後場コメント No.3 亀田製菓、ぐるなび、セリア、SBI、じげん、芙蓉リースなど

2017/05/24(水) 15:05
★13:21  亀田製菓-4日続落 「20枚ソフトサラダ」で金属線混入 拡大性は無いと判断
 亀田製菓<2220.T>が4日続落。同社は24日、同社商品「20枚ソフトサラダ」で金属線が混入し、宮城県内の消費者が口の中を痛めたとの申し出があったと発表した。
 製造工程を確認したうえで拡大性が無いと判断しているという。現在も同様の申し出は来ていないとした。なお、同生産工程では混入原因である金属線の使用は中止しているとした。

★13:30  ぐるなび-いちよしがフェアバリュー引き下げ 当面の利益成長は限定的
 ぐるなび<2440.T>が小高い。いちよし経済研究所では、事業領域拡大に向けた投資強化のスタンスを維持しており、当面の利益成長は限定的にとどまると判断。投資判断「B」を継続、フェアバリューを2200円→2000円と引き下げた。
 ストック型サービスおよびプロモーションの予想を見直したことにより、業績予想を引き下げ。会社側は21.3期までの中期経営計画を事業領域拡大によるさらなる成長の加速に向けた助走期間と位置づけ、新規事業に対する先行投資を積極的に実施する方針。このため、当面の利益成長は限定的となる見通しと指摘している。

★13:46  帝人-4日ぶり反落 市販車適用可能な着脱式内外装を開発
 帝人<3401.T>が4日ぶり反落。同社は23日、同社が市販車に適応することができる着脱可能な高機能内外装を開発したと発表した。
 これに伴い、ダイハツ工業(大阪府池田市)の軽オープンスポーツカー「コペン」をベース車に、外装をハッチバック車とし、高機能素材を使用して内装を改装したコンセプトカーを製作し、パシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展 2017 横浜」に出展するという。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★13:47  セリア-いちよしがフェアバリュー引き上げ 既存店売上高の好調続く
 セリア<2782.T>が3日続伸。いちよし経済研究所では、品ぞろえ適正化の仕組みにベンダーも連動することで、既存店売上高の好調が続くと判断。レーティング「B」を継続、フェアバリューを4450円→5200円と引き上げた。
 既存店売上高の伸びを会社計画より高く見込むことから、いちよしでは業績予想を引き上げた。自社開発のPOSシステムや発注システムの改善を進めることで、店舗の品ぞろえが適正化されてきたことが売れ行き好調継続の要因と指摘している。

★13:52  NTT-反落 NTT西日本がIoT向けに「LPWA」通信サービスを商用化
 日本電信電話<9432.T>が反落。24日付の日経新聞朝刊で、NTT西日本が今夏にも、IoT(モノのインターネット)向けに少ない電力で広域通信ができる「LPWA」という通信サービスを商用化すると報じられた。
 西日本を中心に、インフラ事業者や自治体向けに災害時の点検需要や、住民の見守りサポートへの利用を見込むという。固定電話の契約減少が続く中で、新たな収益の柱のひとつとする考えのもよう。

★14:03  SBIHD-反発 米ブロックチェーンスタートアップに出資
 SBIホールディングス<8473.T>が反発。同社は24日、100%子会社のSBIインベストメント(東京都港区)運営の「FinTechファンド」などを通じて、R3(米国ニューヨーク州)に出資したと発表した。
 これにより、SBIグループはR3の外部筆頭株主となる。R3はブロックチェーン関連技術(分散台帳技術)に強みを持つ米国のスタートアップ企業で、金融業界でのグローバルスタンダードの分散台帳技術プラットフォーム確立に向けたプロジェクトを世界規模で進めているという。

★14:13  じげん-いちよしがフェアバリュー引き上げ 会社予想の上方修正により利益予想を引き上げ
 じげん<3679.T>が急騰。いちよし経済研究所では、17.3期4Qは期初会社計画やいちよし従前予想に対し順調に推移しているほか、会社側は18.3期以降の業績予想も上方修正していることから、レーティング「A」を継続、フェアバリューを1700円→2100円に引き上げた。
 17.3期4Q実績(1-3月)は売上高25.4億円(前年同期比61%増)、営業利益6.9億円(同58%増)と期初会社計画やいちよし従前予想(各25.8億円、6.2億円)に対し順調に推移した。また、じげんではIFRSへの変更と新規子会社の連結化などを考慮し、18.3期以降の業績予想を上方修正している。これらを受け、いちよしでは18.3期以降の利益予想を上方修正するとしている。

★14:16  日本ビューホテル-底堅い オリコと提携 電子決済サービス「アリペイ」導入
 日本ビューホテル<6097.T>が底堅い。同社は24日、オリエントコーポレーション<8585.T>と提携し、電子決済サービス「支付宝(アリペイ)」を導入すると発表した。
 アリペイは、スマートフォンで表示されたQRコード・バーコードを販売店舗側の専用端末・タブレットPCで読み取ることで簡単に決済が完了するサービス。今回のアリペイ導入に際して、プリンター内蔵型のハンディタイプの決済端末を使用する。同決済端末は持ち歩きが可能であり、決済端末の設置場所まで顧客に移動してもらう必要がなく、その場で決済が完了するため、顧客の利便性向上につながるとした。

★14:22  東和薬品-いちよしがフェアバリュー引き下げ 中期利益予想を下方修正
 東和薬品<4553.T>が小高い。いちよし経済研究所では、前期の実績が予想を下回ったことや薬価改定が厳しくなることなどを勘案し、中期利益予想を下方修正。フェアバリューを4000円→3800円と引き下げた。また、株価の上昇によりレーティングは「B」→「C」に引き下げた。
 17.3期決算は、販売数量増加で増収となったが、薬価の大幅な低下や減価償却費の増加により原価率が悪化し、研究開発費や営業要員増による人件費の増加などもあり、営業利益が4割近い減益となった。18.3期については、薬価改定がない中で、販売体制の強化を目的に、従来の直販体制に加え、医薬品卸の積極活用を開始したことなども考慮し、いちよしでは前期比11.2%増収、同33.9%営業増益を予想するとしている。

★14:23  芙蓉リース-小幅高 SAP ERP活用リース利用企業向け資産管理サービスの提供開始
 芙蓉総合リース<8424.T>が小幅高。同社は24日、SAPジャパン(千代田区)が提供するSAP ERPソリューションを使って、リース利用企業向けに固定資産管理業務を支援するクラウドサービス「ALCAM(Accounting Lease Contract Management)」の提供を開始したと発表した。
 「ALCAM」は、芙蓉リースが提供するSAPのリース業界の標準仕様となるリース会計エンジンを備えたERPアプリケーションを利用したクラウドサービス。リース利用企業側の経理作業負担を軽減し、固定資産管理業務の簡素化・正確性の向上を支援する。今後の業績拡大が期待され、買いが入っている。



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