前場コメント No.12 ツムラ、多摩川ＨＤ、ビックカメラ、インスペック、スギＨＤなど
★10:02 ツムラ－大和が目標株価引き上げ 原料生薬価格動向などを踏まえて
ツムラ<4540.T>が続落。大和証券では、投資判断「3（中立）」を継続、原料生薬価格動向などを踏まえて、目標株価は3400円→3900円と引き上げた。予想原価率を下げ、設備投資予想を増額修正。フリー・キャッシュフロー創出局面との見方に変更はなし。株価は直近の上昇で割安感に乏しいと指摘。
ツムラ<4540.T>が続落。大和証券では、投資判断「3（中立）」を継続、原料生薬価格動向などを踏まえて、目標株価は3400円→3900円と引き上げた。予想原価率を下げ、設備投資予想を増額修正。フリー・キャッシュフロー創出局面との見方に変更はなし。株価は直近の上昇で割安感に乏しいと指摘。
★10:06 メディパル－みずほが目標株価引き上げ 18.3期計画は若干保守的な印象
メディパルホールディングス<7459.T>が5日ぶり反落。みずほ証券では、今18.3期計画は期末の在庫差益などを勘案すると、若干保守的な印象とコメント。投資判断「中立」を継続も、目標株価は1900円→2100円と引き上げた。
今18.3期計画はおおむね妥当と判断。期末の在庫差益が慎重に計画に組み込まれていると推測し、計画より若干強めの予想。注目点は医薬品卸市場の回復時期、回復ペースがどのようになるかという点。
今18.3期会社計画では、医療用医薬品等卸売事業の売上高が前期比0.5％増、売上総利益率が前期比0.35％ポイント上昇とされている。値引きをしてシェアをとるのではなく、利益重視の姿勢が現れている。（1）実際には売り上げはもう少し伸びる可能性がある、（2）薬価改定直前に発生する、（3）期末の在庫差益の計上などで、売上総利益率は若干計画よりも強めになると予想。
メディパルホールディングス<7459.T>が5日ぶり反落。みずほ証券では、今18.3期計画は期末の在庫差益などを勘案すると、若干保守的な印象とコメント。投資判断「中立」を継続も、目標株価は1900円→2100円と引き上げた。
今18.3期計画はおおむね妥当と判断。期末の在庫差益が慎重に計画に組み込まれていると推測し、計画より若干強めの予想。注目点は医薬品卸市場の回復時期、回復ペースがどのようになるかという点。
今18.3期会社計画では、医療用医薬品等卸売事業の売上高が前期比0.5％増、売上総利益率が前期比0.35％ポイント上昇とされている。値引きをしてシェアをとるのではなく、利益重視の姿勢が現れている。（1）実際には売り上げはもう少し伸びる可能性がある、（2）薬価改定直前に発生する、（3）期末の在庫差益の計上などで、売上総利益率は若干計画よりも強めになると予想。
★10:08 多摩川ＨＤ－急騰 衛星通信向け固体電力増幅器の試作機納入
多摩川ホールディングス<6838.T>が急騰。同社は5日に、子会社の多摩川電子は、宇宙航空研究開発機構（ＪＡＸＡ）が2019年度使用開始予定の深宇宙探査用地上局（GREAT、大型パラボラアンテナ）のX帯送信機採用を目指し、ＮＥＣ<6701.T>傘下のＮＥＣネットワーク・センサ（東京都府中市）が試作した送信機向けに、多摩川電子が設計した固体電力増幅器（SSPA）を納入したと発表した。
SSPAは、高出力、高効率であり信頼性も高いことからレーダーや衛星通信などの送信機に使用され今後の需要拡大が期待されているという。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。
多摩川ホールディングス<6838.T>が急騰。同社は5日に、子会社の多摩川電子は、宇宙航空研究開発機構（ＪＡＸＡ）が2019年度使用開始予定の深宇宙探査用地上局（GREAT、大型パラボラアンテナ）のX帯送信機採用を目指し、ＮＥＣ<6701.T>傘下のＮＥＣネットワーク・センサ（東京都府中市）が試作した送信機向けに、多摩川電子が設計した固体電力増幅器（SSPA）を納入したと発表した。
SSPAは、高出力、高効率であり信頼性も高いことからレーダーや衛星通信などの送信機に使用され今後の需要拡大が期待されているという。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。
★10:10 ビックカメラ－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ 同業他社を上回る業績を予想
ビックカメラ<3048.T>が続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、独自の増益要因で同業他社を上回る業績を予想。投資評価「1（アウトパフォーム）」を継続、目標株価を1300円→1400円と引き上げた。
