後場コメント No.1 グローリー、ハイパー、日本海洋掘削、コア、大真空など

2017/06/05(月) 15:00
★12:30  グローリー-東海東京が「Neutral」へ引き下げ 売り上げ伸び悩みで上値は追いにくい
 グローリー<6457.T>が6日ぶり反落。東海東京調査センターでは、売り上げが伸び悩みであり、株価の上値は追いにくいと判断。レーティングを「Outperform」→「Neutral」と引き下げた。目標株価は今18.3期予想PER20.2倍で算出し、3870円とした。
 今18.3期業績を売上高2250億円(前年比1.1%増)、営業利益204億円(同0.2%増)と予想。会社計画(売上高2350億円、営業利益210億円)を若干下回る。金融市場向け売り上げは前年を下回り、海外市場については前年比で増収になるものの、伸び率は小さいものになると予想。金融市場の売り上げ低迷については、郵政関連の売り上げが減少することと、04年新紙幣改札時に導入した出納機の更新需要が一巡したことを想定しているとした。

★12:30  ハイパー-4日続伸 WEB上で購入・契約管理できるWebサイト「さーす丸」開設
 ハイパー<3054.T>が4日続伸。同社は5日、顧客がWEB上で購入・契約管理などできるWebサイト「さーす丸」を開設したと発表した。
 法人市場を中心とした幅広い顧客に対してSaaS製品の販売拡大を図るという。開設時にこのWebサイト上で提供するSaaS製品としては、Microsoft Office365が中心となるが、今年度中をめどに多種多様なサービスを一括して契約管理ができるようバージョンアップし、さまざまな商品ラインナップを揃え、サービスの向上を図る考え。

★12:30  日本海洋掘削-後場プラス浮上 房総半島沖でレアメタルを含む岩石発見と報道で思惑
 日本海洋掘削<1606.T>が後場プラス浮上。6月5日昼のNHKニュースで、千葉県の房総半島沖において、レアメタルを含む岩石が見つかったと伝えられたことが材料。同社のほか、三井海洋開発<6269.T>もしっかり。
 房総半島からおよそ350キロの海底に、コバルトなどの希少な金属「レアメタル」を多く含んだ岩石の集まりが、東京23区の面積のおよそ1.5倍の規模で広がっていることが、海洋研究開発機構などの調査でわかったもの。機構では、日本近海での海底資源開発の可能性について、引き続き調査を進めたいとしていると報じられている。

★12:31  コア-後場上げ幅拡大 大容量ファイル伝送システム「HakoBeruKun-G」販売開始
 コア<2359.T>が後場上げ幅拡大。同社は5日11時30分に、同社グループのギガ(東京都世田谷区)が、AXLBIT(東京都品川区)との協業により、大容量ファイル伝送システム「HakoBeruKun-G」の販売・マーケティング活動を開始すると発表した。
 「HakoBeruKun-G」は、インターネットを介してファイル転送を行うクラウド型のサービスという。クラウドでのSaaS提供となるため、オンプレミス版とは違い、自社でシステムの構築、運用保守といった作業や費用が不要となり、月額利用料の支払いで利用が可能としている。

★12:35  大真空-東海東京が目標株価引き上げ スマホ向け好調 今期利益は計画比上ぶれを予想
 大真空<6962.T>が3日ぶり反落。東海東京調査センターでは、スマホ向けが好調で、今期利益は計画比上ぶれを予想。レーティング「Outperform」を継続、目標株価は1840円へ引き上げた。
 今18.3期ガイダンスは、売上高340億円(前年比10%増)、営業利益14.4億円(同3%増)。能力増強のため、設備投資を50億円(前年比14億円増)、減価償却費は30億円(同4億円増)を見込んでいるもよう。今期もスマートフォン向けにTCXOが引き続き伸びるほか、サーミスタ付振動子では超小型品を投入するもよう。カーエレクトロニクス市場向けにはエコカーの増加や電装化の進展を背景に、信頼度の高い水晶振動子の伸びに期待。超薄型の新工法水晶振動子の投入により、IoT(モノのインターネット)関連やウェアラブル機器関連市場でのプレゼンス拡大も狙っているようだとした。


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