〔Market Flash〕月初の日本株買いでマド埋めに期待~大和

2017/08/31(木) 14:15
【14:10】月初の日本株買いでマド埋めに期待~大和 大和証券のテクニカルコメントでは、日経平均の8月中の日足のマド埋め(19598円~19656円)が重要とコメントした。日経平均は昨年7月から月初の株価上昇が続いている。その値幅合計は1924円ほどで、昨年6月末から8月30日までの上昇幅が3933円であることを考えると、かなり影響が大きいと考えている。中でも、四半期業績発表が終わった直後の昨年12月、今年の3月、6月の初日は200円を超える大幅高となっている。好業績等のデータを反映し、日本株のアロケーションが増加している可能性が高いと指摘。7月鉱工業生産統計では、機械類の生産予測指数が8月は上昇も、9月は大幅に低下しており要注意と警鐘を鳴らした。 【12:30】コンセンサスレーティングが有効な背景には何があるのか?~三菱UFJMS  三菱UFJモルガンスタンレー証券では、日本株におけるアナリストコンセンサス予想系ファクターの長期的な傾向では、コンセンサスリビジョン(業績予想値の修正率)は有効である一方、コンセンサスレーティング(総合的な投資判断)は有効ではないとコメント。コンセンサスレーティングが有効でない理由として、一般的にレーティングは株価に対して後追いになることが多く、高いレーティングを付与したタイミングでは、情報が株価に織り込まれてしまっていると指摘されることも多いとみている。しかし、本年3月以降はコンセンサスレーティングの有効性が高くなっており、ファクターリターンは3月以降プラス傾向。足下(8月28日)までの年初来のファクターリターンは+4.9%となり、単純にコンセンサスレーティングの高い銘柄を買い、低い銘柄を売る戦略が有効と考えている。 【10:35】低ボラは「嵐の前の静けさ」か、それとも「強気相場の前兆」か~SMBC日興 SMBC日興証券のストラテジーマンスリーでは、日本株市場は冴えない推移で、物色もはっきりしない状態が続いていると指摘した。過去、銘柄間の相関が急低下した後は、相場が大天井を付けることが多かったが、注目すべきは、相関低下が相場上昇の前触れであったことも複数回あった点を指摘。これら局面では事前に景気敏感株が過小評価され、何かしらのカタリストによって景気や業績の良好さを一挙に織り込む動きとなったとしている。今回は「上昇の前触れ」の方がより近く、カタリストがあるとすれば米国の賃金上昇と考えており、10~12月頃には目の当たりになる可能性があるとみている。今後何らのカタリストも得られない相場が続いた場合、銘柄間の相関低下が物色の行き詰まりを結果的に示唆している可能性があり、注意が必要と警鐘を鳴らした。 【9:50】医療機器セクター ニッチな価格決定力に再評価余地~UBS  UBS証券では、医療機器セクター6 社のカバレッジを開始し、イノベーションの先頭を走る朝日インテックをトップピック、製品サイクル後期のオリンパスをボトムピックとした。医療機器は針からMRI まで多岐に渡り、各社の成長ステージは異なるが、ここ1 年間にオバマケア、日本の病院経営などへの一部会社コメントを踏まえ、一部の投資家は日本メーカー全体の成長性に陰りが見え始めたと一般化してしまっている可能性があるとみている。こうした個別企業特定の不透明感がある中でも業界全体で見ればトップライン成長力は1 桁%後半の安定推移が確認され海外企業に引けをとらないと考えており、多くの日本企業が有するニッチな価格決定力は株式市場に過小評価されていると指摘。日本企業は昨夏から続く欧米医療機器マルチプル拡大の波に乗り切れておらず再評価余地があるとした。 【9:20】8月はリスクオフが強まり、不動産株は大きくアンダーパフォーム~三菱UFJMS  三菱UFJモルガンスタンレー証券では、8月のTOPIX不動産は下落し、TOPIX、東証REIT指数を大きくアンダーパフォームしているとコメントした。総合不動産の18/3期1Q 決算で、ビル、マンション、不動産売買ともファンダメンタルズの堅調さを確認。一方でNTT都市開発の好決算、住友不動産の予想以上のマンション契約進捗を受け、両社の株価が短期的に反発したが、株価上昇のカタリストにならかった。円高、インフレ期待後退等マクロ面の支援材料を欠いていることが重要な要因と指摘した。株価リュエーションの割安感に加え、ベースとなる賃貸利益成長、NTTグループCRE戦略の進捗期待から、NTT都市開発を「Overweight」で推奨している。 【8:45】寄り前気配はヒロセ電、シマノ、博報堂DY、京都銀が高い気配値  主力株の寄り前気配では、ヒロセ電(6806) +4.87%、シマノ(7309) +4.66%、博報堂DY(2433) +3.89%、京都銀(8369) +3.21%、アイカ工(4206) +2.99%、七十七(8341) +2.95%、ゼオン(4205) +2.79%、日梱包(9072) +2.78%、東芝(6502) +2.60%、TBSHD(9401) +2.33%などが高い気配値。  一方、福山運(9075) -3.11%、前田道(1883) -2.65%、日立化成(4217) -2.54%、JSR(4185) -1.44%、ネットワン(7518) -1.43%、セガサミーH (6460) -1.40%、ジャフコ(8595) -1.36%、久光薬(4530) -1.32%、TSIHD(3608) -1.25%、東京精(7729) -1.20%などが安い気配値となっている。
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マーケットデータ
日経平均 37,628.48 -831.60
TOPIX 2,663.53 -47.20
グロース250 640.12 -15.48
NYダウ 38,460.92 -42.77
ナスダック総合 15,712.75 +16.11
ドル/円 155.66 +0.35
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