前場コメント No.8 あおぞら銀行、アズビル、ニトリ、ファンケル、シスメックスなど
★9:18 あおぞら銀行－ＪＰモルガンが「Neutral」へ引き上げ 利益水準・配当維持の方向性示す
あおぞら銀行<8304.T>が3日ぶり反落。ＪＰモルガン証券では、中期的に利益水準・配当維持の方向性を示していると注目。投資判断を「Underweight」→「Neutral」、目標株価を393円→420円と引き上げた。
大手行他社が相次いで17年度ガイダンスの利益水準を引き下げる中、同社は「配当性向50％の方針の下、最終利益430億円の達成がないと意味がない」（馬場社長）として、利益水準維持の方針を改めて示した。中期的な（次期中計18～20年度）利益目標についても、秋以降に本格的な検討を始めるとしつつも、税率が正常化する中で利益水準維持に向けたトップライン収益成長策を検討する方向性を示した。
昨秋、同社に重くのしかかった外貨調達コストは、足元プレミアム（ベーシスコスト）が沈静化。米国向け貸出を伸ばし続けるビジネスモデルの持続性は引き続き注視されるが、数年間は株式含み益のバッファーもあり、安定した利益、配当水準が見込まれるとした。
あおぞら銀行<8304.T>が3日ぶり反落。ＪＰモルガン証券では、中期的に利益水準・配当維持の方向性を示していると注目。投資判断を「Underweight」→「Neutral」、目標株価を393円→420円と引き上げた。
大手行他社が相次いで17年度ガイダンスの利益水準を引き下げる中、同社は「配当性向50％の方針の下、最終利益430億円の達成がないと意味がない」（馬場社長）として、利益水準維持の方針を改めて示した。中期的な（次期中計18～20年度）利益目標についても、秋以降に本格的な検討を始めるとしつつも、税率が正常化する中で利益水準維持に向けたトップライン収益成長策を検討する方向性を示した。
昨秋、同社に重くのしかかった外貨調達コストは、足元プレミアム（ベーシスコスト）が沈静化。米国向け貸出を伸ばし続けるビジネスモデルの持続性は引き続き注視されるが、数年間は株式含み益のバッファーもあり、安定した利益、配当水準が見込まれるとした。
★9:20 アズビル－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き上げ 持続的な利益拡大を予想
アズビル<6845.T>が反発。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、好調な事業環境と合理化推進で持続的な利益拡大を予想。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を4200円→4700円と引き上げた。
エクイティストーリーを強めるとコメント。主力のBA事業の業績伸長によって、今18.3期以降の中期的な最高益更新を予想。 BA事業に対する強気な見方に変更ないとし、首都圏オフィス再開発、その後の更新需要の取り込みが、業績ドライバーとみるとした。
加えて、AA事業の収益貢献の拡大を想定。これまで低収益だったAA事業は、前期までに固定費低減を含めた原価低減が進み、利益の出やすい事業体質に変化している。今後は、好調な半導体製造装置向けなどでの業績拡大ポテンシャルが大きいと判断。
アズビル<6845.T>が反発。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、好調な事業環境と合理化推進で持続的な利益拡大を予想。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を4200円→4700円と引き上げた。
エクイティストーリーを強めるとコメント。主力のBA事業の業績伸長によって、今18.3期以降の中期的な最高益更新を予想。 BA事業に対する強気な見方に変更ないとし、首都圏オフィス再開発、その後の更新需要の取り込みが、業績ドライバーとみるとした。
加えて、AA事業の収益貢献の拡大を想定。これまで低収益だったAA事業は、前期までに固定費低減を含めた原価低減が進み、利益の出やすい事業体質に変化している。今後は、好調な半導体製造装置向けなどでの業績拡大ポテンシャルが大きいと判断。
★9:23 ニトリＨＤ－みずほが目標株価引き上げ SCM構築がもたらす競争力格差に再度注目
