前場コメント No.7 日産化学、デンソー、イワキポンプ、花王、コーセーなど

2017/12/01(金) 11:30
★9:14  日産化学-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 19.3期までの成長を織り込んだ水準
 日産化学工業<4021.T>が8日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、株価は来19.3期までの利益成長を織り込んだ水準とみて、投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は3600円→4530円と引き上げた。
 エクイティストーリーは従来の「機能性材料と農業化学品の安定的な成長が続く一方で先行投資による固定費が増え、材料は好悪きっ抗」で変わりないとしたが、半導体材料の出荷好調が続いており、業績予想を若干上方修正。8月末から現在まで株価は22%上昇(11月29日終値)。この間コンセンサスEPS予想は3%の上昇にとどまり、PERが18%上昇した。バリュエーション上昇の要因は、半導体など顧客企業の稼働の高まりで、利益成長への期待が高まったためと考えられる。しかし、株価はすでに来19.3期業績を織り込んでいると判断。

★9:17  デンソー-大和が目標株価引き上げ 好材料続く可能性もある程度織り込み済みか
 デンソー<6902.T>が小安い。大和証券では、好材料続く可能性も株価にある程度織り込み済みかとコメント。投資判断「3(中立)」を継続も、目標株価は4500円→6700円と引き上げた。
 説明会、取材を経て、大和の来19.3期利益予想を増額。来期は利益率悪化要因も散見されるが、マネジメントの自信も考慮。ポジティブなニュースフローが続く可能性はあるが、ある程度織り込み済みとの見方を示した。

★9:18  三菱UFJ-大和が目標株価引き上げ 2017年度利益は計画比上振れへ
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>が8日続伸。大和証券では、2017年度利益は計画比上振れへとコメント。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を800円→850円と引き上げた。
 2017年度上期の連結中間純利益は、銀行目標を大幅に上回る着地。2017年度通期の連結純利益も目標を上回る1兆1000億円を予想、足元の利益モメンタムは非常に強く、短期的に株価出遅れ修正を期待。

★9:20  イワキポンプ-エースが「強気」継続 会社側も18.3期業績予想を上方修正
 イワキポンプ<6237.T>が続伸。エース経済研究所では、会社側も今18.3期業績予想を上方修正。投資判断「強気」、目標株価3750円を継続した。
 エースでは8月のレポートで、売上高265億円→268億円、経常利益19.7億円→22億円に上方修正したが、会社側も11月10日に上方修正を発表。主力のマグネットポンプや定量ポンプが堅調で、半導体向けに空気駆動ポンプが大幅に伸長。32%営業増益を達成。下半期も順調に推移しているもようであり、計画はクリアできる見通し。配当政策は、連結配当性向30%が基本と注目。

★9:23  花王-JPモルガンが目標株価引き上げ ダメな化粧品事業に明るい兆し
 花王<4452.T>が4日続伸。JPモルガン証券では、怒涛のベストコスメ受賞で「ダメな化粧品事業に明るい兆し」と注目。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を7500円→8900円と引き上げた。
 同社の4Qでの化粧品事業の巻き返しへの意気込みは相当のものとし、日本の化粧品雑誌大手3誌における2017年後半ベストコスメ賞を「エストザローション」が総なめにした。危機感がブレークスルーにつながった一例と指摘。経営陣は固定費構造の余地を認識しており、売上モメンタムの好転は追い風であるとした。

★9:23  コーセー-JPモルガンが目標株価引き上げ Best of Japan銘柄に昇格
 コーセー<4922.T>が反発。JPモルガン証券では、目利き力と迅速な経営判断を評価。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を17600円→21000円と引き上げた。
 中国と米国でのプレゼンス強化が日本の化粧品企業のグローバル化を推進する要件であるが、それを見事に成功させているのが同社と評価。足かせとなる負の遺産も課題を抱える事業もなく、今の事業活動が純増をもたらしている。2018年の投資戦略を鑑み、Best of Japan銘柄に加えるとした。


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