前場コメント No.5 日本海洋掘削、大真空、アイサンテクノロジー、豊田通商、宮越HDなど

2017/06/05(月) 11:30
★9:06  日本海洋掘削-小高い 「HAKURYU-12」による掘削工事受注
 日本海洋掘削<1606.T>が小高い。同社は2日に、子会社であるJapan Drilling(Netherlands)が、カタール国の石油開発会社North Oil Companyとの間で、ジャッキアップ型リグ「HAKURYU-12」によるカタール国での掘削契約を締結したと発表した。
 作業開始は2017年9月予定で、作業期間はファーム2年プラスオプション1年×2回となっている。また、受注金額は約4500万米ドル(ファーム2年分のみ、見込み)で、今期業績予想には織り込み済みとしている。

★9:06  大真空-岩井コスモが目標株価引き上げ 実質PBRで約0.5倍の株価水準は評価不足
 大真空<6962.T>が3日ぶり反落。岩井コスモ証券では、実質PBRで約0.5倍の現在の株価水準は評価不足と判断。投資判断「A」を継続、目標株価を1600円→1800円と引き上げた。
 水晶デバイスの総合大手で、小型・薄型の製品開発に強みを発揮。プロダクトミックスの改善で前期の営業利益は2倍強に拡大しており、今期も増収営業増益の見通し。高付加価値製品のけん引による中期的な利益成長に期待。

★9:06  アイサン-買い気配 愛知県などの公道自動運転実験で事業者に内定
 アイサンテクノロジー<4667.T>が買い気配。3日付の日経新聞朝刊で、公道での無人自動運転車の走行実験に愛知県などが乗り出し、実験する事業者として3次元地図に強い同社を内定したと報じられた。
 今夏にも無人走行の実現に向けた実験を始めるという。警察庁が無人の公道実験を認める方針を示したことから、全国初を目指すとされる。

★9:06  豊田通商-反落 台湾の中興電工機械と販売契約 メタノール改質型燃料電池で
 豊田通商<8015.T>が3日ぶり反落。同社は6月2日に、ガス絶縁開閉装置(GIS)や発電機などを手掛ける中興電工機械(台湾・桃園市)と、日本市場でのメタノール改質型燃料電池の販売契約を締結したと発表した。
 豊通商は燃料電池発電システムの開発・製造に強みを持つ、中興電工の定置式燃料電池の販売・設置・メンテナンス・燃料供給を行う。携帯電話基地局、浄水場、鉄道駅舎向けには中興電工と豊通商の間で専売契約を締結。これらの分野に注力すると同時に、当該燃料電池の新たな使用用途開拓を担うとした。

★9:07  宮越HD-続伸 香港投資会社にDESで新株式割り当て
 宮越ホールディングス<6620.T>が続伸。同社は2日、Century Paramount Investment(香港)などに対してデット・エクイティ・スワップ(DES)の手法を用いた第三者割当で新株式を発行すると発表した。
 有利子負債の元本返済負担と金利負担からの解放で、収益とキャッシュ・フローの改善が期待できるとした。同社はCentury Paramount Investmentなどに新株式1060万株(1株457円)を現物出資で割り当てる。

★9:07  豊田通商-反落 18.3期業績と配当期待は織り込んだ 「売り」へ引き下げ
 豊田通商<8015.T>が3日ぶり反落。ゴールドマン・サックス証券では、今18.3期業績と配当期待は織り込んだと判断。投資判断を「中立」→「売り」、目標株価を3000円→2950円と引き下げた。
 今18.3期から会計基準を日本基準からIFRSに変更することにより、200億円ののれん償却がなくなって、見かけ上の増益要因となる。同社はのれん償却前のEPSに対して配当性向25%以上を目安に今18.3期配当を支払う方針を公表していたため、株式市場では今18.3期は大きな増配になるとの期待があった。決算発表前から最近まで株価が上昇した要素の1つと考えられる。しかし、4月末の決算発表で今18.3期の増配計画がすでに公表されて株価材料が出尽くした一方、バリュエーションは相対的に割高。総合商社カバレッジ内でアンダーパフォームする可能性が高いと判断。


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