前場コメント No.15 アサヒ、いすゞ、アールビバン、三菱重工業、千葉銀行など

2017/05/25(木) 11:30
★10:30  アサヒ-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 国内飲料事業を中心に業績予想を上方修正
 アサヒグループホールディングス<2502.T>が反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、国内飲料事業を中心に業績予想を上方修正。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は4000円→4100円と引き上げた。
 今17.12期1Q(1~3月)において、想定以上の好スタートとなった国内飲料事業や豪州事業などの業績見通しを引き上げ。国内飲料事業は、販売数量の拡大、商品構成の改善、販売促進費の削減により、昨年来の業績好調を維持。
 また、1Q決算では昨年10月から新規連結化した西欧事業も当初の会社計画を上回るスタートとなったもよう。英国などでプレミアム化による単価上昇が寄与している。ただし、例年1Qの年間利益に占める構成比は10%程度のため、今後の需要期の動向を注視する必要があると指摘。

★10:33  いすゞ自動車-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 当面は懸念材料が多い
 いすゞ自動車<7202.T>が3日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、当面は懸念材料が多いとコメント。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は1470円→1420円と引き下げた。
 国内(17.3期売上構成比40%)では、普通トラックの全体需要が9.5万台(前期比3.2%減)にとどまる可能性が高い上、日野自動車など競合3社の新モデル攻勢が懸念材料。タイ(推定18%)では18.3期のCV(商用トラック)需要に腰折れ懸念が鮮明になった上、LCV(ピックアップトラック)は18.3期会社側出荷計画約15万台(同9.7%増)が楽観的と考えられる。中東(推定9%)ではLCVと高シェアのCVともに在庫調整が当面続く見込み。新規参入したインドのピックアップトラック事業でも苦戦が続く見通し。

★10:38  アールビバン-5日ぶり反落 今期35%営業減益見込む 出店費用の先行で
 アールビバン<7523.T>が5日ぶり反落。同社は24日に、精査中としていた18.3期通期の連結営業利益予想を6.4億円(前期比34.6%減)と発表した。
 「健康産業事業」において、2016年7月より溶岩石を用いた女性専用のホットヨガスタジオ「アミーダ」の展開を開始しており、今期も20店舗程度の出店を予定している。出店初年度は出店費用が先行することから、減益を見込むとしている。

★10:40  三菱重工業-SMBC日興が目標株価引き上げ 既受注案件の売上展開などで増益基調続く
 三菱重工業<7011.T>が反発。SMBC日興証券では、既受注案件の売上展開と費用抑制で、増益基調が続くと予想。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を570円→600円と引き上げた。
 今18.3期営業利益予想は2711億円→2300億円(会社計画2300億円)、来19.3期は3251億円→2726億円。為替前提は1ドル=115円→110円に変更(同社の為替感応度は営業段階で1円/ドル変動あたり23億円)。業績予想は下方修正となるが、基本的には前17.3期の業績がボトムであり、既受注案件の売上展開とM&A(合併・買収)で膨らんだ販管費抑制により増益基調が続く見込み。前17.3期1Q、2Qの業績水準は低く、今後の決算において前年同期比での業績回復が継続して確認できれば、徐々に株価の割安感は払しょくされてくるものと予想。

★10:43  千葉銀行-SMBC日興が目標株価引き上げ 前期比横ばい・おおむね会社計画線を確保へ
 千葉銀行<8331.T>が続伸。SMBC日興証券では、与信費用の戻入もあり、前期比横ばい・おおむね会社計画線を確保すると想定。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は700円→750円と引き上げた。
 今18.3期会社計画の連結純利益は前期比横ばいで、利益水準としてはおおむね妥当と判断。トランプラリー後に下落する銀行株が目立つ中で、おおむねTOPIX並みを維持し、業績・株価ともに安定した動き。
 短期的なカタリストに欠けるため、投資評価は「2」を継続。本決算時の自社株取得は見送ったが、今18.3期から総還元性向50%を明示したことも踏まえて、次の自社株取得は1Q決算時と予想。


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