(前場)前場コメント No.11 OKI、福岡リート、フュートレック、ロコンド、GLPなど

2017/11/06(月) 06:00
★9:34  OKI-大和が目標株価引き下げ ATM販売動向や構造改革の進ちょくを見守りたい
 OKI<6703.T>が反落。大和証券では、ATM販売動向や構造改革の進ちょくを見守りたいとし、投資判断「3(中立)」を継続した。目標株価は1700円→1600円と引き下げた。
 上期営業損益は会社計画を上振れ。費用の期ズレや円安が要因。メカトロ事業は、中国や新興国向けATM販売の低迷で下振れ。なお、沖電線(5815)の完全子会社化は評価できるとし、EMS事業の強化に期待。

★9:37  福岡リート-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 歩合賃料の増加や物件取得が必要
 福岡リート投資法人<8968.T>がもみ合い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、DPS(1口当たり分配金)引き上げには歩合賃料の増加や物件取得が必要と判断。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は21.00万円→20.80万円と引き下げた。
 商業ポートフォリオに占める売上歩合賃料比率は9.9%(17.8期末時点)と、同REITの収益の大部分は固定賃料であるためDPSは安定している。ただし、今後のDPSを引き上げるには歩合賃料の増加や物件取得が必要。旗艦物件「キャナルシティ博多」では、大型噴水を利用した3Dプロジェクションマッピングや、ミュージカル「リトルマーメイド」の公演などで集客力を高めているが、インバウンドを中心とした売り上げの本格回復には道半ばという印象。物件取得については、スポンサーの物件パイプラインは800億円~900億円程度存在するが、物件売買市場は過熱しており、同REITの目線に合うような利回りの物件は少ないと考えるとした。

★9:40  フュートレック-4日続落 「東京モーターショー」出展5社に映像展示システムを納入
 フュートレック<2468.T>が4日続落。同社は11月1日の大引け後に、東京ビッグサイト(東京都江東区)で10月27日~11月5日に開催中の「第45回東京モーターショー」に出展している自動車メーカー、部品メーカーなど企業5社に、「映像展示システム」を開発・納入したと発表した。
 各社の技術や製品の特性に合わせた「映像展示システム」を開発し、納品した。安全技術の仕組みや次世代コックピットの内部をシミュレーション型や体験型の展示システムで具現化し、自動車内部に搭載されている製品などは、CGと映像を駆使した解説映像端末を使い分かりやすく紹介しているとした。

★9:40  ロコンド-急騰 10月のEC受注高は過去最高 営業利益は単月で上期上回る見込み
 ロコンド<3558.T>が急騰。同社は1日に、 EC事業が好調に推移し、10月の速報値ベースの受注高は9億4600万円となり、過去最高となる見込みであると発表した。
 要因としては、プラットフォーム事業の拡充によって品ぞろえがさらに増強されたことに加え、9月14日から開始した「配送革命」が顧客に受け入れらていることが挙げられるという。また、現時点の速報値として10月単月の営業利益は、上期(3-8月)の6200万円を超える水準を見込むとしている。

★9:41  GLP-三菱UFJMSが目標株価引き下げ ファンダメンタルズは堅調
 GLP投資法人<3281.T>が9日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、スポンサー変更に対する懸念から株価は軟調だが、ファンダメンタルズは堅調として、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は15.60万円→15.50万円と引き下げた。
 同REITのスポンサーが不動産大手の万科企業など、中国系5社に買収されることに伴う非上場化が発表されている。現時点では2018年1月下旬頃に非上場化される予定。同REITにとっては実質的なスポンサー変更となるため、スポンサーの物件売却スタンスに変化があると、同REITの外部成長計画などにも影響が出る可能性はある。ただし、株価はこれらのリスクに対する懸念をおおむね織り込んでいると判断。物流市況は堅調であり、継続賃料の上昇も続いている。市場の懸念払しょくには時間を要する可能性はあるが、足元のバリュエーションには割安感が強まっていると考えるとした。


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