〔Market Flash〕加熱式たばこの増税検討はJTにとってプラスに働きやすい~CS

2017/09/11(月) 13:00
【13:00】加熱式たばこの増税検討はJTにとってプラスに働きやすい~CS  クレディ・スイス証券では、自民党が加熱式たばこ(HNB)の増税を2018年度税制改正で検討すると表明したことを受けてコメントした。たばこ税が低いHNB市場拡大により、17年のたばこ税の税収落ち込みが想定されていたため、想定内の報道としている。1箱当たりの小売価格に対するたばこ税率は、紙巻きたばこ(440円)が約63%、iQOS(PMI)が約50%、Ploom TECH(JT)が約15%、Glo(BAT)が約37%となっており、現状の加熱式たばこのたばこ税の仕組みは、重量に応じて、課税される。つまり、Ploom TECHが最も軽いため、最も低い税率となり、増税はJT(2914)にとってプラスに働きやすいと考えている。税制変更するとなれば、加熱式たばこに紙巻きたばこと同様の課税の仕組みを採用する可能性は低いとみている。理由は、加熱式たばこを紙巻きたばこの本数に換算する必要があり、複雑になるため。現状の重量ベースの課税方法を用いながら税率を上げるほうが、仕組みとしては簡単であるため、実現性はより高いと考えている。 【12:30】金融株等は信用期日が明ける一方で、銅価格の急落でリバーサルに備えるべき時~大和  大和証券のデーリーマーケットコメントでは、北朝鮮による挑発行動がなかったことなどから、為替が円安方向に戻っていることが株価の下支えとみている。今週は以下の三つの理由から、10月に向けた株式の買い場になると考えている。(1)足もとで悪化した信用需給は、3月高値の期日が明けてくることから、アクが抜ける可能性が高い。(2)北朝鮮の追加の挑発行動がなかったことから、過去の同国の核実験後と同様に、ドルが底入れする可能性がある。(3)米国の大型ハリケーン被害後には景況不安から米金利が一旦低下するものの、復興需要期待などから反転上昇してもおかしくない時期とみている。一方で、銅の国際市況が急落し懸念材料とみている。銅は自動車の電気化で需要が増加するとの長期トレンドや、ハリケーン後の復興需要が相場の下支えだった。日本株への影響としては、リチウム電池関連株や非鉄株の軟化などが考えられる。株式物色戦略としてはリターンリバーサルに備えるべきだと警鐘を鳴らしている。 【10:55】化学・繊維セクター ハリケーン影響で MDI、TDI 需給タイト化~野村  野村証券では、ハリケーン・ハービーの影響で化学・繊維セクターについてリポートしている。ドイツ大手企業の米国MDI、TDI 工場がハリケーンの影響により、原料調達などのトラブルが発生し、生産が停止していることや、アジア向け需要が堅調であることがMDI、TDI の採算改善の主因とみている。今後、アジアで MDI、TDI 製造設備の定期修理が集中してくるため、MDIやTDI の採算改善が続けば、それぞれ東ソー(4042)、三井化学(4183)の短期業績にはプラスと考えているとした。 【10:00】日本の景気はそんなにいいのか?~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、4~6月期のGDP改定値の発表を受けてレポートした。内閣府の発表によると、4~6月期のGDP改定値は物価の上昇を除いた実質ベースで前期比+0.6%、年率換算で+2.5%成長となった。プラス成長は6四半期連続のことで、これだけ長期にわたるプラス成長は、リーマンショック前の2006年4~6月期以来11年ぶり。景気拡大期間は9月も拡大が続いているとすると、2012年11月を底に始まった今回の景気回復は58カ月(4年10カ月)続いており、いざなぎ景気(65年10月~70年7月)の57カ月を超えることになるとした。日本が高度成長期だった時の景気拡大で、新三種の神器、あるいは3Cといわれたカラーテレビ、クーラー、車(カー)といった耐久消費財が家庭に浸透した時期だとした。 【9:10】アップルのiPhone8発表が最大の注目~みずほ みずほ証券のストラテジーウイークリーでは、今週はアップルのiPhone8が最注目とみている。1台999ドルの価格で、有機ELディスプレイ、顔認証、ワイヤレスの高速充電、AR機能などのスペックが予想されている。米国経済指標では9月14日発表のCPI、15日発表の小売売上などに注目している。国内では、機械受注が6月まで前月比3カ月連続で減少したため、11日発表の7月機械受注で回復するかに注目が集まる。前週は日本株の投資コンファレンスを開催されたが、前年より外国人投資家の参加者数が減ったようだと指摘。(1)運用会社や証券会社もコスト削減モード、(2)外国人投資家の日本株への関心低下、(3)北朝鮮情勢の緊張で直前に来日を取りやめた投資家もいたとみている。 【8:45】寄り前気配は阿波銀、大塚HD、電通、アシックスが高い気配値  主力株の寄り前気配では、阿波銀(8388) +6.48%、大塚HD(4578) +5.59%、電通(4324) +5.57%、アシックス(7936) +5.31%、淀川鋼(5451) +5.18%、野村不HD(3231) +4.03%、ユニプレス(5949) +4.02%、大陽日酸(4091) +3.98%、百五銀(8368) +3.88%などが高い気配値。  一方、ネットワン(7518) -4.07%、きんでん(1944) -4.04%、前田道(1883) -2.99%、ITHD(3626) -2.88%、大和工(5444) -2.79%、ネクソン(3659) -2.48%、豊田合(7282) -2.05%、TBSHD(9401) -1.74%、京都銀(8369) -1.66%、東宝(9602) -1.42%などが安い気配値となっている。
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