後場コメント No.6 川崎重工業、トライステージ、日新電機、加藤製作所、日東工業など

2017/06/06(火) 15:00
★13:33  川重-続落 電力消費10%低減のセメント排熱発電設備向けボイラを完成
 川崎重工業<7012.T>が続落。6日付の日刊工業新聞で、同社が、従来型に比べ電力消費量を約10%低減したセメント排熱発電設備向けボイラを完成したと報じられた。
 ボイラ内部の水管の配置を工夫し、熱交換率を向上させたという。省エネルギー化とともに、同30%の小型化を達成したとされる。中国セメント大手コンチグループとの合弁会社、ACKとして初の独自開発製品としている。8月にも商用機をコンチのセメントプラント(中国)に導入するのを足がかりに、中国や東南アジアで拡販するもよう。しかし、地合いの悪い中で売りが出ている。

★13:41  スカパーJSAT-いちよしがフェアバリュー引き下げ 18.3期は大幅な減収減益の見通し
 スカパーJSATホールディングス<9412.T>が続落。いちよし経済研究所では、今18.3期は防衛省への衛星売却の寄与はく落および償却負担増により、大幅な減収減益を予想。レーティング「B」を継続、フェアバリューは550円→540円と引き下げた。
 有料多チャンネル事業での「Jリーグ放映権」はく落による累計加入件数の急激な落ち込みを受け、今18.3期以降の業績見通しを下方修正。今18.3期は宇宙・衛星事業における防衛省への衛星「きらめき2号」の売却の影響はく落により、大幅な減収減益と予想。しかし、来19.3期には2018年中の打ち上げ予定となっている3基(うち1基は防衛省への売却衛星「きらめき1号」)の効果で、増収増益が期待可能。

★13:43  トライステージ-小安い タイで営業許可取得 子会社の事業開始へ
 トライステージ<2178.T>が小安い。同社は6日に、BOI(タイ投資委員会)からITC(輸入卸業ライセンス)奨励証書を取得することができたため、タイ子会社における事業を開始すると発表した。
 新会社である「Tri-Stage Merchandising (Thailand)」は、タイ・バンコク市内に事業拠点を置き、タイのテレビ通販市場を含むリテール市場の動向分析を行いながら、マーチャンダイジング(商品の選定・提案・調達)とセールス・マーケティング、ロジスティック業務を提供するとしている。しかし、マーケットの反応は限定的だ。

★13:45  日新電機-いちよしがフェアバリュー引き下げ 業績踊り場を予想も高い利益水準は続こう
 日新電機<6641.T>が4日ぶり反落。いちよし経済研究所では、業績踊り場を予想するものの、高い利益水準は続くと想定。レーティング「B」を継続、フェアバリューは1600円→1300円と引き下げた。
 前17.3期決算説明会などの内容を踏まえて、業績予想を下方修正。低温ポリシリコン液晶向けイオン注入装置(ビーム・真空応用事業)の受注がピークアウトしたことから今18.3期~来19.3期の業績は踊り場になると予想されるが、高い利益水準は続く見通し。

★13:46  加藤製作所-続落 国内生産体制を再編 建機子会社の生産工場を群馬県に集約
 加藤製作所<6390.T>が続落。6日付の日経産業新聞で、同社が国内の生産体制を再編すると報じられた。
 IHI<7013.T>グループから2016年に買収した建設機械子会社の生産工場を19年に群馬県の工場に集約するという。これまで営業や本社機能などの統合を進めてきたが、生産部門でも塗装工程など一部のラインを共用化するなどして統合効果を高めるとされる。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★13:47  日東工業-いちよしがフェアバリュー引き上げ 業績は底入れに向かうと予想
 日東工業<6651.T>が4日ぶり反落。いちよし経済研究所では、今18.3期も減益が続く見通しながら、業績は底入れに向かうと予想。レーティング「B」を継続も、フェアバリューは1350円→1600円と引き上げた。
 機関投資家・アナリスト向け決算説明会の内容などを踏まえて、いちよしでは業績予想を上方修正。太陽光発電システム関連製品を中心とする新エネルキー関連売上高の減少は続く見通しだが、国内設備投資に復調に兆しがあることなどから、キャビネット製品などの回復が見込まれるとした。


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