前場コメント No.16 東レ、ニチイ学館、マクニカ富士、東京エレクトロン、ノリタケなど
★10:47 東レ－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き下げ 18.3期は最高益更新を予想
東レ<3402.T>が3日ぶり反落。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、今18.3期は繊維や機能化成品の拡販などで最高益更新を予想するとし、投資判断「Overweight」を継続した。業績予想を下方修正し、目標株価は1450円→1380円と引き下げた。
前17.3期は円高や炭素繊維複合材料での航空機向け炭素繊維の在庫調整により、4期ぶりの営業減益で着地。しかし、今18.3期は円安や航空機向け炭素繊維の在庫調整一巡、機能化成品のLIBセパレーターや有機EL材料、繊維での拡販により、営業利益は最高益更新を予想。会社計画営業利益1650億円との比較では、繊維や機能化成品の販売数量増を会社計画より保守的にみるが、為替前提を110円/ドル（会社は105円/ドル、会社試算では1円対ドル対ユーロで円安になると年間13億円の営業増益要因）と想定しているため、会社計画過達を予想するとした。
東レ<3402.T>が3日ぶり反落。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、今18.3期は繊維や機能化成品の拡販などで最高益更新を予想するとし、投資判断「Overweight」を継続した。業績予想を下方修正し、目標株価は1450円→1380円と引き下げた。
前17.3期は円高や炭素繊維複合材料での航空機向け炭素繊維の在庫調整により、4期ぶりの営業減益で着地。しかし、今18.3期は円安や航空機向け炭素繊維の在庫調整一巡、機能化成品のLIBセパレーターや有機EL材料、繊維での拡販により、営業利益は最高益更新を予想。会社計画営業利益1650億円との比較では、繊維や機能化成品の販売数量増を会社計画より保守的にみるが、為替前提を110円/ドル（会社は105円/ドル、会社試算では1円対ドル対ユーロで円安になると年間13億円の営業増益要因）と想定しているため、会社計画過達を予想するとした。
★10:51 ニチイ学館－みずほが目標株価引き上げ 計画の実現性をより高めることが必要
ニチイ学館<9792.T>がもみ合い。みずほ証券では、計画の実現性をより高めることと成長の青写真を示すことが、注目度を高める上で必要とコメント。投資判断「中立」を継続も、目標株価は850円→1000円と引き上げた。
コストコントロール強化を背景に、四半期の利益水準が改善傾向にある点はポジティブ。ただし、売上高の伸びは鈍く、本格回復にはまだ遠い。株式市場からの注目度が増してくるには成長のより具体的な青写真が必要。今18.3期計画は強気と考えられ、みずほではやや慎重な予想とした。
ニチイ学館<9792.T>がもみ合い。みずほ証券では、計画の実現性をより高めることと成長の青写真を示すことが、注目度を高める上で必要とコメント。投資判断「中立」を継続も、目標株価は850円→1000円と引き上げた。
コストコントロール強化を背景に、四半期の利益水準が改善傾向にある点はポジティブ。ただし、売上高の伸びは鈍く、本格回復にはまだ遠い。株式市場からの注目度が増してくるには成長のより具体的な青写真が必要。今18.3期計画は強気と考えられ、みずほではやや慎重な予想とした。
★10:54 マクニカ富士－底堅い 傘下が独自のサイバーセキュリティサービス提供開始
マクニカ・富士エレホールディングス<3132.T>が底堅い。同社傘下のマクニカネットワークスは31日に、標的型攻撃かの観点で即時に脅威レベルを無償判定する独自のサイバーセキュリティサービス「Mpression Threat Intelligence Platform」の提供を開始したと発表した。