ニトリホールディングス<9843.T>が反発。みずほ証券では、SCM構築がもたらす競争力格差に再度注目。投資判断「買い」を継続、目標株価は17000円→19000円と引き上げた。
SCM構築がもたらす成長力の高さを評価。商品企画から販売を一貫して行うSCMをすでに構築できた競争優位性は高く、成長市場である都市部、およびECでの競争力格差につながる見込み。成長市場への足固めは整い、今後3年間は利益水準拡大のフェーズとなる見通し。SCMの構築が商品力や変化対応スピードを高め、移り気な日本の消費者に「選ばれ続ける」か否かの決定要因になると想定。SCMの構築がもたらす競争力格差が業績格差につながると考え、小売セクターの成長銘柄の1つと考えるとした。
ニトリホールディングス<9843.T>が反発。みずほ証券では、SCM構築がもたらす競争力格差に再度注目。投資判断「買い」を継続、目標株価は17000円→19000円と引き上げた。
SCM構築がもたらす成長力の高さを評価。商品企画から販売を一貫して行うSCMをすでに構築できた競争優位性は高く、成長市場である都市部、およびECでの競争力格差につながる見込み。成長市場への足固めは整い、今後3年間は利益水準拡大のフェーズとなる見通し。SCMの構築が商品力や変化対応スピードを高め、移り気な日本の消費者に「選ばれ続ける」か否かの決定要因になると想定。SCMの構築がもたらす競争力格差が業績格差につながると考え、小売セクターの成長銘柄の1つと考えるとした。
★9:26 ファンケル－みずほが目標株価引き上げ インバウンドの追い風に新ブランドが飛び立つか
ファンケル<4921.T>が反発。みずほ証券では、インバウンドの追い風に、新ブランドが飛び立つか注目。投資判断「買い」を継続、目標株価は2100円→2500円と引き上げた。
今18.3期は中期計画最終年度で広告費が抑制されることで、営業利益が大幅増になるという従来の見方を維持。株価には依然割安感があると判断。従来予想より営業利益は5億円減額。これは広告費は思ったほどには削減されないことによるもの。会社予想より好調とみるのは、カタログ送付コストが重い通販より、店頭売上が好調となるとみるため。中期的には、オンライン購入者へのカタログ送付費用の削減や、新ブランドの上市により、緩やかな増益傾向が続くと思われる。現在は特別配当を含む年間配当額も、現在の利益水準が続けば維持されるものとみているとした。
ファンケル<4921.T>が反発。みずほ証券では、インバウンドの追い風に、新ブランドが飛び立つか注目。投資判断「買い」を継続、目標株価は2100円→2500円と引き上げた。
今18.3期は中期計画最終年度で広告費が抑制されることで、営業利益が大幅増になるという従来の見方を維持。株価には依然割安感があると判断。従来予想より営業利益は5億円減額。これは広告費は思ったほどには削減されないことによるもの。会社予想より好調とみるのは、カタログ送付コストが重い通販より、店頭売上が好調となるとみるため。中期的には、オンライン購入者へのカタログ送付費用の削減や、新ブランドの上市により、緩やかな増益傾向が続くと思われる。現在は特別配当を含む年間配当額も、現在の利益水準が続けば維持されるものとみているとした。
★9:27 シスメックス－8日続伸 がん治療薬効くかどうかを事前検査する技術の研究開始
シスメックス<6869.T>が8日続伸。6日付の日経新聞朝刊で、同社が「オプジーボ」など免疫の働きを高めるタイプのがん治療薬が効くかどうか、事前に血液検査で予測する技術の臨床研究を近く始める方針だと報じられた。
京都大学と共同で、3～4年内の実用化を目指すという。オプジーボは高額なうえ効果が出る人が末期患者の2～3割に限られる。実用化されれば不必要な投与を避けられ、医療費抑制につながる可能性があるとしている。
シスメックス<6869.T>が8日続伸。6日付の日経新聞朝刊で、同社が「オプジーボ」など免疫の働きを高めるタイプのがん治療薬が効くかどうか、事前に血液検査で予測する技術の臨床研究を近く始める方針だと報じられた。
京都大学と共同で、3～4年内の実用化を目指すという。オプジーボは高額なうえ効果が出る人が末期患者の2～3割に限られる。実用化されれば不必要な投与を避けられ、医療費抑制につながる可能性があるとしている。
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