〔Market Flash〕後発医薬品は新たなビジネスプラットフォーム作りへの挑戦～みずほ

【11:20】後発医薬品は新たなビジネスプラットフォーム作りへの挑戦～みずほ みずほ証券では、ジェネリック（後発医薬品、以下GE）企業である日医工（4541）、沢井製薬（4555）、東和薬品（4553）の3社の投資判断付与を再開している。2007年にGE使用促進策として政府目標が定められ、現状では特許切れ既存医薬品に対する代替シェアは目標の80％に対し66.4％となっている。この施策は明らかにGE各社のトップライン成長には追い風だったが、数値目標が迫るにあたって、GE業界は次の事業戦略を展開するステージに向かわなければならないとみずほでは考えている。新たなステージでは、（1）大手GE各社の主導による業界再編、（2）市場が大きい海外への事業展開、（3）バイオ医薬品の後発品であるバイオシミラーへの取り組み―の3点が今後の成長ドライバーになると予想しており、これらはGE3社の中長期的な業績格差にも大きく波及すると想定している。 【11:00】TOPIXもフシ目突破、ドル円は底入れを示す最初のシグナルが点る～ＳＭＢＣ日興 　ＳＭＢＣ日興証券のテクニカル分析では、日経平均は既に20190円どころのフシを突破して上昇波動が拡大し始めたが、TOPIXも6月27日の上昇により、当面の重要なフシである1618pt付近を上回ったことに注目している。10年米国債利回りも6月27日の上昇で、ごく短期の波動が右肩上がりに転換した。ドル/円も5月24日の戻り高値を上抜き、米国長期金利、ドル/円ともにボトムアウトしたことを暗示する最初のシグナルが点灯したと捉えている。今後、米国長期金利やドル/円の底入れ感がより鮮明となれば、日経平均やTOPIXの騰勢は一段と強まると考えている。 【10:05】大手銀行株は季節性で毎年春がピークとなりやすい～三菱ＵＦＪＭＳ 　三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、大手銀行株には、毎年春がピークとなりやすい季節性があるとコメントしている。2016年11月以降の大きな銀行株のリバウンドも、例年の季節性に、トランプ大統領の期待感が加わった可能性があるとみている。メガバンクをみると、過去数年の当期利益の期初会社予想は減益で、18.3期も同様。銀行収益は不確実性が高く、債券売買など市場収益、与信関係収支や株式関係損益を期初からは読みづらい。その結果、4-9月の大手銀行株へのセンチメントに良くない影響を与えるとみている。再び関心を集めるのは、配当取りを含め9月以降で、秋までは一進一退が続くと予想している。大手銀行株の2011年からの月間騰落率平均では、例年10-4月に上昇する傾向がみられることを指摘している。 【9:30】自動車セクターは我慢の年だが株価は最悪期を脱したか～大和 　大和証券では、自動車セクターの投資判断について再考した。17.3期実績、および18.3期会社計画は、主力の米国市場の天井感、次世代技術開発加速の双方が、中古車価格下落や費用増加など、足元業績の下押し要因として顕在化した。これらの影響は一過性ではなく、自動車セクターの中期収益拡大余地は限定的となる可能性が高いとはみているものの、過度の悲観は不要と考えている。自動車セクターは、2期連続の営業減益計画だが、保守的な計画との印象が強いと指摘している。米国市場はピークアウトしたとはいえ、急減するとの見方は少なく、高水準の収益確保が続くことで、財務体質改善や株主還元強化のトレンドは継続すると考えている。 【8:45】寄り前気配はユニプレス、住友倉、大陽日酸、ミスミＧが高い気配値 　主力株の寄り前気配では、ユニプレス(5949) +6.95%、住友倉(9303) +4.14%、大陽日酸(4091) +3.43%、ミスミＧ(9962) +3.16%、中部電(9502) +3.10%、三菱ガス(4182) +3.03%、田辺三菱(4508) +2.99%、Ｊフロント(3086) +2.99%、ニッパツ(5991) +2.99%、ケーヒン(7251) +2.97%などが高い気配値。 　一方、ゼオン(4205) -3.65%、ニトリＨＤ(9843) -3.47%、東邦ＨＤ(8129) -2.18%、大ガス(9532) -2.10%、東芝(6502) -1.91%、ＪＴ(2914) -1.62%、日産化(4021) -1.59%、アマダ(6113) -1.06%、横河電(6841) -1.04%、メイテック(9744) -1.03%などが安い気配値となっている。