前場コメント No.2 エナリス、日立建機、ADEKA、ラクオリア、島津製作所など

2017/06/01(木) 11:30
★9:01  キヤノン-3日ぶり反発 上限1400万株・500億円の自己株取得枠を設定
 キヤノン<7751.T>が3日ぶり反発。同社は5月31日、上限1400万株・500億円の自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2017年6月1日~2017年7月14日。自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は1.3%。

★9:01  エナリス-買い気配 ブロックチェーン技術を活用した様々な電力サービスの検討開始
 エナリス<6079.T>が買い気配。同社は5月31日に、日本のブロックチェーンスタートアップ企業であるソラミツ(東京都港区)が主導して開発を進める、国産のブロックチェーンソフトウェア「Hyperledger Iroha(以下、いろは)」の電力領域におけるユースケース・パートナーとなり、ブロックチェーン技術を活用した様々な電力サービスの検討を開始したと発表した。
 エナリスは、この取り組みにより、再生可能エネルギーや個人が創出する電力(創エネ、省エネ、畜エネ)を有効に活用できる分散型エネルギー社会への移行に貢献し、将来的に個人が自由に電力取引をできる社会の実現を目指すとしている。

★9:02  日立建機-買い気配 JPモルガンが「Neutral」へ引き上げ 構造改革後に需要回復が訪れる
 日立建機<6305.T>が買い気配。JPモルガン証券では、構造改革後に需要回復が訪れるとメント。投資判断を「Underweight」→「Neutral」、目標株価を1600円→2600円と引き上げた。
 前17.3期決算および取材を経て、業績予想、目標株価の算出年度の変更に伴い、目標株価を引き上げ。今18.3期は中国、インド、マイニング需要の底打ちに同社の構造改革や買収寄与が増益貢献する。中長期的には、さらなるコストコントロールとバリューチェーンの深化が再評価のカギとした。

★9:02  ADEKA-岩井コスモが新規「A」 会社予想は外部前提が保守的で上振れ余地あり
 ADEKA<4401.T>がもみ合い。岩井コスモ証券では、会社予想は外部前提が保守的で上振れ余地ありと判断。投資判断「A」、目標株価1900円として、新規カバレッジを開始した。
 会社の今期業績予想は微減益予想であるが、保守的で上振れ余地は大きいと判断。また、持続的成長に向けた積極投資、半導体材料の急成長期待、割安な株価水準を材料に株価は一段高が見込めるとした。DRAMや3次元NANDの製造に使われるさまざまな成膜材料を世界最大手メモリーメーカーに供給する一方、食品事業についてはマーガリンやショートニングが国内大手の一角で内需関連の側面を持つことに注目とした。

★9:02  ラクオリア-買い気配 選択的ナトリウムチャネル遮断薬(アミド誘導体)が日本で特許査定
 ラクオリア創薬<4579.T>が買い気配。同社は5月31日に、選択的ナトリウムチャネル遮断薬の物質特許のうちの1つ、アミド誘導体が日本で特許査定を受けたと発表した。今回の特許査定により、研究開発の進展や新たな導出契約などを通じて、中長期的に同社の企業価値の向上に寄与するものと考えるとしている。

★9:02  島津製作所-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 視線は中長期成長へ
 島津製作所<7701.T>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、今18.3期は中期経営計画の初年度で、視線は中長期成長へとコメント。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を2420円→2650円と引き上げた。
 16.3期以降は為替に影響されず実質増益を確保するなど、主力の計測事業を中心に収益構造は大きく変化している。前17.3期は円高の環境下、売上横ばいの中で前期比3.9%の増益を確保。為替変動を除く実質増益額は、15.3期:▲5億円、16.3期:53億円、17.3期:74億円と拡大傾向。背景には主力計測事業での製品シェア拡大や、計測以外の事業の収益性改善に向けた構造改革があると指摘。


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