前場コメント No.11 シスメックス、スズキ、ニチアス、オートウェーブ、U-NEXTなど

2017/05/31(水) 11:30
★9:38  シスメックス-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 中国での機器在庫解消が必須
 シスメックス<6869.T>が5日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、中国での機器在庫解消が株価上昇には必須とコメント。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は7120円→6860円と引き下げた。
 中国での機器在庫圧縮に従来想定以上の時間を要している点、中国での診療報酬引き下げや二級病院への患者誘導といった施策が進展している点に加えて、新規事業への先行投資などを考慮し、営業利益予想を下方修正。
 米国では、米国受託臨床検査市場で10%弱のシェア(推計)を有するQuest Diagnosticsへの機器納入が2017年初めより始まっており、今18.3期下期以降は試薬需要の拡大が見込めるとした。

★9:38  住友金属鉱山-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 市況要因で減額修正
 住友金属鉱山<5713.T>が反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、Sierra Gordaリスクは後退も市況要因で減額修正。投資判断「Overweight」を継続も、目標株価は2000円→1820円と引き下げた。
 市況影響をうけやすいこと、Sierra Gordaエクスポージャーがあることは周知の事実。しかし、決算説明会において中里社長自ら、(1)現時点でのSierra Gorda追加減損リスクはほぼないこと、(2)『資源+製錬+材料』のビジネスモデルから、『資源×製錬×材料』に進化していることを明言。この2点をポジティブにとらえて、従前より指摘する「収益構造変化」については、順調に進ちょくしていると考えるべきとの見方を示した。

★9:42  スズキ-丸三が「中立」継続 ポジティブサプライズ決算でも相対PERの割安感が乏しい
 スズキ<7269.T>が小幅反落。丸三証券では、ポジティブサプライズ決算でも、相対PERの割安感が乏しいと判断。投資判断「中立」を継続した。
 前17.3期4Q(1~3月)決算は日本の利益急増により、ポジティブサプライズと言える内容。また、インドでは今18.3期以降も販売台数増加・平均単価上昇が続く見込み。今回、丸三の業績予想を引き上げるとしたが、それでも来19.3期および20.3期の予想PERは自動車業界内では相対的に高く、投資判断「中立」が妥当と判断。

★9:46  ニチアス-みずほが目標株価引き上げ 安定した成長を遂げよう
 ニチアス<5393.T>が続伸。みずほ証券では、今18.3期の利益成長は踊り場を迎えることなく、安定した成長を遂げようとコメント。投資判断「買い」を継続、目標株価は1280円→1450円と引き上げた。
 今18.3期営業利益は会社計画比11億円上振れの208億円を予想。今18.3期の利益成長は踊り場を迎えることなく、安定した成長を遂げられる可能性があると想定。石油・石化向け大型メンテナンス需要の反動減からプラント向け工事・販売は計画比下振れとみられるが、それ以外の事業セグメントは高機能製品を筆頭に、軒並み計画比で上振れる可能性があるとの見方を示した。

★9:47  オートウェーブ-急騰 債務返済期限1年間延長などの再金融支援合意
 オートウェーブ<2666.T>が急騰。同社は31日9時30分に、借入先金融機関全6行より債務返済期限の再延長を目的とした金融支援要請の同意を得たと発表した。
 1年間の金融支援延長などについて同意を得たという。なお、今回の金融支援は返済期限の延長と協定期間内返済額の減額であり、債務免除および金利の減免はないとしている。

★9:48  U-NEXT-大幅反発 動画配信が米音響大手の技術に対応
 U-NEXT<9418.T>が大幅反発。31日付の日経産業新聞で、同社が動画配信サービスを31日から米音響システム大手のドルビーラボラトリーズの最新の音響技術「ドルビーアトモス」に対応すると報じられた。
 アンドロイド端末などで本格的な立体音響を楽しめるようにするという。国内の動画配信では初めての対応とされる。まずアンドロイドのスマートフォンに対応し、6月中にアンドロイドTVなど複数デバイスに対応する予定のもよう。今後の業績拡大への寄与が期待され、買いが入っている。


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