前場コメント No.5 ビリングシステム、ヒューリックリート、中村超硬、ゼンショー、北陸電気工業など

2017/11/13(月) 11:30
★9:05  ビリングシステム-買い気配 1:2の株式分割を実施
 ビリングシステム<3623.T>が買い気配。同社は10日、株式分割を行うと発表した。株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることを目的としている。12月31日を基準日として、普通株式1株につき2株の割合で分割する。

★9:05  ヒューリックリート-三菱UFJMSが目標株価引き下げ ファンダメンタルズは堅調
 ヒューリックリート投資法人<3295.T>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、ファンダメンタルズは堅調であり、バリュエーションの割安感が強まっているとみて、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は23.00万円→21.10万円と引き下げた。
 17.8期決算および公募増資を伴う物件取得を受けて、利益予想を修正。ポートフォリオの過半を占めるオフィス市況は堅調な状況が続いており、今後も市場が懸念するほど悪化しないと予想。スポンサーは継続的に物件売却を進めており、パイプラインは存在するが、J-REITアクティブ投信の資金純流出の影響を受けて同REITの株価は低迷しており、この水準が長引けば、公募増資により物件取得を実施した際のDPS(1口当たり分配金)伸び率は鈍化の方向に向かうとみられる。ただし、同REITは都心に多くの競争力のある物件を保有しており、足元のバリュエーションには割安感があると指摘。

★9:05  中村超硬-買い気配 通期営業益を上方修正 上期は計画上振れ着地
 中村超硬<6166.T>が買い気配。同社は10日に、18.3期通期の連結営業損益予想を従来の8.0億円の黒字から15.0億円の黒字(前期は16.5億円の赤字)に引き上げると発表した。なお、市場コンセンサスは12.0億円となっている。
 上期までの状況に引き続き中国をはじめとするグローバル市場においてダイヤモンドワイヤの需要拡大は続くと予測しており、主力事業である電子材料スライス周辺事業のダイヤモンドワイヤの販売量の増加が見込まれることなどから、前回予想を上回る見込みとなった。
 併せて発表した、18.3期上期(4-9月)の連結営業損益は6.9億円の黒字(前年同期は1.9億円の赤字)だった。上期の会社計画は4.0億円の黒字だったので、着地は上振れた。増収による影響に加え、これまで進めてきた原価低減活動にも一定の成果が出たことが寄与した。

★9:06  ゼンショーHD-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 今期の営業減益を予想
 ゼンショーホールディングス<7550.T>が6日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、会社計画達成のハードルは高く、今期の営業減益を予想。投資判断「Hold」を継続、目標株価は2100円→1600円と引き下げた。
 従来の妥当PBRは最高益(12.3期営業利益210億円)更新が視野に入るなか、リーマン・ショック以降のヒストリカルPBRの上限としていた。これに対して今回、業績予想を大きく減額することにより最高益更新が遠のいたことを踏まえて、妥当PBRを同ヒストリカルの中位に変更。
 今18.3期営業利益予想を減額する要因は以下3点。(1)既存店売上減額(すき家前期比2%増から同1%増、ココス同1%増から同2%減など)、(2)食材コスト増(牛肉や米など)、(3)人件費増。同社は(2)の食材コスト増影響が相対的に大きい。また、既存店売上高に関しては、業界全般で低価格チェーンが優位な中、同社主力の「すき家」を含む牛丼チェーンはやや苦戦。同じ牛肉ファストフードであるマクドナルド好調の影響を受けていると考えているとした。

★9:06  北陸電気工業-買い気配 メイコーと包括的業務提携 モジュール製品開発などで
 北陸電気工業<6989.T>が買い気配。同社は11月10日の大引け後に、メイコー<6787.T>との間で、包括的業務提携契約を締結すると発表した。両社の保有する技術を活用し合って付加価値の高いモジュール製品などの共同開発を行う。また、技術者の相互交流を実施し、技術およびノウハウを相互に有効活用し合っていくとした。


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