〔Market Flash〕ゼネコンの上期決算では前田建設工業がポジティブな印象~三菱UFJMS

2017/11/15(水) 13:05
【13:00】ゼネコンの上期決算では前田建設工業がポジティブな印象~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券ではゼネコンの上期決算に関して、会社ガイダンスやQUICKコンセンサスをいずれも上回るポジティブな内容であったと考えている。ただし通期に関しては、ガイダンスを増額修正してもコンセンサスに届かなかった企業が多く、株価はポジティブな反応を示さなかった。 三菱UFJMSでは、ゼネコン各社の下期計画が保守的であるのは、建設物価の上昇懸念や完工高計画の未達リスクなどを勘案していることが要因とみている。個別では、上期決算が想定以上に好調であったにもかかわらず、通期ガイダンスを据え置いている前田建設工業(1824)に注目している。受注時採算は改善を続けており、試行段階での利益回復効果が寄与して、建築マージンが大手ゼネコンの水準に近づいていることを指摘している。 【12:35】ゲームはネットワークを加味するとソフト販売も活況~みずほ  みずほ証券では、日米のゲーム販売動向についてリポートしている。10月の販売データでは日米両市場とも任天堂(7974)のスイッチがけん引することでハードの販売好調が持続しており、年末年始商戦などの需要期においてもスイッチが市場全体を押し上げると予想している。また、ゲーム会社の7-9月決算からは、ハードの普及進展とネットワーク化によるビジネスモデルの多様化により、活況と言っていいほどの「ソフト収穫期」を迎えていると指摘している。海外大手ゲーム会社もデジタル販売が業績好調をけん引しているが、特にダウンロードコンテンツやシーズンパスといった追加収入が大きく伸びているとのこと。カプコンの2Q決算が想定以上であった一因にもダウンロード売り上げの好調があり、スクエニ(9684)も2Q決算説明会で、よりデジタルに踏み込む姿勢を明確にしていることなどから、みずほではネットワーク販売の本格化への胎動を感じるとコメントしている。 【10:45】中国は新たな減速サイクルに入る、ただし経済構造に改善の兆し~野村  野村では、10月の中国の主要経済指標を受けて、不動産セクターの冷え込みが続いたことを指摘している。製造業投資の伸びは減速し、16年に記録した過去最低値に近づいているとのこと。ただその中でも、鉱工業セクターの中で、ハイテク産業が良好な結果となったことに注目している。これらすべては、経済成長は引き続き減速しているが、成長の質は改善していることを示唆する内容と捉えている。経済活動における最近の広範な減速は、循環的回復期にある景気の勢いがピークを打ち、向こう数四半期でさらに減速するとの野村の見方を裏付けるものと考えており、実質GDP成長率が7-9月期の前年同期比+6.8%から10-12月期に同+6.6%へ減速するとの予想を据え置いている。ただし、不動産セクターは冷え込む一方、鉱工業セクターは高度化し、経済に占める投資の割合が低下していることから、成長減速は経済構造の改善を伴っているとコメントしている。 【10:10】大手銀行の本格回復には不透明感が残る~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、 三菱UFJ(8306)、三井住友(8316)、みずほ(8411)、りそな(8308)、三井住友トラスト(8309)の大手銀行5グループの上期決算が出そろったことを受けてリポートしている。業務純益の減少傾向が続いており、現在も市場部門、利ざや、金融商品販売などの早期の本格回復は困難視される環境にあるとみている。当期利益の進ちょく率は63%だが、減益予想対比であることに加え、過去数年間の中でも特に高いわけではないことを指摘している。また、今回の当期利益増益の主因は、与信関係収支の改善や、株式等損益の拡大で、継続性にも疑問が残るとしている。今回は会社予想の増額修正もなく、15.3期から続く減益局面の脱却には、まだ不透明感が漂っているとコメントしている。 【9:50】ビジネスソフト・ITサービスの今後の焦点は来期の成長~SMBC日興  SMBC日興証券では、ビジネスソフト・ITサービスセクターの業種格付けを「強気」としている。ITサービス主要11社合計の7-9月期は、前年同期比15.8%営業増益と好調であったとのこと。受注も拡大し、日本企業のIT投資意欲が強いことが示された決算と捉えている。今後も決算の度に順調なファンダメンタルズが確認できるとみており、セクターの主要銘柄を中心に、株価評価が改善すると考えている。一方、今期業績のアップサイドは各社株価にほぼ織り込まれたと考えられ、今後は、来期以降の利益拡大のテーマが明確にある銘柄や、来期にかけてアナリストコンセンサスが上振れする可能性がある銘柄の株価評価が高まると予想している。SMBC日興では、NTTデータ(9613)と大塚商会(4768)に最も注目しており、野村総合研究所(4307)の中期計画達成に向けた取り組みにも期待している。 【8:45】寄り前気配はユニプレス、奥村組、東芝、第一生命が高い気配値  主力株の寄り前気配では、ユニプレス(5949) +7.14%、奥村組(1833) +5.31%、東芝(6502) +4.11%、第一生命(8750) +3.95%、上組(9364) +3.90%、三浦工(6005) +3.35%、イズミ(8273) +2.99%、コメリ(8218) +2.57%、ゼオン(4205) +2.53%、東海カ(5301) +2.44%などが高い気配値。  一方、セイノーHD(9076)-14.05%、日清粉G(2002)-10.37%、アルフレッサ (2784) -8.78%、ニフコ(7988) -8.03%、エア・ウォー (4088) -7.29%、日梱包(9072) -7.24%、三住トラスト(8309) -6.25%、七十七(8341) -6.19%、東邦HD(8129) -5.95%、クレセゾン(8253) -5.39%などが安い気配値となっている。
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