後場コメント No.9 そーせい、日阪製作所、トレンドマイクロ、DIC、不二精機など

2017/11/14(火) 15:01
★14:26  そーせい-いちよしがフェアバリュー引き下げ 中長期利益予想を見直し
 そーせいグループ<4565.T>が反発。いちよし経済研究所では、レーティング「A」を継続も、中長期利益予想を見直し、フェアバリューは19600円→17000円と引き下げた。
 足元のロイヤリティの実績および新たに示された同社の研究開発方針を考慮し、中長期の利益予想を見直し。
 同社は11月9日に決算説明会を開催し、これまでの提携戦略に加え、難病や希少疾病などの領域に関して自社開発(自社での上市および販売)も行う旨の方針が示された。その第1弾がレビー小体型認知症治療薬の日本での開発であり、それに続く神経系疾患の治療薬開発も計画している。いずれも2018年内の治験開始の予定。

★14:27  ウィルソンWLW-後場急落 上期は営業赤字転落 北米で高利益率契約が複数終了
 ウィルソン・ラーニング・ワールドワイド<9610.T>が後場急落。同社は14日14時10分、18.3期上期(4-9月)の連結営業損益が1.2億円の赤字(前年同期は0.9億円の黒字)だったと発表した。
 北米で新たな大型プロジェクトの獲得に至らなかった。利益率の高い大型のライセンス契約が複数終了したため粗利率も悪化した。

★14:28  日阪製作所-後場プラス転換 通期営業益を上方修正 上期は計画上振れ着地
 日阪製作所<6247.T>が後場プラス転換。同社は14日14時20分に、18.3期通期の連結営業利益予想を従来の10.1億円から14.0億円(前期比20.6%増)に引き上げると発表した。上期の実績および受注残の状況などを踏まえた。
 また、18.3期上期(4-9月)の連結営業利益は7.8億円(前年同期比86.5%増)だった。上期の会社計画は4.5億円だったので着地は上振れた。増収効果に加えて熱交換器事業とバルブ事業で利益率が改善したことが寄与した。

★14:33  ネットワン-SMBC日興が目標株価引き上げ 事業改善効果は好印象
 ネットワンシステムズ<7518.T>が3日ぶり反発。SMBC日興証券では、事業改善効果は好印象とコメント。投資評価「3(アンダーパフォーム)」を継続も、目標株価は980円→1160円と引き上げた。
 通信キャリア向けのコアネットワーク、特にハイエンドのシスコルータ販売・導入に強みを持つが、その需要の低調が続いていることから、一般企業や公共分野に人員をシフトさせている。また、通信キャリア向けのハイエンドのルーター販売が好調だった時代にはあまり重視されていなかった案件ごとの細かな採算管理も強化している。その戦略転換の効果により、業績は好調であり、業績予想を上方修正。一方、現在の事業改善の効果は今18.3期でおおむね一巡すると考えられ、来19.3期からは新たな取り組みが必要とした。

★14:35  トレンドマイクロ-SMBC日興が目標株価引き上げ 業績予想を上方修正
 トレンドマイクロ<4704.T>が続伸。SMBC日興証券では、為替前提変更と中東などでの増収により、業績予想を上方修正。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は5500円→5900円と引き上げた。
 先行指標であるPreGAAP売上高が3Qに北米で伸び悩み、決算発表翌日に株価が低下したが、株式市場での期待が強すぎたとみられ、実際には順調と判断。為替前提変更と中東mなどでの増収により、業績予想を上方修正。

★14:36  DIC-後場下げ幅縮小 通期純利益を上方修正 3Q累計は39%増益で着地
 DIC<4631.T>が後場下げ幅縮小。同社は14日14時30分、18.3期通期の連結純利益予想を従来の375億円から410億円(前期比17.9%増)へと引き上げると発表した。
 3Q累計での特別損失の減少や税金費用の一時的な減少などが寄与している。3Q累計純利益は351億円(前年同期比38.9%増)だった。

★14:38  不二精機-後場下げ幅拡大 3Q累計営業益62%増も材料出尽くしで
 不二精機<6400.T>が後場下げ幅拡大。同社は14日14時30分に、17.12期の3Q累計(1-9月)の連結営業利益は1.7億円(前年同期比62.0%増)だったと発表した。射出成形用精密金型および成形システム事業において原価率が好転したことなどが寄与した。なお、通期の会社計画2.8億円に対する進ちょくは59.7%となっている。しかし、材料出尽くしで売りが優勢となっている。

★14:40  SUMCO-岩井コスモが目標株価引き上げ 300ミリウエハー値上げを織り込む展開
 SUMCO<3436.T>が大幅反発。岩井コスモ証券では、株価は300ミリウエハー値上げを織り込む展開と注目。投資判断「A」を継続、目標株価を3000円→3560円と引き上げた。
 7~9月期も大幅増益でシナリオ通りの展開。ウエハー単価は四半期ごとに着実に上昇。来期は300ミリウエハー値上げ継続と中小口径ウエハー値上げ開始で増益継続。半導体関連は製造装置に加え、素材メーカーへの恩恵拡大が加速しており、同社の高成長は続くとの見方を示した。


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