後場コメント No.2 モーニングスター、NOK、テルモ、IHI、日本触媒など

2017/05/23(火) 15:00
★12:33  モーニングスター-後場プラス転換 日興証券「fund eye」にロボ助言サービス提供
 モーニングスター<4765.T>が後場プラス転換。同社は23日前引け後、SMBC日興証券の提供する「fund eye(ファンドアイ)」向けに、投信取引サポートツールとしてロボ・アドバイザーサービスを提供すると発表した。
 同社が開発した金融機関向けのロボ・アドバイザーツールは、SMBC日興証券を含めて17社となる。また同社は、今後地方銀行数社に対して、顧客の残高情報の自動連携やリバランス提案の機能を付加したロボ・アドバイザーサービスを提供する。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。

★12:34  NOK-もみ合い Q1はスロースタートの公算で様子見姿勢 「中立」継続
 NOK<7240.T>がもみ合い。シティグループ証券では、Q1はスロースタートの公算で様子見姿勢を続けるとし、投資評価「2(中立)」を継続した。目標株価は2200円→2660円と引き上げた。
 来19.3期予想EPS×約13倍に相当する現株価に割安感は認められず、投資評価は「中立」を継続。会社計画はシール・電子部品ともに極めて保守的と考えられるが、Q1収益はスロースタートとなる公算であり、短期株価に大きなアップサイドは期待しづらい。客先スマホ新世代品への期待値を本格的に株価に織り込むのは、Q1収益を見極めた後との見方を示した。

★12:34  テルモ-大幅に4日ぶり反発 バイオシミラーの販売承認申請を欧州医薬品庁が受理
 テルモ<4543.T>が大幅に4日ぶり反発。同社は23日に、同社が製剤の受託製造を予定しているバイオシミラーの販売承認申請が、欧州医薬品庁(EMA)に受理され、審査が開始されたと発表した。
 本剤には、同社の薬剤充填用注射器「PLAJEX」が容器として採用されており、PLAJEXに充填された医薬品が海外で申請されたのは初めてという。今回の実績をもとに、今後も、薬液充填用注射器の素材技術や無菌充填技術などを活かし、製薬企業とのアライアンス事業を拡大していくとしている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。

★12:34  IHI-続落 次の出番を待つ 「中立」継続
 IHI<7013.T>が続落。シティグループ証券では、次の出番を待つとコメント。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は360円→400円と引き上げた。
 決算結果や今期会社計画を受けて見直し。会社計画では1ドル105円を前提に今18.3期営業利益を650億円と想定。過去2期、IHIはシティの調査対象機械株の中で計画の修正回数が最も多かっただっただけに、投資家が会社計画に疑問を持つ可能性もある。それでも、PW1100Gエンジンの販売が予想を上回り、夏に引き渡しが期待されるFPSOや年末までに引き渡し予定の最後のSPBタンク3基で追加損失が発生しても、最悪期は脱したと判断。年初来、株価は30%以上上昇しており、多くの好材料はすでに織り込み済みとみられるため、次の出番を待ちたいとした。

★12:35  日本触媒-もみ合い 16年度を底にアクリルチェーンの収益は着実に回復へ 「買い」継続
 日本触媒<4114.T>がもみ合い。シティグループ証券では、16年度を底にアクリルチェーンの収益は着実に回復するとみて、投資評価「1(買い)」を継続した。目標株価は8500円→7900円と引き下げた。
 決算説明会などを踏まえ、業績予想を修正。17年度営業利益を295億円→275億円(前期比30%増)へ減額。海外子会社のSAP事業の収益改善が従来想定を下回るとみたことが主因。全体的に業績改善は遅れているが、16年度を直近のボトムに業績は回復する見通し。中核のSAPは19年頃にかけて需給は改善に向かうとの見方に変わりはなし。これまで伸び悩みが続いていたSAP主要顧客にも回復傾向がみられることも明るい兆し。AA/AEも18年からの中国の環境保護税導入によりかつてのような大きな落ち込みはないと予想。AAからの一貫メーカーである同社の相対的な競争優位性が注目される。18年度は10年前半に稼働開始した国内のEOやAAなどの償却が終了する見通し。


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