前場コメント No.4 日清紡HD、東芝、はてな、味の素、ネオジャパンなど

2017/09/13(水) 11:31
★9:09  日清紡HD-買い気配 白金使わない燃料電池用触媒の実用化に成功
 日清紡ホールディングス<3105.T>が買い気配。13日付の日経新聞朝刊で、同社が白金を使わない燃料電池用の触媒の実用化に世界ではじめて成功したと報じられた。
 価格の高い白金の代わりに炭素を使うことで材料コストを数千分の1程度に減らすことができるという。燃料電池車は電池価格の高さがネックだったが、新材料の開発で、電気自動車に比べ遅れていた燃料電池車の普及に弾みがつく可能性があるとされる。

★9:10  九州電力-大幅に3日ぶり反落 今期経常益31%減見込む 電力システム改革に伴い諸経費増
 九州電力<9508.T>が大幅に3日ぶり反落。同社は12日に、18.3期通期の連結経常利益予想を650億円(前期比31.0%減)と発表した。
 グループ一体となって費用削減に取り組んでいることや、電気事業において玄海原子力発電所3、4号機の再稼働を見込んでいるが、電力システム改革に伴う諸経費などの増加が響く。

★9:10  東芝-7日ぶり反落 半導体売却を米ベイン主体「日米韓連合」に提案へ WDとの協議は継続
 東芝<6502.T>が7日ぶり反落。13日付の日経新聞朝刊で、同社が13日に開く取締役会で、半導体メモリー事業の売却について米投資ファンドのベインキャピタルが主体の「日米韓連合」の提案を本格的に精査する見通しになったと報じられた。
 有力な売却先候補だった米ウエスタンデジタル(WD)との協議が平行線をたどっているため、日米韓連合との交渉を加速させるという。ただWDとの協議も続ける方向で、最終決着までにはなお曲折も予想されると報じられており、半導体売却交渉の見通しの不透明感から売りが出ている。

★9:11  パナソニック-3日続伸 太陽光発電パネルの材料生産からの撤退検討
 パナソニック<6752.T>が3日続伸。13日付の日経新聞朝刊で、同社が太陽光発電パネルの材料生産から撤退する検討に入ったと報じられた。
 2017年度中にもシリコンウエハーの生産を終了し、割安な外部調達に全面的に切り替える方針だという。国内の太陽光発電による電力の買い取り価格引き下げで収益環境が厳しく、今後は発電効率の高さで定評がある部品生産に経営資源を集中することで立て直しを急ぐとされる。

★9:12  はてな-売り気配 今期37%営業減益見込む コンテンツプラットフォームで投資を計画
 はてな<3930.T>が売り気配。同社は12日、18.7期通期の営業利益予想を2.2億円(前期比36.8%減)とすると発表した。
 コンテンツプラットフォームサービスで、機能開発やサーバーなどへの投資により、投稿や閲覧をより便利にすることで拡大を進める。
 17.7期通期の営業利益は3.5億円(前の期比39.2%増)だった。

★9:13  味の素-小幅高 ミャンマー市場を開拓 売上高100億円狙う
 味の素<2802.T>が小幅高。13日付の日経新聞朝刊で、同社がミャンマー市場を開拓すると報じられた。
 2018年中に風味調味料の生産ラインをうま味調味料「味の素」の包装工場内に新設し、生産・販売を始めるほか、コーヒーなど粉末飲料事業にも参入するという。今後、経済成長が期待できる同国市場を開拓し、数年内に売上高100億円に増やす考えのもよう。

★9:13  ネオジャパン-大幅に4日ぶり反落 1Q営業益43%増も材料出尽くしで
 ネオジャパン<3921.T>が大幅に4日ぶり反落。同社は12日、18.4期1Q(5-7月)の営業利益が2.5億円(前年同期比42.7%増)だったと発表した。
 クラウドサービスにおいて、desknet’s NEOクラウド版の利用ユーザー数が順調に推移したことや、カスタマイズにおいて1Qに比較的規模が大きい金融機関向けのカスタマイズ案件があったことなどが寄与した。しかし、決算期待で前日までに買いが入っており、材料出尽くしで売りが出ている。


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