前場コメント No.10 JVCケンウッド、東京ガス、トヨタ、スパークスG、リンナイなど

2017/05/24(水) 11:30
★9:24  トナミHD-4日続伸 トラック運送料値上げが3年で営業益12億円押し上げ
 トナミホールディングス<9070.T>が4日続伸。24日付の日経新聞朝刊で、同社は、18.3期から進めるトラック運送料金の一部値上げが3年間合計で12億円の営業利益押し上げ要因になる見込みと報じられた。
 中途採用のトラック運転手の賃金が上がっているほか、自社では賄いきれない荷物の配送を外部に委託する費用が上昇していることに対応するという。

★9:27  JVCケンウッド-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 業績予想を上方修正
 JVCケンウッド<6632.T>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、業績予想を上方修正。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は270円→330円と引き上げた。
 エクイティストーリーは「オートモーティブ(AM)分野の収益拡大待ち」。AM分野の収益は伸びているが、開発費減少などの要因があるため、今後は拡大の持続力を確認する必要がある。(1)OEM(相手先ブランドでの製造)は、国内ディーラーオプション(DOP)の拡大と、前年比での開発費減少を見込み、黒字化を予想。(2)市販は国内ナビやドライブレコーダの好調が続くが、海外ディスプレーオーディオが弱い。今18.3期~来19.3期営業利益予想は上方修正。

★9:27  東京ガス-反発 燃料電池の発電効率を65%相当まで高める高効率化技術開発
 東京ガス<9531.T>が反発。同社は23日に、高い発電効率を特徴とする固体酸化物形燃料電池(以下、SOFC)の発電効率をさらに向上させる技術を開発したと発表した。
 東京ガスが開発したSOFCの高効率化技術は、投入した燃料をより多く発電に利用するためのSOFCスタックの二段化技術と燃料再生技術の2つの技術と、少ない未利用燃料において熱自立する技術の、計3つの技術を組み合わせることにより、世界で初めて5キロワット級の出力規模にてAC発電効率65%相当を確認したとしている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。

★9:29  トヨタ-みずほが目標株価引き下げ 新型Camryの販売動向が注目される
 トヨタ自動車<7203.T>が4日続伸。みずほ証券では、新型Camryの販売動向が注目されるとコメント。投資判断「中立」を継続、目標株価を7000円→6100円と引き下げた。
 最近までの状況を反映し、業績予想を見直し。今18.3期営業利益予想は前期比3%増の2.06兆円と予想。従来予想2.64兆円に比べて、(1)北米の需要見通しを引き下げたこと、(2)為替前提を110円/ドルへ見直したこと、(3)原材料のマイナス影響が大きいことを踏まえて下方修正だが、会社予想1.6兆円は保守的ととらえているとした。
 今18.3期はトヨタの主要モデルの1つであるCamryがモデルチェンジとなる。米国を中心に中型乗用車市場が縮小する中、新型Camryの導入で需要を喚起できるか、販売奨励金を抑制できるかが注目されるとした。

★9:31  スパークスG-底堅い 稼働中の再生可能エネ発電施設向けファンドを立ち上げ
 スパークス・グループ<8739.T>が底堅い。24日付の日経新聞朝刊で、同社が8月をめどに、稼働している再生可能エネルギーの発電施設に投資するファンドを立ち上げると報じられた。
 既存の太陽光やバイオマス、地熱などの発電施設を買い取り、売電収入を投資家に配分するという。年金基金などの機関投資家からまず500億円規模の出資を募り、3年後にファンドの規模を4000億円程度に増やすことを目指すとみられる。

★9:33  リンナイ-大和が目標株価引き上げ 国内は給湯機器に回復感 海外は好調持続へ
 リンナイ<5947.T>が5日ぶり反発。大和証券では、国内は給湯機器に回復感があり、海外は好調持続と想定。投資判断「3(中立)」を継続も、目標株価は9300円→10000円と引き上げた。国内はコンロの苦戦が続くも、給湯機器は従来の成長軌道に回帰する見込み。米国では、年末までに新製品が投入される予定。中長期的には中国と米国が業績をけん引する見通し。


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