前場コメント No.2 コメダ、マクドナルド、旭化成、ブイキューブ、新光電気工業など

2017/09/07(木) 11:30
★9:01  コメダ-買い気配 みずほが新規「買い」 高い収益力とキャッシュフロー創出力を評価
 コメダホールディングス<3543.T>が買い気配。みずほ証券では、高い収益力とキャッシュフロー創出力を評価。投資判断「買い」、目標株価2300円として、新規カバレッジを開始した。
 フルサービスの郊外型カフェ「コメダ珈琲店」をフランチャイズチェーン(FC)方式にて展開している。FC店舗比率が98%を占める独自のビジネスモデルにより、前17.2期営業利益率は28.6%と、2016年度外食時価総額上位30社平均6.1%を大きく上回る利益率を誇る高収益企業。中計目標である2020年度1000店舗体制の確立へ向けた業績拡大フェーズにおける、高いキャッシュフロー創出力を評価。2017年6月には大株主であったファンドが全保有株式を売却。将来的な需給悪化懸念が払しょくされたことも注目点とした。

★9:01  マクドナルド-続伸 8月の既存店売上高15%増 既存店ベースの客数は9%増
 日本マクドナルドホーディングス<2702.T>が続伸。同社は6日の大引け後に、8月の既存店売上高が前年同月比14.5%増、全店では同14.1%増だったと発表した。既存店ベースの客数は同8.7%増、客単価は同5.3%の上昇となった。
 8月は地域によって「マック」「マクド」とマクドナルドの異なる愛称をかけて行うおいしさ対決キャンペーンを実施した。「東京ローストビーフバーガー」と「大阪ビーフカツバーガー」に加え、朝マックでは「東京ローストビーフマフィン」と「大阪ビーフカツマフィン」を販売し、大きな話題となったとしている。

★9:01  旭化成-UBSが「Neutral」へ引き下げ 株価には成長期待がおおむね織り込まれた
 旭化成<3407.T>が6日続落。UBS証券では、株価には成長期待がおおむね織り込まれたとみて、レーティングを「Buy」→「Neutral」と引き下げた。目標株価は1250円→1300円と引き上げた。
 ANのアップサイクル、セパレータやZollの長期成長に対する期待に変わりはないとしたが、バリュエーションに割安感は乏しくなったと判断。過去1年間で株価は48%上昇(TOPIXは20%上昇)と、株式市場での評価を回復させつつある。特に、直近3カ月間ではANスプレッドが縮小する中でも株価は15%上昇(TOPIXは0%上昇)と、セパレータの成長期待などが織り込まれたものと推察。今後は、2019~2020年以降のセパレータの想定以上の利益貢献など、一段と業績予想を引き上げる要因に注目するとした。

★9:01  ブイキューブ-買い気配 ひふみ投信マザーファンドに新株式割り当て 9億8622万円調達
 ブイキューブ<3681.T>が買い気配。同社は6日、ひふみ投信マザーファンドに対し、第三者割当で新株式を発行すると発表した。
 同社は同ファンドに新株式171万株を1株582円で割り当て、9億8622万円を調達する。将来の新技術や新機能へのソフトウェア開発に投資する。

★9:02  新光電気工業-売り気配 MSMUFGが「UW」へ引き下げ 継続的な利益計上は難しいと予想
 新光電気工業<6967.T>が売り気配。モルガン・スタンレーMUFG証券では、FCパッケージの償却負担は重く、継続的な利益計上は難しいと予想。投資判断を「Equal-weight」→「Underweight」、目標株価を950円→650円と引き下げた。
 営業利益予想を、17年度70億円→35億円(会社予想59億円)、18年度85億円→38億円、19年度93億円→46億円と下方修正。投資判断を「UW」とするのは、(1)17年度売上高の1/3を占める大手半導体メーカーのCPU用などのFCパッケージにおいて、継続して利益計上することが難しい、(2)リードフレーム、IC組み立て、静電チャックなど収益の多元化が進んでいるが、FCパッケージの黒字転換なしでは大幅増益は難しいと予想するため。
 同社は日本での生産比率が90%を上回り、ドル建て売上高比率が約70%とみられる。1円/ドルの変動で同社の営業利益は10億円/年変化するため、業績は為替変動の影響を大きく受けると指摘。


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