〔Market Flash〕鉄鋼セクター 東京製鉄の建値、自動車用鋼材価格に注目~SMBC日興

2017/08/21(月) 14:30
【14:25】鉄鋼セクター 東京製鉄の建値、自動車用鋼材価格に注目~SMBC日興 SMBC日興証券では、鉄鋼セクターに関して、東京製鉄(5423)の鋼材建値や新日鉄住金(5401)の自動車用鋼板価格の動向に注目している。両社の鋼材価格は今後の国内鋼材市況の方向性を占ううえで重要な指標になると考えている。SMBC日興では、東京製鉄が材料費上昇に見合った鋼材値上げをするかどうかが焦点とみている。また、自動車用鋼板に関しては、横ばいがスプレッド拡大のための最低ラインと考えている。新日鉄住金と自動車大手の紐付き価格は他の需要家やスポット市況に与える影響が大きく注目されるが、SMBC日興では、満額の浸透は難しいと予想しており、交渉難航で8月中に決着しない可能性もあると考えている。 【13:35】フィリピンは力強い成長が続く~野村  野村証券ではフィリピン経済について考察している。2017年4~6月期の実質GDP成長率は前年同期比+6.5%となり、1~3月期の同+6.4%からやや上向き、市場予想を上回った。政府支出の増加が主因となっている。野村では、政府投資支出の拡大がけん引し、年後半の成長加速を見込んでいることから、17年の成長率予想を前年比+6.7%に据え置いている。また、フィリピン中央銀行が年内は政策金利を据え置き、18年後半に計0.50%ポイントの利上げを実施するとの予想を維持している。 【13:15】ジャクソンホール会合後は米長期金利の上昇が短期的な下支えに~大和  大和証券では、8月24月~26日には米ジャクソンホールで毎年恒例の金融シンポジウムが行われるが、今年のテーマが「ダイナミックなグローバル経済を促進する」と伝えられていることから、議論の内容次第では、マーケットでも経済成長加速への期待が高まる可能性があると考えている。また、過去4年の同会合後のマーケットでは、米長期金利が9月半ばにかけて上昇するパターンが見られたとのこと。今回も成長期待の高まりなどから会合後に米長期金利が上昇するならば、マーケットのリスクオンを後押しし、日本市場では為替の円安・ドル高のきっかけになることが期待できるとコメントしている。 【12:50】日本経済は潜在成長率を下回る成長を予想~ドイツ  ドイツ証券では、2017年4~6月期のGDP一次速報の結果を受けて、経済見通しを見直している。4~6月期の実質GDP成長率は前期比年率4.0%となり、ドイツ見通しや市場予想を大きく上回った。民間消費、民間設備投資、公共投資、住宅投資といった内需全般がけん引している。しかし、固定資本形成の先行指標の多くがすでにピークアウトしているほか、耐久消費財も今後は減速が見込まれるとドイツでは指摘。7~9月期は4~6月期の高成長の反動から、実質GDP成長率は前期比年率0.7%まで減速した後、その後も2019年前半までは、潜在成長率を下回る成長が続くと予想している。 【11:15】株価波動構成が良好な10銘柄の見通しをアップデート~SMBC日興  SMBC日興証券では、2017年2月以降、株価波動構成が良好な銘柄として取り上げた10銘柄について、見通しをアップデートした。阪和興業(8078)、横河ブリッジ(5911)、日鉄住金物産(9810)、クラレ(3405)、キリンHD(2503)は、レポート発行後の上昇で中期波動が上昇トレンドに転換しており、中でも日鉄住金物産やキリンHDは、短期的にも依然上昇余地が大きいと判断している。タカラスタンダード(7981)は足踏みが続いているが、保ち合いが収束しつつあるとみている。三井金属(5706)はトリプルボトムの構成から急騰した。短期的には一服も、中期的に一段の上昇の可能性があるとしている。また、日本電気硝子(5214)が同様の動きとなっており、今後上昇波動が拡大する公算が大きいと考えている。東洋紡(3101)は、保ち合い抜け出しから上昇波動の拡大を想定。