サイバー攻撃が急増しているなか、適切な対処を行うためには、さらされている脅威が「ばらまき型の攻撃」か「標的型攻撃」か、もしくは「APT（高度サイバー攻撃）」といった脅威レベルを把握することが非常に重要となるという。Mpression Threat Intelligence Platformでは、「標的型攻撃」かの観点で脅威インテリジェンスを照合し、脅威レベルを即時に無償で判定。この判定結果から、対処の緊急度を迅速に判断できるとしている。
マクニカ・富士エレホールディングス<3132.T>が底堅い。同社傘下のマクニカネットワークスは31日に、標的型攻撃かの観点で即時に脅威レベルを無償判定する独自のサイバーセキュリティサービス「Mpression Threat Intelligence Platform」の提供を開始したと発表した。
サイバー攻撃が急増しているなか、適切な対処を行うためには、さらされている脅威が「ばらまき型の攻撃」か「標的型攻撃」か、もしくは「APT（高度サイバー攻撃）」といった脅威レベルを把握することが非常に重要となるという。Mpression Threat Intelligence Platformでは、「標的型攻撃」かの観点で脅威インテリジェンスを照合し、脅威レベルを即時に無償で判定。この判定結果から、対処の緊急度を迅速に判断できるとしている。
★10:54 東京エレクトロン－みずほが目標株価引き上げ エッチャー・WFE市場ともに想定比上振れ
東京エレクトロン<8035.T>が反発。みずほ証券では、エッチャー市場、WFE市場ともに、従来想定比で上振れとコメント。投資判断「中立」を継続も、目標株価は11000円→15000円と引き上げた。
今18.3期会社計画はみずほ予想を大きく上回り、株価も急上昇した。3D-NAND投資がもたらすエッチャー市場の拡大が、想定以上に大きい。受注実績の開示が中止されたことで、売り上げが株価の変動要因になるとみられる。今18.3期はインテル向けエッチャーの売り上げが他社比でも強いと推定され、来19.3期での反動減が予想される。ただし、短期的には、NAND市況の強含み、今18.3期上期の売上強含みなどが予想され、悪材料は見当たらないとした。
東京エレクトロン<8035.T>が反発。みずほ証券では、エッチャー市場、WFE市場ともに、従来想定比で上振れとコメント。投資判断「中立」を継続も、目標株価は11000円→15000円と引き上げた。
今18.3期会社計画はみずほ予想を大きく上回り、株価も急上昇した。3D-NAND投資がもたらすエッチャー市場の拡大が、想定以上に大きい。受注実績の開示が中止されたことで、売り上げが株価の変動要因になるとみられる。今18.3期はインテル向けエッチャーの売り上げが他社比でも強いと推定され、来19.3期での反動減が予想される。ただし、短期的には、NAND市況の強含み、今18.3期上期の売上強含みなどが予想され、悪材料は見当たらないとした。
★11:00 ノリタケ－3日続伸 超硬丸鋸切断機の加工速度1.5倍へ
ノリタケカンパニーリミテド<5331.T>が3日続伸。31日付の日刊工業新聞で、同社が超硬丸鋸切断機「シンカットマスター」の主力を今後1年で、加工速度が従来機比1.5倍と汎用機で業界最速級の「7」シリーズに刷新すると報じられた。
第1弾で最大加工径80ミリメートルの「NCS-7/80」を6月1日に発売し、現行「5」シリーズは用途別機種を拡充するという。主力の刷新は7年ぶりとされる。差別化で2017年度3月期に売上高10億円の同事業で5年後に同20億円を目指すもよう。今後の業績拡大への寄与が期待され、買いが入っている。
ノリタケカンパニーリミテド<5331.T>が3日続伸。31日付の日刊工業新聞で、同社が超硬丸鋸切断機「シンカットマスター」の主力を今後1年で、加工速度が従来機比1.5倍と汎用機で業界最速級の「7」シリーズに刷新すると報じられた。
第1弾で最大加工径80ミリメートルの「NCS-7/80」を6月1日に発売し、現行「5」シリーズは用途別機種を拡充するという。主力の刷新は7年ぶりとされる。差別化で2017年度3月期に売上高10億円の同事業で5年後に同20億円を目指すもよう。今後の業績拡大への寄与が期待され、買いが入っている。
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