前場コメント No.13 セイコーHD、京阪HD、三井住友、堀場製作所、クラリオンなど

2017/06/06(火) 11:30
★9:59  セイコーHD-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 18.3期会社計画は安心感
 セイコーホールディングス<8050.T>がもみ合い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、今18.3期会社計画はムーブメント回復を前提としない内容で安心感があるとコメント。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は440円→480円と引き上げた。
 ムーブメントは取扱製品の一部縮小があった影響で前17.3期3Qまでの減収幅は大きかったが、前17.3期4Qからは正常化。この影響もあり、ウォッチ事業全体の四半期での減収率も縮小している。今18.3期会社計画はムーブメントの回復を織り込んでいないことや、完成品の成長率前提は3%~4%程度だとみられるなど現実的な印象。同社ムーブメントおよび完成品とスマートウォッチの競合に関しては、一部競合している状況にあるため、中長期的には構造的な圧迫要因となる可能性もある。完成品の主な業績ドライバーである国内は安定的に推移しているとみているとし、業績の底割れ懸念は後退、増益基調で推移すると考えるとした。

★10:02  京阪HD-みずほが目標株価引き下げ ホテル業界にも人手不足による費用増が顕在化
 京阪ホールディングス<9045.T>が5日ぶり反落。みずほ証券では、ホテル業界にも人手不足による費用増が顕在化していると判断。投資判断「中立」を継続、目標株価は740円→700円と引き下げた。
 成長ドライバーであるホテル事業営業利益は、新規出店などで拡大する客室数に合わせた人材確保による先行投資的な費用増で、今18.3期は前年比8.2%減の43億円、来19.3期は同7.0%減の40億円と予想。京都エリアでは、2019年までに約2700室のホテルが新規開業の予定であり、現状の客室数約1万7000室から約16%の供給増となる見込み。観光客
の増加により、ホテル業界のみならず、観光産業全体で人材確保の競争激化が予想されるとした。

★10:02  三井住友-大和が目標株価引き上げ 2017年度業績上振れへ 中期的に連続増配を期待
 三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>が反発。大和証券では、2017年度業績は上振れと想定。中期的に連続増配を期待するとし、投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を4300円→4600円と引き上げた。
 2017年度の連結当期純利益は銀行目標を上回る6800億円を予想。2019年度連結当期純利益は中計の目標目線7000億円の達成を想定。予想配当利回り3%台後半、2017年度~2019年度と連続増配を期待するとした。

★10:05  堀場製作所-TIWが「2」継続 株価に対する見方は不変
 堀場製作所<6856.T>が反発。投資情報会社のTIWでは、通期収益予想を小幅に引き上げたものの、株価に対する見方は不変とコメント。投資評価「2(Neutral)」を継続した。
 株価は年初来高値を更新したが、半導体事業の貢献から業績上振れへの期待が背景にあると推察。半導体の収益がピークアウトしたとき、自動車計測が着実に利益拡大をけん引できるのか現状定かではなく、今後自動車計測の収益改善度合いに注目が集まると想定。株価に割安感は見られず、現水準からさらに上昇の期待できる局面ではないと判断。

★10:09  クラリオン-みずほが目標株価引き下げ 競合他社比で相対的に好地位との見方は不変
 クラリオン<6796.T>が6日ぶり反落。みずほ証券では、競合他社比で相対的に好地位との見方は不変であり、車載カメラの成長再加速を待つ局面と判断。投資判断「中立」を継続、目標株価は440円→400円と引き下げた。
 (1)既存カーナビ/AV分野からADASや安全安心分野へのシフトで先行(全社売上高の15%弱が車載カメラ)、(2)親会社でIT技術やエレクトロニクス化製品に強みを有する日立グループとの連携などから、カーエレ4社内で相対的に好ポジションにあるとの見方は不変。ただし、投資指標面には特段の割安感はないと判断。現状は、株価再評価のカタリストとなり得る、車載カメラの成長再加速を待つ局面と考えるとした。


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