前場コメント No.8 日立建機、東ソー、チノー、テーオーシー、古河電気工業など

2017/12/06(水) 11:30
★9:23  日立建機-大和が目標株価引き上げ 需要回復期に過去ピークの収益性に戻れるか
 日立建機<6305.T>が3日続落。大和証券では、需要回復期に過去ピークの収益性に戻れるか、注目。投資判断「3(中立)」を継続も、目標株価は2500円→3800円と引き上げた。営業利益は今期・来期とも大幅増益予想だが、ピーク更新はまだ先の見込み。マイニング本体事業や日本および欧州市場での収益性改善が焦点とした。

★9:27  カルナバイオ-CSが目標株価引き下げ 黒字転換は1年後ズレとの見方
 カルナバイオサイエンス<4572.T>が反落。クレディ・スイス証券では、黒字転換は1年後ズレと想定。投資評価「NEUTRAL」を継続、目標株価は1500円→1300円と引き下げた。
 同社の通期計画の下方修正に伴い、今17.12期の業績予想を下方修正。今期に予定されていた、Sierra Oncologyに導出したCDC7阻害剤AS-141の開発に伴うマイルストーン金の受領が来期に持ち越されることと、創薬支援事業の売り上げが前年比横ばいで推移する見込みであることを考慮したもの。今期に重要なイベントはないが、来期のAS-141の進ちょくに注目。

★9:29  東ソー-JPモルガンが目標株価引き上げ 割安感は際立つも強弱材料が混在
 東ソー<4042.T>が3日ぶり反発。JPモルガン証券では、割安感は際立つも強弱材料が混在しているとみて、投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は2480円→2690円と引き上げた。
 2Q決算後の取材を経て、業績予想を修正。想定以上に強含むMDI市況を背景に、今期業績は会社計画および市場想定を上回る進ちょくになる見込み。ただし。MDIは年明け以降、需給緩和リスクが高く、まずはその下落幅を見極める必要があると指摘した。影響が軽微であれば、割安感から再評価の余地があるとの見方を示した。アップサイドカタリストは苛性ソーダの値上げ。

★9:29  チノー-3日ぶり大幅反発 中国でEV生産好調 社長「計測システム技術生かせる」
 チノー<6850.T>が3日ぶり大幅反発。6日付の日経新聞朝刊で、同社の豊田三喜社長が中国で電気自動車(EV)の生産が好調となっていることについて「EVなどのバッテリー素材の製造には温度管理が必要で、チノーが手掛ける計測システムの技術が生かせる」とコメントしたと報じられ、材料視されている。
 同社は2次電池専門の営業チームを中国に置くなど需要取り込みを狙うという。今後の業績拡大への期待から株価は上昇している。

★9:30  テーオーシー-急騰 自己株式2000万株を立会外で取得へ 総額184億円
 テーオーシー<8841.T>が急騰。同社は5日に、自己株式2000万株(上限)を1株につき920円で取得すると発表した。取得総額は184億円(上限)で、上限2000万株を取得した場合の発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合は16.38%となる。
 6日午前8時45分の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)において買い付けの委託を行い、取引終了後に取引結果を公表するとしている。

★9:33  古河電気工業-みずほが目標株価引き上げ 21.3期の経営目標値を2年前倒し達成へ
 古河電気工業<5801.T>が4日続落。みずほ証券では、21.3期の経営目標値を2年前倒し達成へとコメント。投資判断「中立」を継続も、目標株価は6000円→6500円と引き上げた。
 情報通信ソリューションの減額修正から、株価は調整中。デジタルコヒーレント関連製品の在庫調整は今18.3期いっぱいで終了するとみられる。一方、北米顧客向け光ケーブル出荷の一時的な減少は、北米通信業界再編等の影響と同社のコメントだが、詳細が明らかにされていないため、不透明感が残る。来19.3期営業利益予想は500億円を見込み、21.3期の経営目標値を2年前倒し達成できるとみるとしたが、投資判断を引き上げるほどの上値余地はないと判断。


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