前場コメント No.6 PCデポ、アイモバイル、中部電力、トレンドマイクロ、デンソーなど

2017/09/13(水) 11:31
★9:25  ピーシーデポ-小高い 8月度既存店売上高10.4%減も7月から改善
 ピーシーデポコーポレーション<7618.T>が小高い。同社は12日、8月度月次報告を発表し、既存店売上高(直営・子会社店舗、パソコンクリニック含む)は前年同月比10.4%減だった。13カ月連続で前年割れとなったが、前年のハードルが下がったこともあり7月の同17.5%減からは改善した。全店では同10.2%減だった。

★9:27  アイモバイル-エースが「強気」継続 株価は低迷しているが収益は拡大に転じている
 アイモバイル<6535.T>がもみ合い。エース経済研究所では、株価は低迷しているが収益は拡大に転じていると判断。投資判断「強気」、目標株価1700円を継続した。
 エースでは3/14付けレポートで、前17.7期予想を売上高155億円(会社計画149億円)、営業利益24億円(同21.9億円)に上方修正したが、ほぼ同程度で着地。今18.7期は引き続き、動画広告サービス「maio」やアフィリエイト事業「ふるなび」の売上拡大が寄与する見通し。売上総利益率の1.4ポイント低下を見込んでいるが、保守的と判断。人員40名増加(前期45名増加)による人件費や販促費の増加などで、販売管理費は3億円の増加を計画。当面は、株主優待など株主還元の早期実施が課題とした。

★9:28  中部電力-みずほが目標株価引き下げ 火力発電全面移管の影響を引き続き見極めたい
 中部電力<9502.T>がもみ合い。みずほ証券では、火力発電事業のJERA社への全面移管の影響を、引き続き見極めたいとして、投資判断「中立」を継続した。目標株価は1550円→1500円と引き下げた。
 1Q決算内容の反映などから業績予想を見直し。今18.3期のスライドタイムラグ影響など調整後ROE予想を小幅下方修正。既設火力発電所も含めてJERA社へ全面移管することで合意された東京電力とのアライアンスについて、デューデリジェンスを経て実際に統合するのが2019年度上期中の予定だが、本件に伴う同社の資金需要や財務体質への影響を引き続き注視する必要があるとした。

★9:33  トレンドマイクロ-みずほが目標株価引き下げ キャッシュベースの拡大に注目すべき局面
 トレンドマイクロ<4704.T>が4日ぶり反落。みずほ証券では、会計上の利益よりキャッシュベースの拡大に注目すべき局面とみて、投資判断「買い」を継続した。目標株価は6800円→6600円と引き下げた。
 今17.12期2Qの弱い会計上の利益が嫌気されて株価は調整したが、繰延処理される前のキャッシュフローベースの売上高に近いPreGAAP売上高の伸率は堅調そのもの。拡販初期でマーケティング費用が嵩むクラウド関連は、足元の会計上の利益が弱く映る一因だが、契約2年目以降は拡販費用が不要で着実に費用低減が見込める構造。現状は会計上の利益より先行指標のPreGAAP売上高拡大をより注目すべき局面と判断。業績予想と目標株価は引き下げるものの、セキュリティ関連市場の構造的拡大期入りと同社の競争優位性の高まりを評価するとした。

★9:36  デンソー-CSが目標株価引き上げ 株価は収益の伸びしろを織り込んだ感あり
 デンソー<6902.T>が反発。クレディ・スイス証券では、株価は収益の伸びしろを織り込んだ感ありとして、投資評価「NEUTRAL」を継続した。目標株価は5150円→5850円と引き上げた。
 1Qは市場期待を大きく上回る好決算。通期の営業利益目線も切り上がった。同社が収益拡大局面に入った見方に異論はなし。ただし、1Q決算後の株価は収益の切り上がりをすでに相応に織り込んだ感があるとコメント。1Q営業利益の上振れは、操業度向上、合理化の上積み、経費の先送り、一過性要因の解消益などによるもの。2Qは一過性要因のネット影響がほぼなくなり、増益基調も正常化する見通し。にわかに電動化トレンドが再度注目される中、同トレンドに対応可能な製品ポートフォリオを有する同社が選好されやすい点は理解できる。一方、収益基調の正常化に伴い、株価の上昇ペースは短期的にやや鈍化する可能性があるのではないだろうか、と指摘。


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