前場コメント No.1 三菱ケミカル、東ソー、ANAP、日本ガイシ、共英製鋼など

2017/08/21(月) 11:31
★9:00  三菱ケミカル-買い気配 JPモルガンが「OW」へ引き上げ 機能商品が利益成長の一翼に
 三菱ケミカルホールディングス<4188.T>が買い気配。JPモルガン証券では、MMAの需給軟化は限定的にとどまる中、機能商品が利益成長の一翼になると想定。投資判断を「Neutral」→「Overweight」、目標株価を970円→1100円と引き上げた。
 1QはMMAに加え、機能商品での拡販も収益押し上げに寄与した。2Q以降も機能商品事業では、車載用電池材料やエンプラ製品に加え、ディスプレイ用OPLフィルムや炭素繊維の能力増強が段階的に立ち上がる見込みであり、数量増をドライバーとする収益拡大は継続する見通し。他方、非コモディティも相まった同社の利益成長に対し、株価は現状追随しておらず、バリュエーションは過度に割安な水準と判断。

★9:00  東ソー-売り気配 JPモルガンが「Neutral」へ引き下げ 投資妙味は中位に低下
 東ソー<4042.T>が売り気配。JPモルガン証券では、業況の見方変わらずも、株価は期待先行で投資妙味は中位に低下していると判断。投資判断を「Overweight」→「Neutral」、目標株価を1260円→1240円と引き下げた。
 1Qの収益鈍化は一時的なものにとどまり、2Qにかけては当初の見方通り、再度成長軌道に回帰する見込み。これまで懸念材料と見られながら良好なスプレッドを形成してきたMDIに対しても、JPモルガンでは過度な需給軟化は見込んでいないものの、(1)1Q前後でさらなる業況の改善は確認されていないこと、(2)これまでの業績期待から株価は堅調に上昇してきており、セクター内での過度な割安感は解消されたことを踏まえると、今後の投資妙味は中位にとどまると判断。

★9:01  ジャストプランニング-買い気配 自己株式193万9954株を消却へ 発行済み株式の31.50%
 ジャストプランニング<4287.T>が買い気配。同社は8月18日の大引け後に、自己株式193万9954株を9月1日付けで消却すると発表した。発行済み株式総数に対する割合は31.50%。

★9:01  ANAP-反発 17.8期は営業黒字転換へ 不採算店舗閉店で採算改善
 ANAP<3189.T>が反発。19日付の日経新聞朝刊で、同社の17.8期の単独営業損益は、1億5000万円の黒字(前期は6000万円の赤字)になりそうだと報じられた。
 記事によれば、不採算店舗を10店ほど閉め、採算が改善するという。利益率の高いインターネット通販を強化し、夏物衣料も好調に推移するとしている。

★9:01  日本ガイシ-大和が「2」へ引き上げ 中期成長期待も株価調整により割安感
 日本ガイシ<5333.T>が3日ぶり反発。大和証券では、中期成長期待は変わらぬ一方、株価調整で割安感ありとして、投資判断を「3(中立)」→「2(アウトパフォーム)」と引き上げた。目標株価は2500円→2300円と引き下げた。
 17年度1Q営業利益は前年同期比2%減の188億円。通期会社計画670億円に対する進ちょく率は28%、1Qは小幅減益ながら順調なスタート。エレクトロニクスでは、半導体製造装置用セラミックス製品、電力関連ではがいしの海外案件の数量増がそれぞれ利益改善に寄与。
 大和予想の営業利益は、17年度前期比19%増の750億円(従来予想700億円)、18年度同7%増の800億円(同750億円)。半導体製造装置用セラミックス製品の想定を上回る好調を勘案し、エレクトロニクスを中心に増額修正。

★9:02  共英製鋼-もみ合い 株主優待制度を拡充 継続保有1年以上でクオカードを増額
 共英製鋼<5440.T>がもみ合い。同社は8月18日の大引け後に、株主優待制度を拡充すると発表した。継続保有株主向けの優待制度に変更するもの。継続保有期間1年以上で、保有株式数100株以上1000株未満ならば2000円分(従来は1000円分)、1000株以上で3000円分(同2000円分)とする。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,552.16 +113.55
TOPIX 2,666.23 +3.77
グロース250 650.64 -0.61
NYダウ 38,239.98 +253.58
ナスダック総合 15,451.31 +169.30
ドル/円 154.85 +0.01
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