリューション」に、国内スマートメーターで普及する無線通信規格であるWi-SUN通信に対応するローム製モジュール「BP35C0」を組み合わせることで、ゲートウェイとスマートメーター間のデータ連携を可能にしているとした。

★14:04  トプコン-底堅い 稲作でのIT農業の普及推進に向けてIT農業の実証実験開始
 トプコン<7732.T>が底堅い。同社は19日に、稲作でのIT農業の普及推進に向け、千葉県柏市の水田でIT農業の実証実験を開始したと発表した。
 水稲の生産工程である、圃場整備(代掻き)から、田植え、肥料散布(追肥)、収穫の工程で随時IT農業機器を使用し、その効果を検証していくという。同社はこの実験を通して、稲作へのIT技術導入・普及を促進し、農業の省力化・高品質化を支援すると共に、将来的には同じ稲作文化のアジアへの事業展開を目指すとしている。

★14:06  日本バルカー-大幅続伸 いちよしでは「NV-S7達成が視野に」との見方
 日本バルカー工業<7995.T>が大幅続伸。いちよし経済研究所では、レーティング、フェアバリューは未付与ながら「NV-S7達成が視野に、そしてさらなる独自路線による伸長を目指す意向とみられる」と題したレポートを公表している。
 前17.3期業績が前の期比大幅増益となったことで、今18.3期を最終年度とする同社の中期経営計画「NV-S7」の達成が視野に入ってきた。不採算分野の整理や生産能力増強が奏功した形だが、半導体設備投資の活況も後押ししたと見られる。来19.3期以降は事業環境の変動を超えた独自成長を図るべく、会社側は一層の製品強化、採算改善に向かうと注目。


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