前場コメント No.9 日本エンタープライズ、中国電力、DTS、セーレン、PRTIMESなど

2017/06/01(木) 11:30
★9:40  日本エンタープライズ-急騰 ブロックチェーン活用した電力取引サービスなどの共同実証開始
 日本エンタープライズ<4829.T>が急騰。同社は5月31日に、子会社の会津ラボ(福島県会津若松市)が、ブロックチェーンのスタートアップ企業であるソラミツ(東京都港区)が公開するブロックチェーン基盤「Hyperledger Iroha(以下、いろは)」の電力領域におけるユースケース・パートナーとなり、ブロックチェーン技術を活用した様々な電力サービスの検討を開始したと発表した。
 このパートナー参画を通じ、会津ラボは、ブロックチェーン技術をスマートメーターに組み込んだシステム開発の実績・知見を活かして、エネルギー事業を展開するエナリス<6079.T>が推進する新しい電力サービスの商用化に向けた実証などを共同で行うとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★9:42  中国電力-三菱UFJMSが目標株価引き下げ エクイティストーリーは変更なし
 中国電力<9504.T>が3日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、エクイティストーリーは変更なしとコメント。投資判断「Overweight」を継続も、目標株価は1770円→1570円と引き下げた。
 今18.3期配当金見通しが50円/株と高水準である点を、相対的にポジティブと判断。今18.3期経常利益予想は下方修正。主な要因は、原子力利用率の前提の引き下げによる火力燃料費の増加。原子力規制委員会による安全審査が従来予想よりも遅れているため、島根原子力発電所2号機の再稼働タイミングを2018年7月(従来2018年1月)に変更。

★9:47  DTS-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 今来期はメガバンク需要の反動減で営業減益
 DTS<9682.T>が3日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、今来期はメガバンク需要の反動減によって営業減益を予想。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は2350円→2950円と引き上げた。
 メガバンク勘定系統合案件収束によって今18.3期、来19.3期は営業減益になると予想するため、積極的な投資理由はないと判断。20.3期以降の営業利益は横ばい水準での推移を予想。注目点は、法人通信ソリューションで強みを確立し高成長セグメントへ移行できるか否か。営業利益予想の変更点は、金融公共の売上見通しの引き上げが主因。メガバンク勘定系統合に関する投資額(概算)は“4000億円台半ば”とされており、1年前の発表に比べて1000億円以上増加する見込みとした。

★9:48  セーレン-丸三が目標株価引き上げ 18.3期の会社計画は保守的と判断
 セーレン<3569.T>が4日続伸。丸三証券では、今18.3期会社計画は保守的とみて、営業利益の上振れを予想。投資判断「買い」を継続、目標株価を1900円→2100円と引き上げた。
 「買い」継続の理由は、付加価値の高い差別化製品である「クオーレ(耐久性・軽量性・コスト面に優れた自動車用シート材)」をけん引役とした車輌資材事業の中期的な成長力を高く評価するため。
 丸三では、会社側の為替や原材料・エネルギーコストの前提が保守的と考えているほか、クオーレなどの差別化製品の増収効果を強めに織り込んでいるとし、上振れを予想。来19.3期以降の業績について、増収増益が続くと見ているとした。

★9:51  PRTIMES-3日ぶり反発 インバウンド・海外向け情報発信を開始
 PRTIMES<3922.T>が3日ぶり反発。同社は31日、プレスリリース配信サービス「PR TIMES」に集まる企業情報の中から、訪日外国人旅行者向けの観光情報および海外でも利用可能なサービスや注目情報として重宝されるコンテンツを、日本語以外の言語でニュース記事調にした多言語コンテンツメディア「PR TIMES.COM」を新設し掲載開始したと発表した。
 現在は中国語繁体字(主に台湾・香港向け)、中国語簡体字(主に中国本土向け)、英語(主に英語圏向け)の3言語で展開している。今後さらに対応言語を充実させるほか、取り扱うコンテンツもボリュームを増加させる考え。今後の業績拡大への寄与が期待され、買いが入っている。


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