前場コメント No.20 ライト工業、サンデン、日本郵船、デンカ、不二製油など
★11:00 ライト工業－急騰 上期営業益1％減も2Qの業績の伸びを好感
ライト工業<1926.T>が急騰。同社は6日に、18.3期の上期（4-9月）の連結営業利益は41.6億円（前年同期比1.4％減）だったと発表した。研究開発強化に伴い販管費が増加したことなどが響いた。なお、1Q時点で14.8億円（前年同期比13.0％減）だったので2Qは好調。また、通期の会社計画90.0億円に対する進ちょくは46.2％となっている。
ライト工業<1926.T>が急騰。同社は6日に、18.3期の上期（4-9月）の連結営業利益は41.6億円（前年同期比1.4％減）だったと発表した。研究開発強化に伴い販管費が増加したことなどが響いた。なお、1Q時点で14.8億円（前年同期比13.0％減）だったので2Qは好調。また、通期の会社計画90.0億円に対する進ちょくは46.2％となっている。
★11:05 サンデンＨＤ－大幅に3日続伸 通期営業利益を上方修正 構造改革が奏功
サンデンホールディングス<6444.T>が大幅に3日続伸。同社は7日、18.3期通期の連結営業利益予想を従来の50.0億円から70.0億円（前期比4.4倍）へと引き上げると発表した。
前期から実施している構造改革の成果が着実に出ている。上期（4-9月）営業利益は18.4億円（前年同期は9.6億円の赤字）だった。自動車機器事業で小型・軽量化、省動力化を軸に製品を提供し、欧州・アジアで販売が増加した。
サンデンホールディングス<6444.T>が大幅に3日続伸。同社は7日、18.3期通期の連結営業利益予想を従来の50.0億円から70.0億円（前期比4.4倍）へと引き上げると発表した。
前期から実施している構造改革の成果が着実に出ている。上期（4-9月）営業利益は18.4億円（前年同期は9.6億円の赤字）だった。自動車機器事業で小型・軽量化、省動力化を軸に製品を提供し、欧州・アジアで販売が増加した。
★11:07 トヨタ－5日続伸 米国販売は競争激化も品質費用の安定化はプラス 「中立」継続
トヨタ自動車<7203.T>が5日続伸。ゴールドマン・サックス証券では、米国販売は競争激化も品質費用の安定化はプラスと判断。投資判断「中立」を継続、目標株価は6600円→7000円と引き上げた。
7～9月期営業利益は5222億円（前年同期比10％増）と、ＧＳの事前予想5700億円には届かなかったが、IFIS予想5212億円と同水準で着地。円安効果+1350億円を除く実質収益は約-850億円の減益となり、うち特に販売面の影響が-1300億円とＧＳ想定以上に拡大（主因は米国インセンティブ増と推測）。通期会社計画は営業利益で1.85兆円→2.00兆円へ増額。円安効果+650億円に加え、原価低減（+200億円）、品質費用減（+300億円）などが寄与も、米国インセンティブは期初計画比で200億円以上の減益要因となる見通し。懸案であった品質費用にようやく減少トレンドが見えてきたことや、国内連結部品子会社の収益拡大も顕在化していることから、ＧＳの今18.3期～20.3期EPS予想を6％/8％/7％増額。
トヨタ自動車<7203.T>が5日続伸。ゴールドマン・サックス証券では、米国販売は競争激化も品質費用の安定化はプラスと判断。投資判断「中立」を継続、目標株価は6600円→7000円と引き上げた。
7～9月期営業利益は5222億円（前年同期比10％増）と、ＧＳの事前予想5700億円には届かなかったが、IFIS予想5212億円と同水準で着地。円安効果+1350億円を除く実質収益は約-850億円の減益となり、うち特に販売面の影響が-1300億円とＧＳ想定以上に拡大（主因は米国インセンティブ増と推測）。通期会社計画は営業利益で1.85兆円→2.00兆円へ増額。円安効果+650億円に加え、原価低減（+200億円）、品質費用減（+300億円）などが寄与も、米国インセンティブは期初計画比で200億円以上の減益要因となる見通し。懸案であった品質費用にようやく減少トレンドが見えてきたことや、国内連結部品子会社の収益拡大も顕在化していることから、ＧＳの今18.3期～20.3期EPS予想を6％/8％/7％増額。
