前場コメント No.11 ヤマザワ、ツムラ、資生堂、創通、ポーラオルビスなど

2017/10/10(火) 11:31
★9:55  ヤマザワ-続落 通期営業益を下方修正 人件費など販管費の増加で
 ヤマザワ<9993.T>が続落。同社は6日に、18.2期通期の連結営業利益予想を従来の16.2億円から11.3億円(前期比26.9%減)に引き下げると発表した。上期において、人件費の増加および出店や改装による設備投資に伴う経費の増加などにより販管費が増加したことが響く。
 また、18.2期上期(3-8月)の連結営業利益予想については従来の8.4億円から5.5億円(前年同期比35.7%減)に引き下げた。

★9:56  サカタのタネ-続伸 粗利率が想定以下も中期を揺るがすものではない 「買い」継続
 サカタのタネ<1377.T>が続伸。ゴールドマン・サックス証券では、粗利率が想定以下も、中期成長目線を揺るがすものではないと判断。投資判断「買い」を継続した。目標株価は4400円→4200円と引き下げた。
 物価上昇によるアジア新興国でのF1種の浸透率の向上、ブロッコリー種子の拡販余地が十分にあるとの見方から、中長期的な構造的成長が見込める銘柄との認識は不変。短期的な業績変動は杞憂に終わると想定。決算をうけ、南米/インドでの苦戦を考慮し、海外売上およびOPMを下方修正、全体営業利益は3~5%微修正。

★9:57  ツムラ-3日続伸 漢方薬で中国市場開拓へ 中国保険会社と原料調達から販売まで一貫
 ツムラ<4540.T>が3日続伸。7日付の日経新聞朝刊で、同社が漢方薬で中国市場の開拓に乗り出すと報じられた。
 筆頭株主になる中国平安保険グループと組み原料の調達から製造、販売まで一貫して手掛けるという。研究所も建設、現地のニーズを反映させるとされる。平安保険が抱える顧客や医療機関、ネットサービスなどの多様な販路を生かすもよう。今後の海外収益の伸びが期待され、買いが入っている。

★10:01  資生堂-CSが目標株価引き上げ プレステージがけん引 18年も高成長継続へ
 資生堂<4911.T>が4日続伸。クレディ・スイス証券では、プレステージがけん引し、18年も高成長継続と想定。投資評価「NEUTRAL」を継続も、目標株価は2900円→4050円と引き上げた。
 16年半ばから日本やアジアで本質的な良い変化が出始め、17年前半は好調な業績を示した。世界的に高価格帯での強さを取り戻した点は高く評価が可能。消費財銘柄の中ではトップクラスに高い株価マルチプルとなるが、中期的な構造改革の期待がいまだ高いため、当面は維持可能と想定。一方で、アジアや日本での高成長という好材料は株価に織り込み済みと考えられるため、低収益の欧米事業の構造改革が成功するようなサインが出ることが、次の重要な株価カタリストとみるとした。

★10:02  創通-反発 今期3%営業増益・2円増配見込む TVアニメ投資で受託収入増加
 創通<3711.T>が反発。同社は6日、18.8期通期の連結営業利益予想を31.2億円(前期比3.1%増)、年間配当予想を1株当たり40円(前期は38円)とすると発表した。
 メディア事業で、テレビアニメーション番組のプロデュースで積極的に投資することからアニメ制作受託収入と提供料収入の増加を予定している。
 17.8期通期の営業利益は30.3億円(前の期比13.5%減)だった。メディア事業で、前期に比べプロデュース作品数が減少したことで、アニメ制作受託収入と提供料収入が減少した。

★10:05  ポーラオルビス-CSが目標株価引き上げ 次は18年の事業戦略を待ちたい
 ポーラ・オルビスホールディングス<4927.T>が反発。クレディ・スイス証券では、17年は好調、次は18年の事業戦略を待ちたいとコメント。投資評価「NEUTRAL」を継続も、目標株価は2500円→3400円と引き上げた。
 中期的な視点では、(1)安定した業績動向、(2)株主還元の充実、(3)経営体制の質の高さを背景に、市場で評価の高い化粧品企業の1社という見方は変わらず。一方で、短期的には17年の新商品効果が一巡する18年以降の業績動向に目線が移る中で、まずは18年のガイダンス(17.12期4Q決算説明会にて)の詳細を待ちたいとした。


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