今17.8期上期業績がＳＭＢＣ日興予想を下回った点を反映し、今17.8期以降の利益予想を減額。しかし、免税売上の回復、ポイント費用の正常化により下期以降は再び増益基調に回帰すると想定。高収益な自主企画商品の伸長、コジマとの物流統合の効果を背景に、同業他社を上回る業績が見込める。カタリストは3Qの増益転換。株式相場の上昇を反映し、目標株価を引き上げ。引き続き、強気のスタンスで挑みたいとした。
ビックカメラ<3048.T>が続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、独自の増益要因で同業他社を上回る業績を予想。投資評価「1（アウトパフォーム）」を継続、目標株価を1300円→1400円と引き上げた。
今17.8期上期業績がＳＭＢＣ日興予想を下回った点を反映し、今17.8期以降の利益予想を減額。しかし、免税売上の回復、ポイント費用の正常化により下期以降は再び増益基調に回帰すると想定。高収益な自主企画商品の伸長、コジマとの物流統合の効果を背景に、同業他社を上回る業績が見込める。カタリストは3Qの増益転換。株式相場の上昇を反映し、目標株価を引き上げ。引き続き、強気のスタンスで挑みたいとした。
★10:10 インスペック－マイナス転換 通期営業益を下方修正 デジタルパソロジー事業の譲渡長期化で
インスペック<6656.T>がマイナス転換。同社は5日10時、17.4期通期の連結営業利益予想を従来の1.7億円から1.4億円（前期は0.2億円の赤字）へと引き下げると発表した。
デジタルパソロジー関連機器事業の譲渡手続きが長期化したほか、今後実施される予定のデジタル画像での病理検査に対する保険収載を視野に入れた新製品の開発に注力したことも響いた。
インスペック<6656.T>がマイナス転換。同社は5日10時、17.4期通期の連結営業利益予想を従来の1.7億円から1.4億円（前期は0.2億円の赤字）へと引き下げると発表した。
デジタルパソロジー関連機器事業の譲渡手続きが長期化したほか、今後実施される予定のデジタル画像での病理検査に対する保険収載を視野に入れた新製品の開発に注力したことも響いた。
★10:13 スギＨＤ－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ 新経営陣の施策を待ちたい
スギホールディングス<7649.T>が3日続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、自社物流センターの活用、新経営陣の施策を待ちたいとし、投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は5700円→6100円と引き上げた。
自社物流センターをはじめとしたインフラ整備が進み、同社は今18.2期から「攻め」に転じる方針。出店ペース拡大に注力するほか、自社物流センターを活用したコスト削減（物流コストの「見える化」）や地場メーカーからの商品調達による商品の差別化（自主マーチャンダイジング）に取り組む方針と推察。ＳＭＢＣ日興はこうした一連の変化をポジティブにとらえていたとしたが、自社物流センターの立ち上げを主導してきた桝田直代表取締役社長兼COOが5月に退任したこともあり、現在ではその効果をやや慎重に見極めたいとした。当面は新中期経営計画に注目。
スギホールディングス<7649.T>が3日続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、自社物流センターの活用、新経営陣の施策を待ちたいとし、投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は5700円→6100円と引き上げた。
自社物流センターをはじめとしたインフラ整備が進み、同社は今18.2期から「攻め」に転じる方針。出店ペース拡大に注力するほか、自社物流センターを活用したコスト削減（物流コストの「見える化」）や地場メーカーからの商品調達による商品の差別化（自主マーチャンダイジング）に取り組む方針と推察。ＳＭＢＣ日興はこうした一連の変化をポジティブにとらえていたとしたが、自社物流センターの立ち上げを主導してきた桝田直代表取締役社長兼COOが5月に退任したこともあり、現在ではその効果をやや慎重に見極めたいとした。当面は新中期経営計画に注目。
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