後場コメント No.5 グリーンペプタイド、コナミ、日本M&Aセンター、アーレスティ、山陽特殊製鋼など

2017/06/06(火) 15:00
★13:19  グリーンペプタイド-急騰 久留米大学が米国臨床腫瘍学会でペプチドワクチンの試験結果発表
 グリーンペプタイド<4594.T>が急騰。5日に久留米大学がんワクチンセンターが、HLA-A24陽性のテモゾロミド治療抵抗性膠芽腫を対象に、テーラーメイド型がんペプチドワクチンとプラセボを比較した第3相臨床試験の主要評価項目である全生存期間に関する試験結果を米国臨床腫瘍学会で発表したとリリースした。同社は久留米大学発の創薬ベンチャーであることから、同件が材料視されているもよう。

★13:23  コナミ-SBIが新規「やや強気」 事業ポートフォリオの優位性を発揮できる局面に
 コナミホールディングス<9766.T>が続伸。SBI証券では、事業ポートフォリオの優位性を発揮できる局面と判断。投資判断「やや強気」、目標株価6100円として、新規カバレッジを開始した。
 同社はモバイルゲームにいち早く進出するとともに、大きな経営資源を注ぎ込んできた。マーケットが成熟化する中にあって、海外でも認知度の高い強力なIP(知的財産)を多数有するとともに、グローバル展開できる事業基盤を持つ強みが生かされてきている。「遊戯王デュエルリンクス」がグローバルでヒットし、この5月には、「Winning Eleven 2017」をリリース、モバイルゲームをけん引役とした収益拡大局面を迎えている。中長期的にも、ゲーミング&システム事業の海外での高い実績から、日本国内におけるカジノ解禁による収益拡大への期待もあるとした。

★13:31  日本M&Aセンター-7日ぶり反落 リンカーズと中小企業活性化による地方創生で業務提携
 日本M&Aセンター<2127.T>が7日ぶり反落。同社は5日に、全国500機関、2000名以上の産業支援機関および地方金融機関のコーディネーターと連携して中小ものづくり企業のビジネスマッチングを行うリンカーズ(東京都中央区)と業務提携すると発表した。
 日本M&Aセンターの事業承継支援による「技企業」経営課題の解決と、さらにリンカーズによる「技マッチング」によるビジネス機会の強化を同時に行うことで、地域経済の活性化を行うプロジェクトを立ち上げたという。このプロジェクトは全国初の試みであり、初年度は近畿エリアの中小企業を中心にサービスを開始し、順次全国に展開する計画としている。しかし、軟調な地合いのなかで株価は下落している。

★13:32  アーレスティ-野村が目標株価引き上げ 米国利益は改善途上 中期での拡販も待ちたい
 アーレスティ<5852.T>が反発。野村証券では、米国利益は改善途上で、中期での拡販も待ちたいとコメント。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は980円→1200円と引き上げた。
 過去に生産対応費用で業績悪化した米国では、改善は進んでいるものの依然として営業利益率は低いと見られる。人材の定着率に課題があり、生産性改善が進んでいくかは今後確認していく必要がある。また、会社が目指す海外メーカーへの拡販についても、一定の時間が必要。過去2年間で米国やアジアでの収益性の改善が進んできた点は評価できるものの、中期成長のカギとなる拡販には時間を要するとの見方を示した。

★13:37  山陽特殊製鋼-野村が目標株価引き上げ 数量好調で堅調な業績
 山陽特殊製鋼<5481.T>が続落。野村証券では、数量好調で堅調な業績と判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価を650円→705円と引き上げた。
 足元の特殊鋼の受注は鋼種別では軸受鋼、分野別では産業機械向けなどを中心に好調と推察。鉄屑価格が下落気味であるほか、関西電力(9503)の原発の再稼働が進むため、エネルギー費用の増加も他社に比べると小さいと予想され、今18.3期、来19.3期にかけて堅調な業績が予想される。
 同社は20.3期までの中期計画で生産構造改革に取り組む姿勢を示している。野村では、この効果が発揮されるのは21.3期以降とみているとし、当面は大幅な生産数量の増加は難しいと想定。ただし、配当性向を引き上げるなど株主還元にも積極的な姿勢を示している点は評価でき、現状の株価は割安水準とみているとした。


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