前場コメント No.4 三菱電機、ピープル、SANKYO、マルゼン、ステラケミファなど

2017/06/02(金) 11:30
★9:03  三菱電機-続伸 17年度の懸念要因はおおむね織り込まれた 「中立」へ引き上げ
 三菱電機<6503.T>が続伸。ゴールドマン・サックス証券では、17年度の懸念要因はおおむね織り込まれたと判断。投資判断を「売り」→「中立」、目標株価を1400円→1430円と引き上げた。
 会社の17年度計画は、為替前提(105円/ドル、110円/ユーロ)は保守的である一方、事業環境そのものに対する会社側の前提は必ずしも保守的とは言えない。たとえば、FA分野では、中国スマホ大手(Vivo/Oppoなど)の生産計画の引き下げが投資計画に見直しに今後つながる可能性はあるが、会社側は投資計画維持を前提としていると見られる。また、中国エレベーターの利益(現地通貨ベースで若干の減収減益)も、今後12~24カ月の競争激化に伴う価格低下リスクを考慮すると、会社計画は必ずしも保守的ではない。
 これらをとらえた場合、17年度の通期業績はブルームバーグ予想に到達することは難しいとの見方は不変。

★9:05  伊藤園-反落 今期4%営業増益見込むも市場予想届かず
 伊藤園<2593.T>が反落。同社は1日、18.4期通期の連結営業利益予想を226億円(前期比3.8%増)にすると発表した。市場予想は254億円。
 緑茶飲料のトップブランドである「お~いお茶」の強化と「健康ミネラルむぎ茶」「TULLY'S COFFEE」などの個別ブランドを強化し、簡便性商品を中心としたリーフ製品の販売を拡充する。
 17.3期通期の営業利益は218億円(前の期比26.3%増)だった。

★9:06  ピープル-6日ぶり反落 1Qは40%営業減益 国内で自転車・乗り物軟調
 ピープル<7865.T>が6日ぶり反落。同社は1日、18.1期1Q(2-4月)の営業利益が1.1億円(前年同期比39.9%減)だったと発表した。
 国内販売の自転車・乗り物部門の売り上げが減少したほか、海外販売では早期に開始した旧正月を挟み、生産調整に伴う出荷量が前年より減少した。

★9:07  SANKYO-大和が目標株価引き下げ 株価下落余地は限定的も上昇要因に欠く
 SANKYO<6417.T>が反落。大和証券では、株価下落余地は限定的と見られるが、上昇要因に欠くと判断。投資判断「3(中立)」を継続、目標株価は4130円→4110円と引き下げた。遊技機の需要に対する不透明感が増している。今18.3期大和業績予想は小幅修正。

★9:07  マルゼン-大幅に3日続伸 1株1085円で自己株TOB 筆頭株主が応募
 マルゼン<5982.T>が大幅に3日続伸。同社は1日、上限250万1000株・27億1358万5000円の自己株取得枠(取得期間6月2日~7月31日、発行済み株式総数に対する割合12.64%)を設定し、その買い付け手段として、自己株式の公開買い付け(TOB)を行うと発表した。
 TOBの買付価格は1株につき1085円、買付期間は6月2日~6月29日で、買付予定数は250万株。応募がこれを超える場合はその超える部分の全部または一部の買い付けを行わないものとし、あん分比例によって買い付ける。筆頭株主のマサトヨが保有株を一部売却することに伴い、これに応じるもの。

★9:07  ステラケミファ-岩井コスモが目標株価引き下げ 半導体・電池関連での中期成長力を評価
 ステラケミファ<4109.T>が5日続伸。岩井コスモ証券では、半導体・電池関連で中期的な成長力を評価するとし、投資判断「A」を継続した。目標株価は3800円→3400円と引き下げた。
 前期営業利益は3倍強に拡大も、今期は原材料高が響いて減益の見通し。会社は、リチウムイオン電池材料と添加剤の生産体制を大幅に強化。原材料価格上昇が圧迫要因になって今期の利益は一時的に落ち込む見通しだが、高シェアを占める半導体洗浄剤は、半導体生産の拡大につれて出荷量増加が見込まれる。また、需要が急増しているリチウムイオン二次電池の電解質および添加剤は設備増強で、収益貢献の拡大が本格化してくると指摘。


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