住友化学-3日ぶり反落 中国での自動車材事業を拡充

2017/05/23(火) 13:56
 住友化学<4005.T>が3日ぶり反落。同社は23日、中国での自動車材事業の強化のため、新たに四川省成都市にポリプロピレン(PP)コンパウンドの生産・販売拠点を設け、また、遼寧省大連市の既存拠点に熱可塑性エラストマー(TPE)の生産設備を導入すると発表した。  世界最大の自動車市場である中国で、自動車の内外装向けPPコンパウンドの需要が拡大しており、安全意識の高まりで、TPEを使用するエアバッグの搭載率も向上している。また、PPコンパウンド製造拠点を設置する成都市は西部の中心都市として今後も高い経済成長が期待されている。こうした背景から、中国での自動車材事業の拡充を判断したという。しかし、軟調な地合いのなかで株価は下落している。
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