前場コメント No.16 TKP、旭化成、オンコセラピー、マツモトキヨシ、Nutsなど

2017/05/29(月) 11:30
★10:50  カブドットコム-SMBC日興が目標株価引き上げ グループにおける存在感高まる
 カブドットコム証券<8703.T>がもみ合い。SMBC日興証券では、グループにおける存在感が高まっていると判断。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は340円→360円と引き上げた。
 目標株価変更の主因は、(1)目標株価算出の基準となる決算期の変更、(2)市場全体の期待収益率下落(6.9%→6.3%)。
 同社は前17.3期4Qより、BtoBtoC業務の収益を開示しており、今後のシステムや金融商品仲介のビジネス拡大の意欲を示した。同社はすでにMUMSSへのシステム提供をスタートさせているが、今後は保守や追加開発・制度変更対応などでさらなる収益貢献が期待可能。システムビジネスにおける利用資本は低いとみられ、同社の積極的な株主還元水準(総還元性向100%)が大きく変わる可能性は低いとみているとした。

★10:51  TKP-続伸 河合塾旧校舎をコンパクトホテルに転用
 ティーケーピー<3479.T>が続伸。29日付の日経新聞朝刊で、同社が大手予備校、河合塾の旧校舎をコンパクトホテルに転用すると報じられた。
 第1号を今夏、名古屋市に開業するという。簡易宿泊所運営のファーストキャビン(千代田区)と共同で開発、運営するとされる。名古屋駅周辺にある自社の会議室とセットで利用してもらい、企業の研修需要を開拓するもよう。今後の業績拡大への期待から、株価は上昇している。

★10:55  旭化成-三菱UFJMSが目標株価引き上げ AN市況下落局面にこそ投資チャンスの可能性
 旭化成<3407.T>が3日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、AN(アクリロニトリル)高騰で短期業績は好調だが、AN市況下落局面にこそ投資チャンスの可能性とコメント。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は920円→1010円と引き上げた。
 ANの外販数量は年間70万トン程度のため、プロピレンとのスプレッドが100ドル/トン改善すると年間80億円近い増益要因となる。2月を底にANのスプレッドが急速に改善しており、今18.3期会社計画の前提400ドル/トンに対し、足元では700ドル/トンを超えている。この水準が続けば、会社計画営業利益に対して約200億円もの上ぶれ要因となる。
 ただし、現在は定修の集中時期であり、競合メーカーの設備トラブルも発生。このため足元のスプレッドが長期的に続くとは考えにくいとした。

★10:58  OTS-底堅い 米コーネル大で乳がんに対するMELK阻害剤の第I相臨床試験を開始
 オンコセラピー・サイエンス<4564.T>が底堅い。同社は29日取引時間前、臨床開発中のMELK阻害剤OTS167について、米国コーネル大学で所定の手続きが完了し、乳がんに対する第1相臨床試験を開始したと発表した。
 同試験は、トリプルネガティブ乳がんを含む乳がんの患者を対象とし、OTS167のカプセル剤による経口投与での安全性や推奨投与量の確認を主目的とし、副次的にトリプルネガティブ乳がんに対する臨床上の有効性を確認するもの。

★10:58  マツモトキヨシ-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 売上拡大伴った成長シフトが重要に
 マツモトキヨシホールディングス<3088.T>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、売上拡大を伴った成長へのシフトが重要と指摘。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は5600円→6100円と引き上げた。
 業績予想を上方修正。今18.3期営業利益は会社予想営業利益292.5億円をクリアすると想定。収益体質強化に向けた不採算店舗の閉鎖はピークを越え、今18.3期以降は地方店舗中心とした収益性改善とともに、グループ全体で売上拡大を伴った成長にシフトすることが重要と考えるとした。

★10:59  Nuts-大幅続伸 定款を変更 事業目的を追加へ
 Nuts<7612.T>が大幅続伸。同社は26日に、「定款一部変更に関するお知らせ」を発表しており、材料視されているようだ。将来における事業規模の拡大に備え、機動的かつ柔軟な事業の推進の実行を可能にするため、事業目的に「医療に関する事業」、「ホテル等の宿泊施設の運営」の追加する。


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