前場コメント No.15 小野薬品、スズキ、リョービ、ジンズ、ニチレイなど

2017/06/06(火) 11:30
★10:20  小野薬品-小高い オプジーボが尿路上皮がん患者の治療薬として欧州連合で承認
 小野薬品工業<4528.T>が小高い。同社は5日に、同社と戦略的提携関係を結んでいるブリストル・マイヤーズスクイブ社は2日に、欧州委員会(EC)が、オプジーボを、プラチナ製剤を含む前治療に不応であった局所進行の切除不能または転移性尿路上皮がんの成人患者の治療薬として承認したと発表したことをリリースした。
 日本では小野薬品とブリストル・マイヤーズスクイブ社(およびその日本法人であるブリストル・マイヤーズスクイブ)は、がん患者向けに複数のがん免疫療法薬の共同開発、共同商業化、共同販売促進を含む戦略的提携関係を結んでいる。この承認により、オプジーボは膀胱がんの一般的なタイプである尿路上皮がん患者の治療薬として欧州連合で承認された初めてのがん免疫療法薬となるとしている。

★10:26  バローHD-野村が目標株価引き下げ SM事業の既存店の競争力回復を待ちたい
 バローホールディングス<9956.T>が4日ぶり反落。野村証券では、スーパーマーケット(SM)事業の既存店の競争力回復を待ちたいとし、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は2900円→2800円と引き下げた。
 食品インフレの継続が見込まれないなか、食品スーパー業態に対する投資妙味は乏しい。同社の低水準なPERは魅力的だが、SM事業の既存店の競争力回復を確認したいとした。業績予想を下方修正。今18.3期の営業利益は前期比6%増益の164億円、会社計画の173億円には未達を予想。

★10:28  スズキ-底堅い インド生産子会社敷地に部品メーカー誘致
 スズキ<7269.T>が底堅い。6日付の日刊工業新聞で、同社がインド・グジャラート州の4輪生産子会社、スズキ・モーター・グジャラート(SMG)の敷地内に部品メーカーを誘致すると報じられた。
 2月に本格稼働した新車両工場近くで物流費のかさむ大物部品を生産する計画で、フタバ産業<7241.T>などが進出を検討しているという。SMGは2020年代初めに年産75万台規模となる見通しとされる。今後の増産に対応するため、部品メーカーのリスクや投資負担を軽減し、進出を促すもよう。今後の業績拡大への貢献が期待され、株価は底堅く推移している。

★10:29  リョービ-野村が目標株価引き上げ 18.3期下期から業績は改善へ
 リョービ<5851.T>が反発。野村証券では、北米や中国で拡販が進み、今18.3期下期から業績は改善すると想定。レーティング「Buy」を継続、目標株価を530円→570円と引き上げた。
 米国が一時的な端境期にあたることもあり、今18.3期上期まではやや厳しい業績が予想される一方、下期から業績は反転する見込み。米系メーカーの多段AT向け製品の増収、中国でのエンジンブロックの拡販などを背景に来19.3期にかけて業績拡大が見込まれる点が魅力。車の軽量化に貢献する製品として、アルミダイカスト製品の採用が徐々に拡大していく可能性もあるとした。

★10:30  ジンズ-小高い 5月度既存店売上高3%増 スポット展開商品が売り上げをけん引
 ジンズ<3046.T>が小高い。同社は5日の大引け後に、5月度月次売上状況(速報)を発表し、アイウエア専門ショップの売上高対前年比は、全店ベースで6.1%増、既存店ベースでは2.6%増となった。
 5月は、4月26日より女性のフォーマルスタイルに向けて発売した「リムメタル」が好調だったほか、同じく4月26日より発売した「17SS Front Switch」をはじめとしたスポット展開商品が売り上げをけん引した。また、5月26日にFlagship Store「ジンズ 渋谷店」を渋谷の中心街にオープンし、好評を博しているとしている。

★10:30  ニチレイ-大和が目標株価引き上げ 冷凍食品の需要の強さを改めて確認
 ニチレイ<2871.T>が続伸。大和証券では、冷凍食品の需要の強さを改めて確認。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を2700円→3400円と引き上げた。冷凍食品の需要増は、しばらく続くと予想。タイ事業の収益環境悪化がやや懸念材料。


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