前場コメント No.8 丸文、ミクシィ、クラレ、富士フイルム、アイシン精機など

2017/12/07(木) 11:31
★9:28  丸文-反発 欧州の半導体・電子部品市場に本格参入
 丸文<7537.T>が反発。7日付の日刊工業新聞で、同社が欧州の半導体・電子部品市場に本格参入すると報じられた。
 2~3年をめどにドイツに営業拠点を開設するという。欧州地域に進出する日系の自動車メーカーや電機・電子部品メーカーに訴求するとされる。またハンガリーの丸文アローヨーロッパに、投融資機能や顧客サポート機能を付与することも検討するもよう。2~3年以内に欧州地域の売上高を2017年度見込み比5倍の100億円に引き上げる考えとしている。今後の収益貢献が期待され、株価は上昇している。

★9:31  ミクシィ-大和が目標株価引き下げ ガイダンス超過確度は高いが成長ビジョンはまだ
 ミクシィ<2121.T>が3日続伸。大和証券では、ガイダンス超過確度は高いが成長ビジョンはまだとして、投資判断「3(中立)」を継続した。目標株価は6050円→5790円と引き下げた。取材を踏まえ、大和業績予想を修正。「モンスターストライク」を中心とした業績推移が続くと見込まれるとした。

★9:33  クラレ-大和が目標株価引き上げ ビニルアセテート中核に順調だが割安感は小さい
 クラレ<3405.T>が4日ぶり反発。大和証券では、ビニルアセテート中核に順調だが、割安感は小さいとして、投資判断「3(中立)」を継続した。目標株価は1830円→2300円と引き上げた。
 高シェア・高収益のエバール、水溶性ポバールフィルムの好調は続いている。大和予想は微調整。来期以降は年率6~7%の営業利益成長を予想。活性炭メーカー買収による利益貢献は当面は限定的との見方を示した。

★9:35  NTN-4日続落 最高裁判所が独占禁止法違反事件に係る上告を棄却
 NTN<6472.T>が4日続落。同社は6日に、独占禁止法違反被告事件の上告審で、最高裁判所より、同社の上告を棄却する旨の決定がなされ、本日送達を受けたと発表した。
 同社は、検察官の公訴事実、第1審および控訴審判決の事実認定が同社の認識と異なるものであったことから、第1審・控訴審・上告審において一貫して事実関係およびその法的解釈を争ってきた。同社としては、この決定の内容は遺憾ではあるが、結果を受け入れざるを得ないと考えるとしている。

★9:37  富士フイルム-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 株価は動きにくい展開
 富士フイルムホールディングス<4901.T>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、株価上昇のカタリストは乏しい状況が続き、株価は動きにくい展開とみて、投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は4600円→4900円と引き上げた。
 デジタルカメラの損益改善やチェキの成長は継続。メディカルシステムは内視鏡や超音波診断機器などが堅調。今後、業績は会社計画を上振れる傾向で推移すると予想するものの、すでに市場には織り込み済みと考え、当面株価上昇のカタリストはない状況。また、ROE改善のスピードが遅いことを考えると、中期経営計画「VISION2019」で掲げるターゲットROEの20.3期:7.3%、21.3期:8.0%のハードルは高く、株価の本格的な上昇にはROE改善に向けた取り組みの加速が必要との見方を示した。

★9:41  アイシン精機-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 追加増強策の投資効率に注目
 アイシン精機<7259.T>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、AT需要大幅増に伴う追加増強策の投資効率に注目するとし、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は6900円→6700円と引き下げた。
 「ATのけん引による強いトップライン成長」というエクイティストーリー自体に変更はなし。むしろ、AT生産台数は従来想定を上回る基調での拡販が見込まれる。ただし、増産対応費用も従来想定を上回る可能性が高まっており、能力増強に向けた投資効率を見極める必要がある。営業利益予想は来19.3期以降を下方修正するものの、来19.3期を見据えると割安感があると指摘。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,068.35 -1011.35
TOPIX 2,626.32 -51.13
グロース250 638.74 -21.13
NYダウ 37,986.40 +211.02
ナスダック総合 15,282.01 -319.49
ドル/円 154.42 -0.22
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