後場コメント No.1 CTC、小糸製作所、ネオス、ヤマハ発動機、SUBARUなど

2017/05/23(火) 15:00
★12:30  CTC-反発 再拡大する通信ネットワーク投資の恩恵 「買い」へ引き上げ
 伊藤忠テクノソリューションズ<4739.T>が5日ぶり反発。シティグループ証券では、再拡大する通信ネットワーク投資の恩恵を期待。投資評価を「2(中立)」→「1(買い)」、目標株価を3300円→4500円と引き上げた。
 今18.3期のシティ予想営業利益を316億円→343億円、EPSを184円→213円(ガイダンス325億円/195円、コンセンサス329億円/195円)に修正。 また、(1)次世代移動体通信ネットワーク(5G)の投資拡大、(2)系列グループ企業のITプロジェクトを背景に、今後5年間のEPS成長率予想を年率6%増→12%増と上方修正。

★12:31  小糸製作所-反発 短期カタリストに乏しいが中長期ストーリー不変 「買い」継続
 小糸製作所<7276.T>が5日ぶり反発。シティグループ証券では、短期カタリストに乏しいが中長期ストーリーは不変とコメント。投資評価「1(買い)」を継続、目標株価は6900円→7200円と引き上げた。
 中長期のトップライン成長期待から「買い」を継続。決算説明会を経て、来期以降のトップライングロースへの期待は高まったものと理解。とはいえ、決算説明会では今期の利益成長鈍化が一定程度ロジカルに示されており、目先の株価カタリストが乏しいことは事実。短期株価材料として、(1)Q1決算、(2)中国市場動向を想定するとした。

★12:32  ネオス-後場上げ幅拡大 資産管理サービス「未来会計bild」を税理士法人向けに提供開始
 ネオス<3627.T>が後場上げ幅拡大。同社は23日11時30分に、リグア(大阪府大阪市)と共同で企画・開発した、法人とオーナー個人の資産を一元管理し、現状の会計数値から未来の資産シミュレーションまでを可能にする、クラウド型の資産管理サービス「未来会計bild」の対応業種を拡大し、税理士法人を中心に提供を開始したと発表した。
 このソリューションは、会計と経営をひとつに結ぶ、新しい資産シミュレーションサービスという。これまでは整骨院オーナー向けに特化し展開してきたが、勘定科目を充実させることで対応業種を拡大したとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★12:33  ヤマハ発動機-反落 GDR155投入がASEANのプレミアム化を推進 「中立」継続
 ヤマハ発動機<7272.T>が3日ぶり反落。シティグループ証券では、GDR155投入がASEANのプレミアム化と高マージン化を推進していると判断。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は3370円→3260円と引き下げた。
 1~3月期の好決算は、ASEAN二輪のプレミアム化や高マージン化の想定以上の進ちょくによりもたらされたと判断。そのけん引役となったのがGDR155と考えられ、同モデルは昨年12月以降、順次ASEANに展開中のプレミアムスポーティースクーターで好調なスタートを切った。シティではインドネシアの二輪需要の回復を保守的に見積もるとしたが、他車種を含めたプレミアムシフトにより、今後の業績はコンセンサスを上回る見込み。

★12:33  SUBARU-反落 来期予想配当利回り4%台半ばは魅力 「買い」継続
 SUBARU<7270.T>が3日ぶり反落。シティグループ証券では、SUVサイクルに期待。来期予想配当利回り4%台半ばは魅力とし、投資評価「1(買い)」を継続した。目標株価は5800円→4500円と引き下げた。
 今18.3期の期初ガイダンスに対する失望や、会社側の中長期的利益に対する慎重なスタンスにより、株価は調整局面にある。ただし、現行株価は魅力的な水準に映るとコメント。本決算の悪材料に隠れてしまった配当性向の引き上げ(20~40%のレンジを30%~50%に変更)は株価のサポートという意味で重要な意味を持つと判断。配当性向の引き上げにより、今期会社配当予想144円(配当性向38.8%)の下振れリスクが極めて低くなったといえ、株式市場が意識する配当利回りを4%程度(=株価3600円)とすると、株価のダウンサイドは小さいとした。今後の新型XV投入や、来期の業績再拡大シナリオを考慮し、現行水準で買いを推奨。


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