前場コメント No.13 前田建設、パラマウントベッド、TDK、コーセー、東洋水産など

2017/05/23(火) 11:30
★10:10  前田建設-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 18.3期増益ガイダンスはポジティブな印象
 前田建設工業<1824.T>が3日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、今18.3期増益ガイダンスはポジティブな印象とコメント。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は1080円→1230円と引き上げた。
 エクイティストーリーは変更なし。同社は前17.3期に2期連続で連結営業利益は最高益を更新。海外赤字案件の一巡効果で、今18.3期以降も増益トレンドが続くと予想。その要因は以下の3点。(1)採算重視姿勢、施工効率化により完工総利益率が改善傾向をたどる、(2)トンネル、ダムなど同社が得意とする大型土木案件の発注が見込まれる、(3)コンセッションなど収益多様化が進展している。

★10:14  パラマウントベッド-みずほが目標株価引き上げ 19.3期は政策面からの不確定要素大
 パラマウントベッドホールディングス<7817.T>が5日ぶり反発。みずほ証券では、来19.3期は政策面からの不確定要素が大きいとして、投資判断「中立」を継続した。目標株価は4200円→4500円と引き上げた。
 業績面での見方に大きな変更点はなし。今18.3期は計画上振れを予想。一方、来19.3期は何点かの不確定要素があり、今18.3期に比べて業績面でのアップサイドポテンシャルに乏しいと判断。
 来19.3期は業績の伸びは鈍化し、減益の可能性が考えられる。(1)高齢者施設向けは3年ごとの政策サイクルで減収を予想。(2)診療報酬改定年度に当たり、医療施設向けベッドは低調な推移を予想。(3)不確定要素が大きい点として、18年10月予定の福祉用具レンタル制度の上限価格制導入が、間接的に当社業績に影響する可能性。

★10:17  TDK-3日ぶり反落 東京医科歯科大と磁気センサ活用心臓計測システムの臨床研究開始
 TDK<6762.T>が3日ぶり反落。23日付の日経新聞電子版で、同社が東京医科歯科大学と、磁気センサーで心臓の動きを計測するシステムの臨床研究を共同で始めると報じられた。
 効果を検証しながら医療機器メーカーに磁気センサーを販売し、計測機器の3~4年後の実用化をめざすという。HDD(ハードディスク駆動装置)の磁気ヘッドに使う磁気センサーを応用し、心臓の動きを面的に把握するとみられる。健康診断などの際に利用すれば、広く使われている心電図では見つかりにくい心疾患を早期発見できる可能性があるとしている。しかし株価は、軟調な地合いのなかで下落している。

★10:17  コーセー-みずほが目標株価引き上げ 北米メイクアップブームの恩恵は魅力的
 コーセー<4922.T>がもみ合い。みずほ証券では、北米メイクアップブームの恩恵は魅力的だが、株価にはすでに反映されているとみて、投資判断「中立」を継続した。目標株価は9600円→12500円と引き上げた。
 北米ミレニアル世代が消費を支えるメイクアップブームの代表格であるタルト社の売り上げが好調なことから、業績予想を上方修正。前17.3期の米タルト社の売り上げは現地通貨ベースで前期比2倍と、みずほの従来予想60%増を大きく上回った。国内事業は、インバウンド需要の人気もかつてより落ち着いてきていることから、他社平均並みの成長と予想。さらなるバリュエーションの上昇には新たなカタリストが必要と考えられるが、「DECORTE」の新店舗などに見るプレステージ化粧品でのブランド力がアジア、世界に浸透していくかどうかがカギとした。

★10:18  東洋水産-大和が目標株価引き上げ 中長期での成長ドライバーの不足が課題
 東洋水産<2875.T>が反落。大和証券では、中長期での成長ドライバーの不足が課題とし、投資判断「3(中立)」を継続した。目標株価は4200円→4400円と引き上げた。国内売上高の改善は、コストの増加で相殺される見通し。海外即席めんの売上高に力強さはないとした。


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