後場コメント No.1 エコモット、LIXILG、デンカ、エスプール、カルビーなど

2017/08/21(月) 15:00
★12:30  三井化学-みずほが目標株価引き上げ 「成長3領域」の拡大に期待
 三井化学<4183.T>が3日ぶり反発。みずほ証券では、「成長3領域」の拡大に期待。投資判断「買い」を継続、目標株価は880円→920円と引き上げた。
 「成長3領域」の営業利益予想を中心に、業績予想を上方修正。「成長3領域」主導の収益拡大および石化市況軟化時における業績の下方硬直性の顕在化に伴う、株価バリュエーション拡大に期待する従来スタンスを再確認。高分子科学および触媒科学などの領域における同社の技術力や競争力の高さに対する高評価を再確認、自動車の軽量化やフードロスの低減などに対し、現実的なコストで「現実解」を提供する同社の成長性に対する高評価を再確認、財務体質健全化も今18.3期におおむね完了と評価するとした。

★12:30  エコモット-後場買い気配 1:2の株式分割を実施
 エコモット<3987.T>が後場買い気配。同社は21日11時30分に、株式分割を行うと発表した。株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることを目的としている。9月30日を基準日に、普通株式1株につき2株の割合で分割する。

★12:31  LIXILG-後場プラス転換 イタリアの建材子会社を中国の建築設計大手に売却 日経報道
 LIXILグループ<5938.T>が後場プラス転換。日本経済新聞・電子版で21日前引け後に、同社がイタリアの建材子会社、ペルマスティリーザを中国の建築設計大手に売却する方針を固めたと伝えられた。
 記事によれば、売却額は4億7000万ユーロ(約600億円)前後とみられるという。ペルマはビルの外壁材「カーテンウオール」を手掛けるが、グループ内での収益率の低さが目立っており、売却を通じて財務体質を改善するとしている。

★12:35  デンカ-反発 CRの構造的変化や電材の好調を考慮 上方修正 「買い」継続
 デンカ<4061.T>が反発。シティグループ証券では、CRの構造的変化や電材の好調を考慮し、業績予想を上方修正。投資評価「1(買い)」を継続、目標株価は700円→820円と引き上げた。
 17年度営業利益予想を310億円→357億円へ上方修正。クロロプレンゴムの市況上振れ、半導体や電子部品などの需要好調を背景に電子・先端の各製品の見通しを引き上げたこと、セメントの数量も上振れており産業廃棄物の受け入れも含めて収益が改善していることなどが要因。
 デンカ生研を中核としたライフイノベーション事業は国内外向けの検査試薬やPOCTの拡販に加え、sd-LDL-C、がん治療ウイルス製剤、がん遺伝子変異検査/情報提供サービスなどの新規分野での取り組みにも期待。総還元性向基準50%の積極的な株主還元なども含め、過去対比でやや高めのバリュエーションも正当化されると考えられ、一段の株価アップサイドが見込めるとした。

★12:36  エスプール-大幅に3日ぶり反発 日本経済新聞の伸びる会社MIDDLE200として紹介
 エスプール<2471.T>が大幅に3日ぶり反発。21日付の日本経済新聞朝刊で、人材派遣や障害者の就労支援を手がける同社が「伸びる会社MIDDLE200」として紹介されたことが、材料視されているもよう。
 記事によれば、一時期は早期に収益化できる短期の人材派遣に転換したこともあったが、現在は「困っている人に就労機会を提供する」という創業理念に戻り、潜在労働力を生かす事業を展開。地主から借りた農園で障害者に就労の機会を提供することなどを行っている。

★12:41  カルビー-3日続落 国内「フルグラ」や北米の鈍化を織り込み減額 「中立」継続
 カルビー<2229.T>が3日続落。ゴールドマン・サックス証券では、越境ECには期待も国内「フルグラ」や北米の鈍化を織り込み、業績予想を減額。投資判断「中立」を継続、目標株価は3900円→3800円と引き下げた。市場鈍化で国内フルグラ、競争激化で北米など海外事業を減額修正。じゃがい調達問題解消後の利益回復スピードは速くない見通し。


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