〔Market Flash〕25年のボックス突破で日経平均3万円の長期上昇相場へ~大和

2017/11/13(月) 14:28
【14:25】25年のボックス突破で日経平均3万円の長期上昇相場へ~大和  大和証券では、TOPIXや日経平均は11月6日の週に25年間のボックス相場の高値を更新したが、長期停滞の主因や大暴落の後遺症を克服したことが、大きな壁を突破する主因とコメント。この先、明確な突破となれば、日本株は長期上昇相場の新ステージに移行し、2020年に向けて日経平均は3万円、TOPIXは2500を目指す展開になると予想している。大暴落や長期ボックス相場を経験した米国株の事例からは、今の日本株にも強気になれるとしている。大和では、115円/ドル前提で2017年末の日経平均は24200円、TOPIXは1910を予想している。物色面ではキーパーツとインバウンド関連株の2本柱に注目している。 【13:45】ついに19.3期より国内セメント価格が上昇へ~CS  クレディ・スイス証券では19.3期より国内セメント価格は上昇すると予想している。太平洋セメント(5233)の福田修二社長が10日の決算説明会で「国内セメント価格を値上げする」と抱負を述べたことを紹介している。12月には骨子が発表される予定とのこと。CSでは、主に国内投資家とのディスカッションの中で、19.3期以降の国内セメント価格の上昇は株価に織り込まれていないと感じており、今回の説明会の内容はポジティブサプライズになると考えている。CSでは太平洋セメントおよび住友大阪セメント(5232)の業績予想に、19.3期・20.3期の国内セメント価格が各期2.4%上昇することを織り込んでいる。ただし、4-9月期の地域別の国内需要から、上昇幅には地域差が出るとみている。関東などセメント需要の旺盛な地域では値上げ交渉が通りやすく、近畿など需要の低迷する地域では、値上げ交渉は難航すると予想している。 【13:05】デジカメは「まだ」は「もう」なりの局面か~SMBC日興  SMBC日興証券ではデジカメ市場に関して、株式市場や業界各社は「まだ」先行き縮小に向かうとの見方が支配的で、業界各社は同事業に対して慎重なスタンスが大勢との印象であるが、新たなかたちの「入力専用機器」も含めた広義のデジカメ市場は「もう」底入れしており、慎重ながらも楽観的な将来を見据えるべき局面にあると考えている。ミラーレスではソニー(6758)や富士フイルム(4901)、パナソニック(6752)のフラッグシップおよびハイエンド機が成長をけん引している。加えて、ソニーやカシオ(6952)では特徴的な撮影シーンや画像を取り込む新たなかたちのデジカメが投入されている。また、デジカメ統計には計上されないが、富士フイルムのチェキでは、イメージセンサー搭載機種を投入している。SMBC日興では、各社各様の戦略で業界全体では底入れしているとみており、広義のデジカメ市場は再び成長局面入りしていることを素直に評価すべき局面と考えている。 【12:45】大手行の上期決算は計画比で好調な推移を予想~野村  野村証券では大手行の上期決算に関して、1Q決算が総じて会社計画比で悪くない進ちょくであったことや、7-9月にかけて日本株相場が好調であったことなどから、親会社株主利益段階では引き続き計画比で好調な推移を予想している。野村では、業績面からは、役務利益の増減、海外貸出残高の伸び率、経費率、政策保有株の売却動向、利ざや動向などに注目している。説明会などでは、(1)みずほFG(8411)による構造改革タスクフォースの取り組みなど、ビジネスモデル構造改革の方向性と具体策、特に短期・中長期の経費率管理策、長期的なチャネル・店舗戦略、(2)政策保有株を含めたリスク資産管理の方向性と資本政策、(3)デジタル化への取り組みの進展―などを注目点に挙げている。 【11:00】日本株はスピード調整を挟みながら株価上昇が継続~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券のストラテジーマンスリーリポートでは、日本株は10月に力強く上昇した後、短期的なスピード調整を挟みながら、業績改善の持続性を評価して上昇するシナリオを維持している。日銀やECBの金融緩和策が維持される中、世界的に金融環境は良好とみている。欧州株については景気回復が市場コンセンサスとなり、新興国株については米国の緩やかな金融引き締めのリスクが意識されているため、日本企業の業績改善や株価の割安感に注目して、外国人投資家の日本株買いが続く可能性が高いと考えている。 【10:00】東京市場の11月相場は高くても買い場に~大和  大和証券では、日本株には11月頃が中期的な買いタイミングとして最適という季節性が見られることを指摘している。東京市場で大きな存在感がある外国人投資家が、秋頃には株を売りやすく、年末から翌年春頃にかけては買い越しになりやすいという特徴が背景にあるとみている。また、8月~11月の上昇率が10%を上回った年は、全ての場面で翌年2月にかけても株価が一段高となっており、11月時点で既に株高傾向である方が、より季節性の効果を発揮しやすいとのこと。8月~11月の上昇率が5%以上10%未満の年でも、その後の騰落ではやはり一段高となる確率が非常に高いとしている。現時点では、今年は8月以降の株価上昇率が10%を上回る情勢であることから、大和では、この11月相場は高くても買い場ととらえて、押し目を丹念に拾う投資戦略が有効と考えている。 【9:45】2018年、現実味を帯びるオフィス賃料の上昇~CS  クレディ・スイス証券では不動産セクターに関して、保守的な三菱地所(8802)が従来よりも強気になったことを紹介している。8日の決算説明会において、ポートフォリオは満室稼動、2018年についても賃料上昇を目指すとの経営陣の説明があったとのこと。また、国際情勢を含むマクロ要因や東京のオフィス市場に対して、6カ月前よりも強気の見方をしているとの説明があったとしている。また、9日に三鬼商事から発表された東京都心5区のオフィス空室率は前月比で0.15%改善し、募集賃料は前年同期比で3.24%上昇した。一部の株式市場関係者は、2017年後半から東京のオフィス賃料が下落すると懸念していたが、実際には、オフィス空室率の改善と賃料上昇が続いていることを指摘している。CSでは東京都心5区のオフィス空室率は、17年末2.8%、18年末3.31%、19年末3.43%、20年末4.96%と予想しており、空室率が5%以下であれば、ビルオーナーの交渉力が強く、賃料上昇が実現すると考えている。 【8:45】寄り前気配はエア・ウォー、ネクソン、サンドラッグが高い気配値  主力株の寄り前気配では、エア・ウォー (4088)+21.87%、ネクソン(3659)+15.96%、サンドラッグ(9989) +5.62%、バンナムHD(7832) +4.73%、三井金(5706) +4.38%、ニフコ(7988) +4.18%、山九(9065) +3.72%、丸一管(5463) +3.48%、岡三(8609) +3.32%、中国銀(8382) +3.23%などが高い気配値。  一方、メディパル(7459)-22.48%、アルフレッサ (2784)-21.14%、TSIHD(3608)-15.85%、ケーヒン(7251) -8.22%、DOWA(5714) -6.97%、関西ペ(4613) -6.68%、三菱倉(9301) -6.15%、豊通商(8015) -5.99%、京セラ(6971) -5.74%、クラレ(3405) -5.57%などが安い気配値となっている。
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マーケットデータ
日経平均 37,628.48 -831.60
TOPIX 2,663.53 -47.20
グロース250 640.12 -15.48
NYダウ 38,085.80 -375.12
ナスダック総合 15,611.76 -100.99
ドル/円 155.66 +0.35
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