後場コメント No.8 大林組、日本M&Aセンター、デジタル、ソディック、J・TECなど

2017/05/22(月) 15:00
★14:10  大林組-3日続伸 巴技研と大型風車をリフトアップで組み立てる装置「ウインドリフト」開発
 大林組<1802.T>が3日続伸。同社は22日、巴技研(東京都中央区)と共同で、大型風車の建設工事で、超大型クレーンを使わずにリフトアップで組み立てできる装置「ウインドリフト」を開発したと発表した。
 ウインドリフトは、3MWクラスの風車を建設する場合でも超大型クレーンを使用せず、装置により部材をリフトアップすることで風車を組み立てる装置。これまでにも同様の装置はあったが、3MWクラスの大型風車への対応を可能とし、ハブとブレードの建て起こし機能を加えるなど、高機能化を実現したという。加えて同装置の使用で、超大型クレーンを設置する場所などが不要となり、最小限の施工ヤードで工事を行うことができるとした。

★14:11  日本M&Aセンター-東海東京が目標株価引き上げ M&Aニーズの多様化はポジティブ
 日本M&Aセンター<2127.T>が反発。東海東京調査センターでは、M&Aニーズの多様化はポジティブと判断。レーティング「Outperform」を継続、目標株価を4050円→5000円と引き上げた。
 東海東京の今18.3期予想は売上高が243億円(前年比27.4%増)、経常利益が119億円(同31.4%増)と高成長を続ける見込み。成長要因は、(1)M&A活用方法の多様化、(2)若手社員の戦力化、(3)組織再編効果などを見込むことによるとした。
 中堅・中小企業におけるM&A活用方法は、従来は事業承継対応が大宗を占めたが、足元、業界再編対応が増加しているもよう。業界再編対応などのM&Aでは、M&A仲介会社に多様な買い手候補企業のリストアップが求められることが多く、マッチング機能が充実した同社の優位性が高まる見通し。

★14:12  デジタルアイデンティティ-後場上げ幅拡大 ピー・エム・エー・トライアングルと事業提携
 デジタルアイデンティティ<6533.T>が後場上げ幅拡大。同社は22日14時に、ハワイ情報WEBマガジン「ラニラニ.com」の運営において、ピー・エム・エー・トライアングル(東京都千代田区)と事業提携したと発表した。
 ピー・エム・エー・トライアングルが得意とする経験豊富な取材スタッフによる質の高いコンテンツ制作と、デジタルアイデンティティが得意とするユーザー設計に基づくWEBサイト運用により、ラニラニ.comが日本とハワイの懸け橋になることを目指すとしている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。

★14:18  ソディック-大幅反発 いちよしでは「今後の収益性改善が従来予想を上回る」との見方
 ソディック<6143.T>が5日ぶり大幅反発。いちよし経済研究所では、レーティング、フェアバリューは未付与ながら「工作機械・産業機械両事業による今後の収益性改善が従来予想を上回るとみて、業績予想を上方修正する」としており、材料視されているもよう。
 工作機械(主に放電加工機)・産業機械(主に射出成形機)両事業による今後の収益性改善が従来予想を上回るとみて、業績予想および1株当たり配当予想を上方修正。今17.12期は4~12月の9カ月変則決算となるが、工作機械・産業機械両事業のけん引により、実質増収増益になると予想。

★14:32  J・TEC-エースが目標株価引き上げ ジャックの売上・適用拡大などが株価を左右する
 ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング<7774.T>が反発。エース経済研究所では、ジャックの売上・適用拡大などが株価を左右するとみて、投資判断「中立」を継続した。目標株価は1400円→1450円と引き上げた。
 前17.3期は増収増益決算となり、1999年の創業以来、初の黒字化を達成。今18.3期は特許譲渡収入がなくなるために減益を見込むとしたが、再生医療製品の啓発活動と受託研究のクライアント開拓を前提に売上拡大が続く見込み。
 ジェイスの中期売上高は現状で10億円程度が上限となるが、国内での医療ツーリズムを計画している。ジャックは使用条件の緩和や手術の簡素化、患者数の多い変形性膝関節症などへの適用拡大が実現すれば、売り上げをけん引する可能性があるとした。


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