前場コメント No.13 富士電機、ユナイテッド、日本新薬、NTT、アダストリアなど

2017/06/05(月) 11:30
★10:14  富士電機-みずほが目標株価引き下げ 個別成長要因は健在
 富士電機<6504.T>が3日ぶり反落。みずほ証券では、業績予想を小幅引き下げも、同社個別の成長要因は健在とみて、投資判断「買い」を継続した。目標株価は760円→720円と引き下げた。
 株価は前17.3期決算以降、対TOPIXで約10%アンダーパフォームしている。みずほでは、(1)コンセンサス下振れの17.3期実績、18.3期会社見通しがネガティブ視されたこと、(2)17年2月に富士通と同社による株式持ち合いの見直し発表以降の株式需給悪化懸念などが要因と推察。ただし、業績予想は小幅引き下げも、個別成長要因は依然健在であり、(2)も中期的にはガバナンスや資本効率改善につながる上、株式需給悪化リスクも一定程度織り込まれつつあると考えるとした。

★10:18  アルフレッサ-みずほが目標株価引き上げ 計画はやや保守的 増収率が注目点
 アルフレッサホールディングス<2784.T>が3日ぶり反落。みずほ証券では、会社計画はやや保守的と判断。増収率が注目点とし、投資判断「中立」を継続、目標株価は1900円→2200円と引き上げた。
 業績予想の精度は低いながらも、今18.3期会社計画はやや保守的な印象とした。医薬品卸各社の中で最も低コスト体質であり、シェア拡大を狙う雰囲気が感じられるとコメント。従って、医療用医薬品等卸売事業の増収率が計画通りに推移するかが注目点とした。

★10:18  ユナイテッド-3日ぶり反発 Androidアプリ向け動画リワード広告SDKのパッケージ提供開始
 ユナイテッド<2497.T>が3日ぶり反発。同社は5日に、運営するスマホ媒体社向けのSSP「adstir」が、Androidアプリ向け動画リワード広告SDKのパッケージ提供を開始したと発表した。
 今回のアップデートにより、数行の設定を追記するのみで対象となる広告ネットワーク全てを一括で導入できるようになったという。これにより、アプリデベロッパーの負担となっていたSDK実装の工数を軽減することが可能となり、広告配信開始までにかかる時間が大幅に短縮されるとしている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。

★10:24  日本新薬-CSが目標株価引き上げ ウプトラビの伸長に期待
 日本新薬<4516.T>が3日続伸。クレディ・スイス証券では、ウプトラビの伸長に期待。投資評価「OUTPERFORM」を継続、目標株価を6700円→7700円と引き上げた。
 肺動脈性肺高血圧(PAH)治療薬フランチャイズがけん引する医薬品事業の今18.3期売り上げは前年比4%増加し、前年度のマイルストーンおよび原薬収入による一時金をカバーできると予想。ウプトラビの海外売り上げの伸長およびロイヤルティー料率の変更に伴い、工業所有権等収入は同73%増と予想。国内事業ではPAH治療薬オプスミットを含む共同販促収入は同54%増を予想し、さらにウプトラビの12カ月分の売り上げを期待。売上構成が収益性が高い製品にシフトし、今期の営業利益は同23%増を予想。

★10:28  NTT-みずほが目標株価引き上げ 待たれるのは海外事業の改善
 NTT<9432.T>が反発。みずほ証券では、安定成長の確度は高まり、国内事業が株主還元基盤をさらに強化、待たれるのは海外事業の改善とコメント。投資判断「中立」を継続も、目標株価は4970円→5430円と引き上げた。
 国内通信事業では固定・移動ともに業績の悪化リスクが限定的となる局面を迎えている。前17.3期において減価償却方法の変更に伴う減価償却費用の大幅減少を原資に多額の後年度負担軽減費用を計上したが、今後はその軽減費用の金額をコントロールすることで、会計上の利益は制御可能な状況にある。
 株価的に注目したいのは海外事業の動向。まずは、前17.3期に減損損失と構造改革費用を計上したDimension Dataの業績が単なる反動増以上に改善するかが焦点。本質的には会計上の利益の安定成長を図られる間に国内ではB2B2X事業が、海外ではクラウド事業が成長軌道を示せるかが注目点とした。

★10:30  アダストリア-続落 5月既存店0.6%増収 既存店客数2.9%増
 アダストリア<2685.T>が続落。同社は2日、5月の国内月次売上高で、既存店売上高が前年同月比0.6%増だったと発表した。4月の同6.4%増から伸び率は鈍化した。既存店客数は同2.9%増加。既存店客単価は同2.3%低下した。全店売上高は同5.9%増だった。
 5月は、気温の上昇にともなって初夏物を中心に売り上げが順調に推移した。アイテム別ではワイドパンツ・ボリュームスカートなどのボトムス類が売り上げをけん引したほか、キッズ商品や、サンダル・ロゴバッグなどのグッズも人気となったとしている。


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