前場コメント No.11 フタバ産業、アセンテック、アリアケジャパン、リョーサン、日本化薬など

2017/09/13(水) 11:31
★10:41  フタバ産業-東海東京が目標株価引き上げ 社内改善に余地あり
 フタバ産業<7241.T>が大幅に3日続伸。東海東京調査センターでは、トヨタの生産活動は一進一退だが、社内改善に余地ありと判断。レーティング「Outperform」を再確認、目標株価を1120円→1340円と引き上げた。
 今18.3期1Qは大幅に業績が改善。売上高は前年比4.0%増だが、営業利益は同2.4倍、最終損益を黒字化できた。会社計画に対する営業利益での進ちょく率は20%でも、4Qに年間利益の多くが集中してきた傾向を考えると、幸先の良いスタートを切ったと思される。課題だった企業体質改善による効果が顕在化しており、収益性向上を織り込み、東海東京の業績予想を上方修正。
 体質改善は、トヨタの基幹車種立ち上げとそれらの量産化を通じて段階的に実行され、15~16年度では「プリウス」、17~18年度では「カムリ」、今後、新型「RAV4」や新型「カローラ」などと見込まれる。売上高営業利益率は前17.3期2.2%から、20.3期に4.1%(前回2.5%)を予想。当面、トヨタ車の生産計画に変化が乏しいが、同社社内での改善効果が期待できるとした。

★10:42  アセンテック-急騰 上期営業益2.1億円 増収やコンサルサービスの増加で
 アセンテック<3565.T>が急騰。同社は12日に、18.1期上期(2-7月)の連結営業利益は2.1億円だったと発表した。同社は17.1期上期においては四半期財務諸表を作成していないため、前期比較はできない。
 売上高の増加に加え、仮想デスクトップを展開するうえでのコンサルティングサービスなど、プロフェッショナルサービスが増加したことが寄与した。通期の会社計画2.3億円に対する進ちょくは89.6%となっている。

★10:44  アリアケ-みずほが目標株価引き上げ 2Qも国内外で売上高は堅調に推移する見通し
 アリアケジャパン<2815.T>がもみ合い。みずほ証券では、今18.3期2Qも国内外で売上高は堅調に推移すると想定。投資判断「中立」を継続も、目標株価は7980円→8010円と引き上げた。
 15.3期に9期ぶりに営業最高益を更新したが、増益基調の継続を予想。国内では食品工場や外食現場での人手不足、海外ではメーカーや外食からの効率化目的の受託拡大を背景に、需要は堅調に推移する見通し。前17.3期に10期ぶりに20%を上回った営業利益率は、20.3期に22.5%まで緩やかに上昇するとみられる。利益率改善を伴った業績拡大が続くとみているとしたが、株価バリュエーションに割安感は乏しいと判断。

★10:48  リョーサン-3日続伸 グローバル展開を強化と報道 中国では各種商材を拡販
 リョーサン<8140.T>が3日続伸。9月13日付け化学工業日報で、同社がグローバル展開を強化すると伝えられた。
 3月に実施した易達電子有限公司(香港)の子会社化を機に、シナジーによって中国のエレクトロニクス産業の集積地である華南地区に拠点を持つ各国の企業に対し、パワー半導体やリョーサンが扱っている各種商材を拡販する。加えて、リファレンスデザインを行う中国パートナー企業との関係も強化。同社は欧州市場での企業・事業買収も検討しており、同地域での商圏拡大に注力していくとされる。

★10:51  日本化薬-3日続伸 エアバッグ用インフレータの新製品2機種を開発と報じられる
 日本化薬<4272.T>が3日続伸。9月13日付け化学工業日報で、同社がエアバッグ用インフレータの新製品2機種を開発したと伝えられている。
 運転席や助手席用の「ディスク型」では、薬剤の組み合わせやガス噴出孔の設計を工夫することで、重量を従来品の4分の3に削減。側部や膝部用の「シリンダー型」は、点火具(スクイブ)を改良してガス噴き出し時間(TTFG)を短縮し、ガス量の多い大型品も作れるようにした。海外生産分も含め、5年後に2機種合わせて60億円の売り上げを見込むと報じられている。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,068.35 -1011.35
TOPIX 2,626.32 -51.13
グロース250 638.74 -21.13
NYダウ 37,986.40 +211.02
ナスダック総合 15,282.01 -319.49
ドル/円 154.42 -0.22
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