★11:12 日本郵船－みずほが目標株価引き上げ 足元の運賃市況を踏まえて増額修正
日本郵船<9101.T>が8日続伸。みずほ証券では、足元の運賃市況を踏まえて業績予想を増額修正。投資判断「買い」を継続、目標株価を2500円→3000円と引き上げた。
個別取材や足元の運賃市況を踏まえ、みずほ予想を見直し。コンテナ運賃は下期に入り、北米東岸や欧州航路ではやや下落傾向だが、ドライバルクは会社計画を上回る水準が続いており、今18.3期経常利益は会社計画をやや下回るが、前期比では大幅増益を予想。来19.3期もコンテナ船統合会社に関する初期コストがなくなり、規模拡大からコンテナ運賃も安定した水準が維持されると予想。
日本郵船<9101.T>が8日続伸。みずほ証券では、足元の運賃市況を踏まえて業績予想を増額修正。投資判断「買い」を継続、目標株価を2500円→3000円と引き上げた。
個別取材や足元の運賃市況を踏まえ、みずほ予想を見直し。コンテナ運賃は下期に入り、北米東岸や欧州航路ではやや下落傾向だが、ドライバルクは会社計画を上回る水準が続いており、今18.3期経常利益は会社計画をやや下回るが、前期比では大幅増益を予想。来19.3期もコンテナ船統合会社に関する初期コストがなくなり、規模拡大からコンテナ運賃も安定した水準が維持されると予想。
★11:16 デンカ－マイナス転換 通期営業益を上方修正も市場コンセンサス下回る
デンカ<4061.T>がマイナス転換。同社は8日11時に、18.3期通期の連結営業利益予想を従来の300億円から320億円（前期比23.8％増）に引き上げると発表した。クロロプレンゴムや電子先端製品の販売数量増加、交易条件の改善などにより、前回予想を上回る見通しとなった。なお、市場コンセンサスは333億円となっている。
また、18.3期上期（4-9月）の連結営業利益は143億円（前年同期比45.6％増）だった。ヘルスケア分野などで将来に向けた先行投資による費用負担が増加したが、販売数量の増加や交易条件の改善が寄与した。
併せて、18.3期の中間配当を7円→10円とすること、期末配当予想を37.5円→50.0円に修正することを発表した。なお、同社は2017年10月1日に5株につき1株の割合で株式併合を実施している。
デンカ<4061.T>がマイナス転換。同社は8日11時に、18.3期通期の連結営業利益予想を従来の300億円から320億円（前期比23.8％増）に引き上げると発表した。クロロプレンゴムや電子先端製品の販売数量増加、交易条件の改善などにより、前回予想を上回る見通しとなった。なお、市場コンセンサスは333億円となっている。
また、18.3期上期（4-9月）の連結営業利益は143億円（前年同期比45.6％増）だった。ヘルスケア分野などで将来に向けた先行投資による費用負担が増加したが、販売数量の増加や交易条件の改善が寄与した。
併せて、18.3期の中間配当を7円→10円とすること、期末配当予想を37.5円→50.0円に修正することを発表した。なお、同社は2017年10月1日に5株につき1株の割合で株式併合を実施している。
★11:17 不二製油－続落 上期2％営業増益も材料出尽くしで
不二製油グループ本社<2607.T>が続落。同社は7日、上期（4-9月）の連結営業利益が93.9億円（前年同期比2.2％増）だったと発表した。
製菓・製パン素材部門で引き続きフィリング製品の中国向け販売が順調に推移した。アジアやブラジル市場でも増収となった。しかし株価は決算期待で前日まで高値圏で推移しており、材料出尽くしで下落している。
不二製油グループ本社<2607.T>が続落。同社は7日、上期（4-9月）の連結営業利益が93.9億円（前年同期比2.2％増）だったと発表した。
製菓・製パン素材部門で引き続きフィリング製品の中国向け販売が順調に推移した。アジアやブラジル市場でも増収となった。しかし株価は決算期待で前日まで高値圏で推移しており、材料出尽くしで下落している。
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