エン・ジャパン(4849)は、当面の上昇がピークアウトした後はレンジ相場へ移行すると予想している。これら10銘柄の中で、現時点では日鉄住金物産、タカラスタンダード、日本電気硝子が短期的に出遅れていると判断している。 【10:20】電線、総合化学、石油精製などに注目~野村  野村証券では、中国の需要堅調、一部の能力削減の動きなどにより、石化製品、非鉄、鉄鋼などの素材価格の上昇基調が続いており、17年4~6月期決算では全般的に好業績を確認できたとコメントした。4~6月期の決算発表後に、半導体材料の業績拡大などが予想される電子材料の複数社、コスト削減が進む石油精製会社などの投資判断を引き上げている。注目サブセクターの投資順位に変更はなく、電線、総合化学、石油精製、電子材料、ガラスにも引き続き注目するとした。一方、紙パルプ、普通鋼電炉、繊維は相対的に投資魅力に乏しいとみている。 【9:55】11四半期ぶりに増益に転じた日本の事務機事業~SMBC日興  SMBC日興証券では事務機市場に関して、2017年4-6月期に主要10社合計の営業利益が前年同期比で11四半期ぶりにプラスに転じており、底入れしたことが確認されたとコメントした。個別企業ではキヤノン(7751)、セイコーエプソン(6724)、京セラ(6971)、東芝テック(6588)が増収増益で全体の増益に寄与した他、構造改革モードにあるリコー(7752)が一過性要因の寄与もあり減収増益となった。一方で、キヤノンや京セラなどに欧州でシェアを奪われたと推察されるコニカミノルタ(4902)や、不適切会計などでオセアニアが弱含んだ富士フイルム(4901)、新製品効果が一巡したシャープ(6753)が減収減益で、沖電気(6703)は3四半期ぶりに赤字転落となった。また売上は好調ながらも為替の未実現利益などの影響があったブラザー工業(6448)が増収減益となり、5社が増益、5社が減益と明暗が分かれるかたちとなった。必ずしも業界全体が反転、成長局面入りする状況ではないことは留意すべき点と指摘している。 【9:15】外国人投資家の買いが期待できない中、中小型株のオーバーウエートを継続~みずほ  みずほ証券のストラテジーウイークリーでは、外国人投資家の買いが期待できないなか、中小型株のオーバーウエイトを継続するとしている。外国人投資家は4週続けての大幅売り越しとなった。外国人投資家は、(1)日本企業は好業績だったものの、株主還元が少ないこと、(2)株式市場を乱す日銀のETF購入、(3)日経の業績プレビューの習慣―などを嫌っているとみている。このところは雨模様なので、ラウンドワン(4680)など室内レジャー関連株などが評価されると予想。来週は8月25日がプレミアムフライデーとなるが、プレミアムフライデーは残念ながら死語になりつつあると指摘している。 【8:45】寄り前気配はアイカ工、ネクソン、日梱包、大気社が高い気配値  主力株の寄り前気配では、アイカ工(4206) +7.26%、ネクソン(3659) +5.00%、日梱包(9072) +4.47%、大気社(1979) +4.04%、協エクシオ(1951) +3.76%、セイノーHD(9076) +3.66%、大和工(5444) +3.41%、ユー・エス (4732) +3.35%、ヤクルト(2267) +3.09%、TSIHD(3608) +3.05%などが高い気配値。  一方、TSテック(7313) -5.86%、小糸製(7276) -4.56%、日新鋼HD(5413) -3.64%、名銀(8522) -2.94%、ユニプレス(5949) -2.66%、ゼオン(4205) -2.62%、住友倉(9303) -2.58%、日油(4403) -2.52%、旭化成(3407) -2.47%、大正薬HD(4581) -2.31%などが安い気配値となっている。
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