後場コメント No.2 シャープ、新光電気工業、エイジア、イビデン、サイオスなど

2017/05/30(火) 15:00
★12:41  シャープ-反落 経営方針発表で改善継続は評価 「売り」継続
 シャープ<6753.T>が4日ぶり反落。シティグループ証券では、投資評価「3(売り)」を継続も、経営方針発表で改善継続は評価できるとして、目標株価は100円→110円と引き上げた。
 会社は経営方針と業績計画を発表。構造改革に区切りをつけて成長戦略にかじを切る。シティでは一定の業績拡大は見込めると見るものの、20.3期の新たな会社計画営業利益1500億円に対して、1085億円を見込むにとどまるとした。バランスシートの分析からは来19.3期予想BPS75.0円(前回予想比19%増)を予想。

★12:44  新光電気工業-反発 ファンダメンタルズ改善が株価を押し上げよう 「買い」継続
 新光電気工業<6967.T>が反発。シティグループ証券では、ファンダメンタルズ改善が株価を押し上げようとコメント。投資評価「1(買い)」を継続、目標株価を910円→1000円と引き上げた。
 前期業績をけん引したMCePなどのハイエンドスマホ向けIC組立に加え、今18.3期は半導体製造装置向け静電チャックや、スマホ/自動車向けでのリードフレームの数量増が寄与し、増益基調が続くと予想。
 また、1~3月期に会社計画上振れの背景となったサーバー向けパッケージ基板も徐々に数量が増加し、中期的にもパッケージ基板のミックス改善に寄与する見込み。今18.3期のファンダメンタルズの改善、その後の成長性を加味すれば、株価には依然としてアップサイドがあるとした。

★12:45  エイジア-もみ合い 「Next ID Alliance」に参加 「WEBCAS」シリーズの導入効果を向上へ
 エイジア<2352.T>がもみ合い。同社は30日に、フィードフォース(東京都文京区)のID連携を軸とした、最適なOne to Oneコミュニケーションを目指す取り組み「Next ID Alliance」に参加すると発表した。
 「Next ID Alliance」は、「ID連携」を加速する取り組みという。エイジアは「Next ID Alliance」が、同社の「WEBCAS taLk」をはじめとしたマーケティングコミュニケーションシステム「WEBCAS」シリーズの導入効果を向上させるものと考え、参加を決めたとしている。

★12:48  イビデン-もみ合い 一層の株価上昇には一段の視認性向上が必要 「中立」継続
 イビデン<4062.T>がもみ合い。シティグループ証券では、一層の株価上昇には一段の視認性向上が必要とみて、投資評価「2(中立)」を継続した。目標株価は1900円→2100円と引き上げた。
 前17.3期の大幅減損後に電子事業の収益性が改善に向かっていることや、北米向けSubstrate like PCB(SLP)で一定のシェアが確保できそうな点を評価。ただし、株価には決算公表後に織り込まれたと判断。今後は、来19.3期に会社計画(営業利益240億円)並みの利益水準に達する成長の可否が焦点とした。シティの同予想は200億円。
 (1)19.3期の利益成長への確度、(2)デンソーとの業務提携の具体案、(3)次期中計での成長路線への転換策の提示のいずれかがあれば、株価上昇の材料となり得るとした。

★12:49  サイオス-急騰 子会社出願の金融向け収益管理システム技術特許が承認
 サイオステクノロジー<3744.T>が急騰。同社は30日、子会社であるProfit Cube(品川区)が出願していた金融機関向け収益管理システムの新技術に関する2件の特許のうち1件が承認され、特許を取得したと発表した。
 今回取得した特許技術は、これまで固定的な管理に留まっていた収益管理システムを柔軟な分析を可能にする重要な基盤技術だという。金融機関では勘定科目(商品)をベースとした収益管理が行われてきたが、今回の新技術は、収益分析に必要なデータ項目をシステム導入後も追加で拡張可能とし、それらの追加データすべてを収益分析の軸として活用できるようになるデータベースの仕組みだとしている。今後の業績拡大への寄与が期待され、買いが入っている。


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