米オラクル－大幅下落　クラウド部門の成長鈍化を嫌気

12月15日　 終値　前日比　前日比（％） ---------------------------------- ORCL 　 48.30 -1.89 -3.77％ 　 　　 　 　　 　12月15日の取引で米ソフトウェア大手オラクル（NYSE：ORCL）の株価が大幅に下落した。同社が14日の取引時間終了後に発表した2018年度第2四半期（9-11月期）決算は、売上高と利益が市場予想を上回った。しかし、クラウド部門の売上高が市場予想を下回ったほか、同部門の第3四半期の成長率見通しも市場予想を下回った。アナリストの目標株価引き下げも相次ぎ、株価は前日比1.89ドル安（-3.77％）と大幅に下落した。 　オラクルの第2四半期決算は、売上高が前年同期比6％増の96億2100万ドルと市場予想の95億6600万ドルを上回った。純利益は10％増の22億3300万ドル、調整後一株当たり利益は0.70ドルとなり市場予想の0.68ドルを上回った。 　部門別売上高は、クラウド部門が44％増の15億1900万ドルとなったが、市場予想の15億ドル6000万ドルを下回った。企業の自社運用ソフトウェア・ライセンス部門は3％増の63億600万ドル、ハードウェア部門が7％減の9億4000万ドルとなった。 　会社側は、第3四半期のクラウド部門の伸びを市場予想を下回る21-25％とし、第2四半期の44％増から伸び率が大きく鈍化する見通しを示した。