〔Market Flash〕11月の3連休明けの株価は上昇しやすい~大和

2017/11/02(木) 13:39
【13:35】11月の3連休明けの株価は上昇しやすい~大和  大和証券では、11月の3連休明けの株価が近年では上昇することが非常に多いことを指摘している。このような値動きとなる理由の一つとして、1997年の日本の金融危機時において、11月の3連休中に金融機関破たんのニュースが相次いだ記憶が投資家に残っており、3連休明けには安心感が出やすかったことを挙げている。また、もう一つの理由として、一般的に3連休前には制度信用取引の期日が集中しやすく、中でも信用買い残の期日明け後には上値の需給が軽くなりやすいことを挙げている。最近の11月3連休明けの株価推移の特徴としては、連休明け初日の株価上昇は相対的に小さいものの、その後2週間程度かけて上げ幅を広げる傾向が強まっているとのこと。大和では、後者の理由である需給改善の影響が強まっていることを示唆していると捉えており、今年も3連休明けとなる来週以降の株価の堅調推移に期待している。 【13:05】大手・メガバンク系証券決算では1Q不調企業が持ち直す~SMBC日興  SMBC日興証券では、大手・メガバンク系証券の2Q決算が出そろったことを受けてリポートしている。各社とも営業利益は前四半期比で増益だったが、1Qに堅調だったSMBC日興や野村ホールディングス(8604)が相対劣後し、不調だった三菱UFJ 証券、大和証券グループ本社(8601)、みずほ証券が持ち直す形となったと指摘している。特に従来リテール・ホールセール両面でメガバンク系証券に追い上げられてきた大和証券の復活が目立っており、野村は海外ホールセール中心に苦戦した印象とコメントしている。 【12:40】10月国内自動車販売 トラックの正常化は好材料~CS  クレディ・スイス証券では10月の国内自動車販売速報を受けてリポートしている。登録車は無資格検査問題による出荷停止影響のあった日産自動車(7201)が落ち込んだことで、全需を押し下げた。ほかではトヨタ(7203)が増加基調に転じるも、ホンダ(7267)は低調で、SUBARU(7270)、マツダ(7261)は好調継続、スズキ(7269)も堅調を維持した。一方で三菱自動車(7211)が落ち込んだ。CSで買い推奨しているスズキとSUBARUの販売は堅調を維持している。また、排ガス規制が強化された9月に反動減のあったトラック2社は、日野自動車(7205)、いすゞ(7202)ともに販売が正常化しつつあり、CSではポジティブな材料と評価している。 【10:30】11月のマーケットでは米国の税制改革が話題の中心に~大和  大和証券では、11月のマーケットでは、米国の税制改革が話題の中心になると考えている。大幅な減税や米企業のレパトリ(米国企業の海外利益の本国還流)促進策の実施が決まるならば、マーケットにも影響が大きいと想定している。減税策は金融資産の売り時に影響するとみられ、実施前には損出し売りを促し、実施後には利食い売りが集中する可能性があるとみている。また、レパトリ促進策については、2005年の実施例などからは、実施前の為替のドル安、実施後のドル高が想定されるほか、株式の物色面では設備関連投資などが注目されるとコメントしている。 【10:05】10月の百貨店は富裕層と免税の好調継続、台風影響に打ち勝った~SMBC日興  SMBC日興証券では、百貨店各社の10月月次動向を受けてリポートしている。休日数は前年同月比で1日減。気温、天候は、全体的に前年比および平年比で低温で週末の降雨が多く、特に後半は週末に2度台風が襲来した。台風はマイナス影響であるが、低温が秋物需要の立ち上がりをサポートし、それほど厳しい商況ではなかったのではないかとSMBC日興は考えている。国慶節商戦は好調で、特に関西の店舗が良かったとのこと。富裕層と免税売上も好調で、特に時計などの高額品や化粧品は各社そろって好調となっている。なお、婦人服に関しては、各社に違いがあることを指摘している。 【9:40】J-REITは上値は重いが徐々に下値を固める展開へ~みずほ  みずほ証券ではJ-REITに関して、投資信託からの換金売りは今後も続くと考えられることから、急激なリバウンドは期待薄な状況にあるとみている。一方、バリュエーションは、配当利回り、NAV倍率ともに2012年以来の水準まで調整したことを指摘している。海外投資家を中心に割安感からの物色も見られることから、徐々に下値を固める展開を予想している。また自己投資口買いの動きが広がれば、一定の株価の下支えとなると考えている。みずほでは、17年末の東証REIT指数予想を、配当利回り4.0%、NAVに対して約1.1倍に相当する1700ポイントに据え置いている。18年末は、配当およびNAV成長に応じた上昇で1750ポイントと予想している。 【9:15】ユーロ圏経済は速いペースでの成長が続く~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、ユーロ圏経済が堅調さを維持しているとコメント。7-9月期の実質GDP成長率(速報値)は前期比+0.6%と市場予想を上回り、4-6月期実績も上方修正された。ここ4四半期の前期比平均成長率は+0.6%超と、ユーロ圏経済がプラス成長に転じた2013年4-6月期~16年7-9月期までの平均成長率の+0.4%超を上回るペースでの成長が続いているとのこと。仮に10-12月期の成長率が前期比+0.6%と成長ペースを維持した場合には、2017年通期の成長率は+2.4%、前期比+0.4%に減速した場合でも同+2.2%となり、10月時点のIMFの見通しである同+2.1%や、9月時点のECBの見通しである同+2.2%を上回る可能性は十分にあると考えている。 【8:45】寄り前気配は洋缶HD、大塚商、東邦HD、きんでんが高い気配値  主力株の寄り前気配では、洋缶HD(5901) +7.14%、大塚商(4768) +3.94%、東邦HD(8129) +3.14%、きんでん(1944) +3.06%、住友不(8830) +2.96%、日梱包(9072) +2.95%、オンワードH (8016) +2.86%、スクエニHD(9684) +2.73%、トレンド(4704) +2.73%、ディスコ(6146) +2.73%などが高い気配値。  一方、日本ハム(2282) -8.10%、ヤマハ(7951) -7.28%、キョーリンH (4569) -6.44%、日野自(7205) -5.13%、日信工業(7230) -4.38%、積水化(4204) -3.80%、栗田工(6370) -2.91%、大和工(5444) -2.11%、大特鋼(5471) -2.06%、アズビル(6845) -1.90%などが安い気配値となっている。
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